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梅々

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カテゴリー「土沖 小ネタ」の記事一覧

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通販更新しました。

拍手ありがとうございますー!

あと、通販をやっと更新しました。大変遅くなってしまいすみませんでした。
残部少のものは代替5部以下の物ですー。
通販ページにも書きましたが、メール便のあと何を使うかはまだ検討中です。





では大変遅くなった上に短くて申し訳ないですが、土方からの告白。
R15くらいです。





繋がりを解けば、総悟はあっと小さくあえいで切なげに眉を寄せた。
上体を起こし、無防備に膝を立てたままの総悟の足の間を見やる。薄闇の中、口を開けたままの穴はひくひくと疼き、余韻に浸っている。中々蠱惑的な景色だが既に三回も致している。総悟の体もこうも続け様では辛いだろう。
使用済みの避妊具の口を閉じゴミ箱へ放り、総悟の隣に横たわる。
すると、力なくだが入れ違うように総悟は上体を起こした。
「どうした?」
「どうしたって、部屋に、帰るんでさ」
未だ吐息は甘く掠れているというのに、気丈に振る舞い下着と寝着に手を伸ばす。
こいつは、総悟はいつもこうなのだ。
呼べば文句も言わず部屋へ来る。腕の中に大人しく包まれる。昼間の総悟とは別人のように、俺に身を委ねる。
けれど行為が終われば何もなかったふりをしてそそくさと部屋へ戻るのだ。立つことすら辛いくせに、膝が笑っているくせに、頑なに。
いつものように座ったまま下着を履き寝着に袖を通す。帯が見つからないようできょろきょろするので、腕を伸ばしそれを取ってやれば、どうもと素っ気なく言う。
そのくせ指先が触れ合えばぎこちなく体を強ばらせるのだ。
帯も締め、立ち上がる総悟をいつものように見上げていたら途端にやるせなくなった。
手を伸ばし白い袖口から覗く腕を掴む。
筋力がないわけではないが細い腕だ。その細い腕の掴んだ手首よりさらに奥、二の腕の内側に二つ、痕を残したけれど総悟は気づいているのだろうか。
訝しげに振り返った総悟は無言でなんだと問う。
「好きだ」
「……は、」
あからさまに動揺した総悟は、俺から視線を逸らすとちっと舌打ちした。
「アンタ、俺を馬鹿にしてんの」
そのまま俺の手を振り払い立ち上がる。
馬鹿にしているとはどういうことだ。
好きだと告げた、これは本心からだ。
それなのに何故馬鹿にしたと見なされなければならない。
「総悟、」
「俺はそんな風に言えば落ちる、アンタの周りにいる女とは違う」
そう言い捨てぱしんと音を立て障子を閉め、部屋から去っていってしまう。
なんでそんなに怒ってんだよ、これが、例えば初めて抱いたときだったならまだ分からなくもないがなんでいまさら、なんで。
本心だというのに。

拍手[8回]

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春の宵

拍手ありがとうございます!
〆切と旅行等予定とがブッキングしすぎててそろそろ悪夢を見そうです。
表紙はできてるけど中身ができてない個人誌、無事でるのか。





鼻先をくすぐる風は春の匂いがした。
まだ寒いというのに、もう別れの季節でそこら辺を歩けば柔らかな色の花が蕾を付け、或いは咲き始めている。
春なのだ。別れと出会いの季節。
後少しで、俺も、この人とはお別れだ。
そう、俺が実感し始めた頃から、土方さんは寝るときにきつく俺を抱きしめるようになった。二人きりの、高校の寮の一室。四月になれば此処は母校になり思い出の場所に早変わり、俺の居場所はなくなる。
土方さんは国立の大学へ通うから上京するし、俺も働き口が見つかったから地元へ戻って、離れ離れになる。
今生の別れ、とまでは言わないけれどもしかしたらそうなるかもしれないし、会えたとしても数えるほどだろう。
だから、俺は別れたいといったのに土方さんは首を縦に振ってくれない。
大学は共学だしここのような閉鎖的な場所ではないから、いい女なんていっぱいいる。土方さんは俺みたいに元から男しか駄目なわけじゃないから、きっと、気になる人もできるのだ。
そのとき心変わりして終わるぐらいなら、今終わってくれたほうがずっといい。なんて、考えてることを知っていて、だからこそ土方さんは頷いてくれないのだ。
「……総悟」
僅かに開けたままの窓から雨音が忍び入る。
「なんですかィ」
「俺は、おまえさえいてくれりゃいいんだ。変なこと考えるな」
頭を撫でながら、そんな風に言ってくれる。
俺は、その言葉があれば何もいらないから。
惨めになる前に切り捨てて。

拍手[9回]

バレンタインをハロウィンと言い間違える

「土方さん、義理チョコあげやす」
もう少し素直になればいい、とたまに思うことがあった。けれど、こういうときに限って素直なのもいかがなものだろうかと、青い包みの小さな箱を眺め思う。
「万事屋にやればいいだろ」
こいつがあの銀髪に心奪われているのを知っている。真新しい、そして珍しいものに対する好奇心でしかなく、きっとすぐに褪せる思いだ。俺は、そう信じている。
「どんな顔して渡せって言うんでさ」
書類から視線をはなし総悟を見やる。チョコを突き出したまま泣きだすんじゃないかと思うような顔をしている。
その表情で渡せば、情け程度はもらえるんじゃねぇの。なんて嫌味を言いそうになってのみこむ。泣きたいのはこっちだ。
「……ありがとな」
義理でも何でも、こうして普通に渡されることは嬉しい。
受け取った瞬間、柔らかな微笑を浮かべたその表情に、俺は何度目かの恋をしてそして勝手に失恋する。







バレンタインでお菓子作りをする妹等を横目にモブ沖の編集していたら私もお菓子作りに駆り出されました。朝勤四連勤終わったので〆切地獄へ驀。

拍手[5回]

不都合

今日はサークルの追い込んだったんですが、具合悪くなってしまいました……。バイトで睡眠不足だったのかな。申し訳ないことをしました。







「おまえ、また万事屋行くのか」
小言に顔を上げると不機嫌そうな顔を土方さんはしていた。いったい誰に聞いたのだろう、なんて情報源は一人しかいなのだけれど。
「偵察でさァ」
「嘘付け」
ますます眉間にしわが寄る。
見慣れた顔から目をそらしとんとんとブーツのつま先を地面に当てて玄関の戸を開ける。
「別になにも情報漏らしたりしやせんよ」
「そういう問題じゃねぇ」
なんていつもいうけれど、ならばどういう問題なのだろう。聞いても答えやしないけれど。
俺とあの人が会うことで土方さんにどんな不都合があるのだろうか。俺にあの人を会わせたくないのか、あの人に俺を会わせたくないのか。
いずれにせよ土方さんが俺を好きだとかなけではないのだ。それなら旦那に横恋慕か。
婚約者がいるくせに。

拍手[5回]

西南西

豆をまいたらまき返されて、豆が襟足から中に入っていった。上から手を伸ばすもその拍子に下へ豆は落ちて、帯の上ぐらいにあるようだ。
「もー土方さんのせいで気持ち悪いでさ」
「元はといえばお前の所為だろ」
土方さんも似たようなものなのだろう、帯を緩めた途端パラパラと畳に豆が落ちる。
それを何の気なしに眺めていれば、土方さんがぐいと腕を引っ張り、俺を腕の中に閉じこめる。
「豆、とってやるよ」
そういって唇が落ちる。項に吸いついて離れて、またその少し下をちゅっと啄む。
こそばゆさに身をよじると襟首を掴んで合わせを乱し、背骨に沿って唇は下る。
「ちょっと、誰が服の内って言いやしたか。鬼は外へ行ってくだせぇ」
「つれねぇなァ」
笑いを含んだ吐息がこそばゆくて笑うと、土方さんの膝の上に後ろ向きで座らされた。
「そんなんじゃどっかにいっちまう」
「おまえが身じろぐからな」
あんたの所為だろと、言おうとした口からは媚びたような息がこぼれ落ちた。
「あんたが悪いんでさ。もっと、下」
焦れったさに白旗を上げると漸く、唇を奪われた。




拍手ありがとうございます!
今日は豆まきも太巻きを無言で食べるのもやりました。お昼も夜も食べ過ぎました。明日バイトだから早く寝たいけど、寝付けるか不安です。



以下、拍手お返事です。





くるみ様。
お祝いの言葉&リクエストありがとうございます!(´▽`)
いつも見てくださっているとのことで、とてもありがたく思うと同時に更新が少なく申し訳なく思います。ネタが浮かんだらなるべく書いていくようにしたいです…!

そして、リクエストもありがとうございます。「私の推す土沖の告白シーン、土→沖と土←沖」、楽しく書かせていただきたいと思います!あれもこれもと迷ってしまう、楽しいお題で書くのが楽しみです。

最後になりましたが、卒業についてもお祝いの言葉をありがとうございます…!春から社会人ですが、アニメ化と土沖を胸に頑張っていきたいです!

それでは、書き上がるまで少々お待ちください。

拍手[8回]

  

祝☆映画化

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