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梅々

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カテゴリー「土沖 小ネタ」の記事一覧

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密室

拍手ありがとうございます!
昨日は江ノ島、鎌倉に遊びに行きました。花の季節ではなくまた天気も微妙だったのであまり人がいなくてよかったです。青青とした草木と曖昧な色をした空と海とのコントラストが綺麗でした。
今日はぐだぐだ実況動画見ながら報告書書いてました。一週間頑張るぞ!





ワンドロに参加したい!という小ネタ。

「密室」



薄暗い中、携帯の画面を見ながら土方さんは何度目かわからない舌打ちをした。
見るからに不機嫌で、からかっても邪険に扱われるのだろうと思うと話しかける気はおきない。
というかそれ以前に、話す気はさらさらないのだけれど。
助けは向かっているようだが携帯が通じず、急ぎの仕事がある土方さんはそれで苛立っているようだ。
その上ここの場所が場所。
なんたってラブホのエレベーターの中、閉じこめられている。
笑うしかないような状況、これで二人がアツアツラブラブのカップルとかならばエレベーター内の空気も冷え切っておらず後の笑い話にもしやすいのだけど。
別れ話をした後の、この密室はさすがの俺も気まずさを感じる。
ただ一方的に振った振られたではなく互いに別れた方がいいという見解が一致しての別れ話だったから、そこまでどん底まで気まずいというわけではない。
体育座りをして膝に頭を乗せうとうとしていると、俺の携帯の着信音がエレベーター内に鳴り響いた。
「もしもし?」
『沖田君?おれおれ』
「あぁ旦那」
名を呼ぶと土方さんがじとりと睨んできた。そういえば別れ話の中に旦那の話も出てきた。おまえまるであいつと付き合ってるみてぇだろ、言われて考えてみたが何のことかわからなかった。
『いま暇?甘味処行くんだけどさ』
「いまは暇なんですけど、行けやせん」
『なんで?暇なのに?』
「エレベーターに閉じこめられてんでさ」
言った途端大爆笑されて耳がきーんとした。そんな俺を横目で見て、それからはっと何かに気づいた土方さんが俺の手から携帯を奪う。
「ちょっと、土方さん?」
『え、おおぐ……』
旦那の声が途中で切れる。ツーツーと音がしたと思いきや土方さんはどこかに電話をかけて、指示をし始める。相手は山崎かそこらか。
そういえば土方さんの携帯は繋がってなかったなと、床にほっぽりだされた土方さんの携帯を拾う。
徐に待ち受けをみてみると、待ち受けには俺がいた。

拍手[13回]

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プレゼントなし

拍手ありがとうございます!

昨日はスパコミお疲れさまでした!買い物だけして帰って来ちゃいましたが楽しかったです。
戦利品は明日読むんだ。

そして改めて土方さんお誕生日おめでとうございます!
末永く沖田とおしあわせに。





小ネタになってしまったがとしたん!不倫臭。遠距離でも可。










夢現に頬を撫でられるのを感じた。
立夏も間近な春の宵だというのに冷たい指先に頬をすり寄せる。
会えるわけがないと知っているから、これは夢だとわかる。だから素直に頬を包むすれをきゅっと握りしめた。
そうしてから、はっと気づく。
煙草のにおい、確かな温度、傍にいる気配。
夢ではないと確信して瞼を開ければ、想像通り土方さんが俺の枕元にいた。
「総悟」
「……土方さん」
今日は会えないと思っていたのに。
上体を起こして視線の高さを合わせる。ベッド脇に膝をついた土方さんはふと口角をあげる。
会えたことがうれしい。
でもまず、今日しか使えない魔法を宿した言葉を。
「誕生日おめでとうございやす」
「ありがとう」
嬉しそうに目を細めるものだから、顔にはでていないけど俺も、嬉しくなって胸がどきどきする。
会えないと思ってた、直接いえないと思ってた。
土方さんとおつき合いはしているけどそれは誰にも秘密で、お祝いも公然とはできなくて、クリスマスも誕生日も、当日に傍にいられた覚えはない。
なのにどうして、と問いかけるより早く視線に気づいた土方さんが答えてくれる。
「どうしても直接言ってほしくて、抜けてきた。だからすぐ帰らなきゃなんねぇ」
手を伸ばせば当たり前のように抱きしめてくれる。胸に顔を埋めれば、いつも通り土方さんのにおいがする。
「ありがとうございやす」
「なんておまえが礼言うんだよ」
俺には会いたくても会いに行けないから、会いに来てくれてことが何よりも大事なことなのだ。
それを素直に言えなくて、なんでもないと首を振った。

拍手[5回]

お熱

たくさんの拍手ありがとうございます(´▽`)

明日はスパコミですね!カタログ事前に買えなくてテンションさがってますがバスの始発でいってきます!今回はカタログ買わなくていいかな……。カタログ?パンフ?通称はどちらなの?
来週からワンドロ参加したーい!
という小話。







元から面構えはいいので、それが熱で火照り眼差しが潤んでいるとぞくっとくるものがある。
なんて、不純なことを思っていれば彼はこほこほと咳こんだ。
「大丈夫か」
「しにそう」
瞼を閉じて荒い息をする。
その様が妙に艶めかしく見えて末期だと思う。
「薬持ってくる」
邪な考えを一服して諫めようと立ち上がる、俺の袖を総悟が掴んだ。
「いかねぇで」
だから、どうしておまえはこういうタイミングで。

拍手[9回]

恋の終わり

拍手ありがとうございます!
明日がんばったらおばあちゃんちへ行きます~ヾ(o´∀`o)ノ





宥めようと寄る唇を、掌で受け止める。キスを阻まれた土方さんは険のある眼差しを至近距離で向けた。
「そんなもんに絆されると思ってるんですか」
目を見つめて問えば、静かに土方さんは元の位置へ戻る。
「思ったから、するんだろ」
「アンタ自惚れすぎでさァ。もうアンタのこと、そんなに」
好きじゃない。
言い切ったあと目眩がした。言葉にした瞬間、目の前がぐらぐらして少し酔う。
あんなに好きだったのに。
あんなに、恋い焦がれたのに。
さめざめとしたこの心はなんなんだろうか。

拍手[3回]

憧れ

拍手ありがとうございます!

月曜はジャンプがでるのだけが救い。  
お弁当のためだけの五時半起きはきつい。






春の、暖かくも強い風にばさばさとはためいたのは、隣に立つ男の、後ろに一つに束ねた黒い髪だ。
向かい風に後ろに靡く、その黒い髪は純粋に美しいと思う。
じいっと眺めていれば振り向いたものだから、なるべく自然であるように視線を逸らす。
「どうした」
「いえ」
腰の刀が重い。まだまともに使ったことのないこれを持て余している。それと同時に、胸の中にある不思議な思いも、持て余している。
この男をみるとじんわり胸に染み渡る、形容できない気持ち。それがどういう類のものなのか判別がつかなくて、宙ぶらりんだ。
「行くぞ」
昔とは違って触れたいと思うあの長い漆黒の髪に、気安く触れられないのがひどくもどかしい。

拍手[4回]

  

祝☆映画化

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