梅々
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憧れ
- 2015/04/20 (Mon) |
- 土沖 小ネタ |
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月曜はジャンプがでるのだけが救い。
お弁当のためだけの五時半起きはきつい。
春の、暖かくも強い風にばさばさとはためいたのは、隣に立つ男の、後ろに一つに束ねた黒い髪だ。
向かい風に後ろに靡く、その黒い髪は純粋に美しいと思う。
じいっと眺めていれば振り向いたものだから、なるべく自然であるように視線を逸らす。
「どうした」
「いえ」
腰の刀が重い。まだまともに使ったことのないこれを持て余している。それと同時に、胸の中にある不思議な思いも、持て余している。
この男をみるとじんわり胸に染み渡る、形容できない気持ち。それがどういう類のものなのか判別がつかなくて、宙ぶらりんだ。
「行くぞ」
昔とは違って触れたいと思うあの長い漆黒の髪に、気安く触れられないのがひどくもどかしい。
月曜はジャンプがでるのだけが救い。
お弁当のためだけの五時半起きはきつい。
春の、暖かくも強い風にばさばさとはためいたのは、隣に立つ男の、後ろに一つに束ねた黒い髪だ。
向かい風に後ろに靡く、その黒い髪は純粋に美しいと思う。
じいっと眺めていれば振り向いたものだから、なるべく自然であるように視線を逸らす。
「どうした」
「いえ」
腰の刀が重い。まだまともに使ったことのないこれを持て余している。それと同時に、胸の中にある不思議な思いも、持て余している。
この男をみるとじんわり胸に染み渡る、形容できない気持ち。それがどういう類のものなのか判別がつかなくて、宙ぶらりんだ。
「行くぞ」
昔とは違って触れたいと思うあの長い漆黒の髪に、気安く触れられないのがひどくもどかしい。
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