梅々
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お久しぶりです!
- 2020/02/03 (Mon) |
- 土沖 |
- Edit |
- ▲Top
お久しぶりです。二年半ぶりの更新ですね…。
ツイッターは毎日開いているのですがブログはかなり放置プレイしてました。中々いい放置プレイっぷりでしたね。
昔母が生活が充実すると日記かく暇がないから書かなくなると言っていたんですが、マジでそうだなと思いつつ近況報告をしますと実家を出て同棲してから結婚して銀魂は終わり家を買い経産婦になりました。
前回の更新時の自分には結婚まではなんとなく読めてたけどそれ以降は読めていなかったろうという怒濤の展開です。本当にな。
産後二ヶ月ではありますが五月には社会復帰予定なのでなんとも言えませんがぼちぼち更新したい。土沖書きたい欲はめらめらしているので更新したいな…余裕があるといいな…。
出産の経験をいかして沖田を経産婦にしたい。
という小ネタ。数年ぶりに書くのでガクブル
「できたみたいなんですけど」
と言いながら突きつけられたものを見れば何が? と問わずともわかる。
わかったのだが、混乱した俺の口から漏れでたのは何が?との問いかけで、それを受けた奴は可哀想なものを見る目をした。
わかってる。阿呆な発言をした。
「なにがってこども」
「こども」
淡々と告げられるものだから、確認して噛み締めるように繰り返すと益々形の綺麗な眉が寄せられる。性別問わず顔はお前に似てほしい。頭と口の悪さは似ないでほしい。しかしながら似ないでほしいところが似るものだと、学生時代ストーキングした果てに嫁をゲットして子どもも生まれた友人は言っていた。
こども。
誰の子だと聞くまでもなく、こいつは俺以外の肌を知らない。なんて断言できるほど独占欲の強い自覚のある俺が、その腹にいるという子ども相手にいずれなんかしらの嫉妬を抱かずにいられるのだろうか。
余所事しつつも漸く噛み締めだした俺がなにも言葉を発しないのを勘違いしたのだろうか、険のある眼差しが揺らいでハッとした。
「とりあえずこっち来て座れ」
恐る恐る近づいてきて、ほんの少しだけ間を空けてソファに腰かけた総子の手から妊娠検査薬を奪う。
線が出たら陽性のそれには、しっかりと赤い線が出ている。
「思ったより早くできたな」
「……子どもできたの、迷惑じゃねぇの」
「迷惑だと思ってたら避妊しねぇでヤんねぇよ」
それも覚えたての学生のように、毎日のように。
入籍から一年も経っていないのでまだまだ独り占めしたい気持ちはあるがそんなこと恥ずかしくて言えるわけもない。
「明日一緒に病院行こう」
言いながら今はまだ薄い腹部を撫でると俺を見つめる澄んだ瞳が揺れた。
「仕事は?」
「そんなん休む」
「休むの?アンタが?」
珍しく吃驚した顔をされる。
「俺をなんだと思ってんだよ」
「仕事の鬼」
なんだそれはといつものように頭を軽く叩こうとして、そういえばこいつは妊婦になったのだと手を止める。
中途半端に上がった手を見て、総子はくすりと綺麗な笑みを浮かべた。
「アンタ過保護になりそうだなぁ」
「娘だったらそうかもな」
そうじゃなくて妊娠中の私に対してだと呆れたように呟いた唇をそっと塞いだ。
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