梅々
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密室
- 2015/05/17 (Sun) |
- 土沖 小ネタ |
- CM(0) |
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拍手ありがとうございます!
昨日は江ノ島、鎌倉に遊びに行きました。花の季節ではなくまた天気も微妙だったのであまり人がいなくてよかったです。青青とした草木と曖昧な色をした空と海とのコントラストが綺麗でした。
今日はぐだぐだ実況動画見ながら報告書書いてました。一週間頑張るぞ!
ワンドロに参加したい!という小ネタ。
「密室」
薄暗い中、携帯の画面を見ながら土方さんは何度目かわからない舌打ちをした。
見るからに不機嫌で、からかっても邪険に扱われるのだろうと思うと話しかける気はおきない。
というかそれ以前に、話す気はさらさらないのだけれど。
助けは向かっているようだが携帯が通じず、急ぎの仕事がある土方さんはそれで苛立っているようだ。
その上ここの場所が場所。
なんたってラブホのエレベーターの中、閉じこめられている。
笑うしかないような状況、これで二人がアツアツラブラブのカップルとかならばエレベーター内の空気も冷え切っておらず後の笑い話にもしやすいのだけど。
別れ話をした後の、この密室はさすがの俺も気まずさを感じる。
ただ一方的に振った振られたではなく互いに別れた方がいいという見解が一致しての別れ話だったから、そこまでどん底まで気まずいというわけではない。
体育座りをして膝に頭を乗せうとうとしていると、俺の携帯の着信音がエレベーター内に鳴り響いた。
「もしもし?」
『沖田君?おれおれ』
「あぁ旦那」
名を呼ぶと土方さんがじとりと睨んできた。そういえば別れ話の中に旦那の話も出てきた。おまえまるであいつと付き合ってるみてぇだろ、言われて考えてみたが何のことかわからなかった。
『いま暇?甘味処行くんだけどさ』
「いまは暇なんですけど、行けやせん」
『なんで?暇なのに?』
「エレベーターに閉じこめられてんでさ」
言った途端大爆笑されて耳がきーんとした。そんな俺を横目で見て、それからはっと何かに気づいた土方さんが俺の手から携帯を奪う。
「ちょっと、土方さん?」
『え、おおぐ……』
旦那の声が途中で切れる。ツーツーと音がしたと思いきや土方さんはどこかに電話をかけて、指示をし始める。相手は山崎かそこらか。
そういえば土方さんの携帯は繋がってなかったなと、床にほっぽりだされた土方さんの携帯を拾う。
徐に待ち受けをみてみると、待ち受けには俺がいた。
昨日は江ノ島、鎌倉に遊びに行きました。花の季節ではなくまた天気も微妙だったのであまり人がいなくてよかったです。青青とした草木と曖昧な色をした空と海とのコントラストが綺麗でした。
今日はぐだぐだ実況動画見ながら報告書書いてました。一週間頑張るぞ!
ワンドロに参加したい!という小ネタ。
「密室」
薄暗い中、携帯の画面を見ながら土方さんは何度目かわからない舌打ちをした。
見るからに不機嫌で、からかっても邪険に扱われるのだろうと思うと話しかける気はおきない。
というかそれ以前に、話す気はさらさらないのだけれど。
助けは向かっているようだが携帯が通じず、急ぎの仕事がある土方さんはそれで苛立っているようだ。
その上ここの場所が場所。
なんたってラブホのエレベーターの中、閉じこめられている。
笑うしかないような状況、これで二人がアツアツラブラブのカップルとかならばエレベーター内の空気も冷え切っておらず後の笑い話にもしやすいのだけど。
別れ話をした後の、この密室はさすがの俺も気まずさを感じる。
ただ一方的に振った振られたではなく互いに別れた方がいいという見解が一致しての別れ話だったから、そこまでどん底まで気まずいというわけではない。
体育座りをして膝に頭を乗せうとうとしていると、俺の携帯の着信音がエレベーター内に鳴り響いた。
「もしもし?」
『沖田君?おれおれ』
「あぁ旦那」
名を呼ぶと土方さんがじとりと睨んできた。そういえば別れ話の中に旦那の話も出てきた。おまえまるであいつと付き合ってるみてぇだろ、言われて考えてみたが何のことかわからなかった。
『いま暇?甘味処行くんだけどさ』
「いまは暇なんですけど、行けやせん」
『なんで?暇なのに?』
「エレベーターに閉じこめられてんでさ」
言った途端大爆笑されて耳がきーんとした。そんな俺を横目で見て、それからはっと何かに気づいた土方さんが俺の手から携帯を奪う。
「ちょっと、土方さん?」
『え、おおぐ……』
旦那の声が途中で切れる。ツーツーと音がしたと思いきや土方さんはどこかに電話をかけて、指示をし始める。相手は山崎かそこらか。
そういえば土方さんの携帯は繋がってなかったなと、床にほっぽりだされた土方さんの携帯を拾う。
徐に待ち受けをみてみると、待ち受けには俺がいた。
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