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梅々

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やまぬ咳

拍手ありがとうございます!
咳が一ヶ月程止まないことに気づいて再度病院予約しました。治んないなぁ。
朝布団からでられなくて困ってます。



不治の病にかかった総悟が、治療のために遠くの星へ旅立ってから随分と時が経った。
どれくらい遠いのか、説明を受けたがあまりよくわからなかった。光の早さでも何年もかかる距離。
治療ができるのが先か、病に総悟が倒れるのが先か。どうなっても俺らにはわからない。
奇病だった。
感情が高ぶると瞳の色が変わる。それだけならば問題はないのだ。生活に支障はない。むしろ感情がわかりやすくなって助かるほどだ。
だが、それと同時に、どうも記憶の方も曖昧になっていくようで。
最初は些細なことだった。それが、虫くいのように総悟の記憶に穴をあけていった。
姉の顔がはっきりと思い出せない、その言葉をきいて目眩がした。
忘れられない大事な記憶を病が蝕んで消していく。
見栄いる側が絶えられなくなって、唯一の治療方がある星へ総悟を送ったのだった。
総悟からは度々文が届いた。だいたいは経由した星から出されたもので、今どこにいるのかだとか船内の様子だとか。
他愛のないことが綴られた手紙がこまめに届いていた。
だが、それも次第に間隔をあけないようも簡素になっていき遂に、数年届かなくなった。
何かあったのか、それとも俺のことすら忘れたのか。
何があったのかは知らない。それは、向こうにしても同じことだ。
もう帰る場所がないのだと、総悟に伝える術を俺らは持っていない。


この診断メーカーより。



早良の沖田は感情によって虹彩の色が変化する病気です。進行するとひとつひとつ記憶をなくしてゆきます。星のかけらが薬になります。 http://shindanmaker.com/339665

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祝☆映画化

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