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梅々

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カテゴリー「土沖 小ネタ」の記事一覧

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ワンドロ!

こんばんは。
零の紅い蝶実況を全部見終えて満ち足りた気分です。

そして感想をいただき、ありがとうございます!
後日改めてお礼させていただきます。
本日は取り急ぎワンドロ!現ぱろ土沖でモブ風味。
本のネタにしようかなぁとぼんやり考えて流れそうなやつです。








いつものように気持ちいいことをしてお金をもらった後、次の約束を、なんてこれまたいつも通り迫ってくる男を足蹴にしていると、おいと声をかけられた。
ホテルの前のこの道路には俺とおじさんの二人しかいない。と思っていたけれど実際そうではなかったらしい。俺の後ろを見たおじさんが青い顔をして去っていく。
なので振り返れば、おじさんが逃げるのも頷ける、青い制服を身にまとった男がいた。
警察だ。
こんな時間にご苦労なことで、思いながら逃げそびれた俺は大きなため息をつく。
「何をしていた」
「……ご想像の通り」
補導とかですめばいい。捕まるのは流石に嫌だ。
がみがみ何か言われるのだろうか。警察官とかは正義感があって偏見を押しつけてくる人種だからまた嫌みを言われるのだろうか。
そう思い待っているがなにも言われない。
なのでちらり、男に視線を向けると男は驚いた顔をしていた。
整った顔の男は、そうご、と俺の名を呼んだ。
「……俺を知ってるんで?」
誰だと必死に頭を回転させる。寝た男に名前を教えはしないし、警察官に知り合いなんていないし、どれだけ悩んでも心当たりはいない。一方的に知られてるだけではないかと思い始めたら、警察官が口を開いた。
「おまえはもう、忘れちまってるか」
ぽんと、頭に手を置かれる。勝手に触るなと言葉がでる前に、ふと懐かしさを感じて。
「ひじかた、さん……?」
言葉が勝手に出て行ってそれから、はっと全部思い出した。
幼い頃隣に住んでいた人のこと。
俺を可愛がってくれた、兄のような存在のことを。

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京都!

京都旅行行きました。
行きたかった平等院、あだしの念仏寺に行け、あとは上賀茂や比叡山など、京都市街の端っこを攻める旅になりました。比叡山は滋賀だけど。
いろいろなところへ行けて楽しかった!むたあだしの念仏寺行きたいな。






今日のワンドロ「鎖」で健全土+沖








最近総悟が、大事そうに何かを見ていることが多々ある。
たとえば非番の日に縁側で、仕事中にサボってベンチで、手に持った何かを眺めているのだ。その姿を見たのは俺だけではちなく、山崎もなにを見ているのだろうかと首を傾げていた。
姉の遺品だろうかとも思ったが、急にそれを眺めだすようになったきっかけがわからない。命日が近いわけでもなく、部屋の掃除をした様子もない。だから、恐らく違うのだろうと思っているが。
山崎は彼女でもできて、それにもらったものではと邪推していたが女の影もない。
生活自体はなにも変わっていないのだ。

書類を書き上げて肩を鳴らしつつ振り返ると、何をしに来たのかわからないがひとの部屋でごろごろしていた総悟は眠り込んでいた。仕事をしろよと出かけた小言は、久々に目にした寝顔に引っ込んだ。
餓鬼の頃から変わらない寝顔だ。幸せそうに、無垢な顔で眠る総悟の、胸元にある手が何かを握りしめているのに気がついた。指先から覗く金属を、そっととる。
薄汚れたこれはなんだろうか。角張った輪っかの形をしている。見覚えあるようなないような、それをじっと見ていると視線を感じた。
「なぁ、なんだよこれ」
「……なに勝手に見てんでィ」
苛立ったようにというよりかはばつが悪そうに言いながら手を伸ばしてくる。みすみす返すはずもなく、総悟を見やればふてくされたような顔をしていた。
「なんでもいいでしょ。返しなせェ」
「なんでもいいけど気になるんだっての」
「ご想像にお任せしやす」
上体を起こしてまで手を伸ばしてくる。余程大切なものなのかと思っていると、溜め息が聞こえてきた。
「ただの鎖でさァ」
観念したような声色だ。
ただの鎖ならそんなに大事そうにしないだろう。
言いかけて、そういえばと思い出す。
つい先日、こいつに狂言誘拐をされた。そのとき、俺と総悟の首には首輪があって、それを鎖がつないでいた。ちょうど、こんな形の。
「……お前、」
「勘違いしないでくだせェ。次はどんなふうにしようか考えてるだけなんで」
もっと丈夫なのにしないと、ぼやきながら俺の手から鎖の破片を奪い返して、足早に部屋を出る総悟の耳が赤かった。

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京都!

京都旅行行きました。
行きたかった平等院、あだしの念仏寺に行け、あとは上賀茂や比叡山など、京都市街の端っこを攻める旅になりました。比叡山は滋賀だけど。
いろいろなところへ行けて楽しかった!むたあだしの念仏寺行きたいな。






今日のワンドロ「鎖」で健全土+沖








最近総悟が、大事そうに何かを見ていることが多々ある。
たとえば非番の日に縁側で、仕事中にサボってベンチで、手に持った何かを眺めているのだ。その姿を見たのは俺だけではちなく、山崎もなにを見ているのだろうかと首を傾げていた。
姉の遺品だろうかとも思ったが、急にそれを眺めだすようになったきっかけがわからない。命日が近いわけでもなく、部屋の掃除をした様子もない。だから、恐らく違うのだろうと思っているが。
山崎は彼女でもできて、それにもらったものではと邪推していたが女の影もない。
生活自体はなにも変わっていないのだ。

書類を書き上げて肩を鳴らしつつ振り返ると、何をしに来たのかわからないがひとの部屋でごろごろしていた総悟は眠り込んでいた。仕事をしろよと出かけた小言は、久々に目にした寝顔に引っ込んだ。
餓鬼の頃から変わらない寝顔だ。幸せそうに、無垢な顔で眠る総悟の、胸元にある手が何かを握りしめているのに気がついた。指先から覗く金属を、そっととる。
薄汚れたこれはなんだろうか。角張った輪っかの形をしている。見覚えあるようなないような、それをじっと見ていると視線を感じた。
「なぁ、なんだよこれ」
「……なに勝手に見てんでィ」
苛立ったようにというよりかはばつが悪そうに言いながら手を伸ばしてくる。みすみす返すはずもなく、総悟を見やればふてくされたような顔をしていた。
「なんでもいいでしょ。返しなせェ」
「なんでもいいけど気になるんだっての」
「ご想像にお任せしやす」
上体を起こしてまで手を伸ばしてくる。余程大切なものなのかと思っていると、溜め息が聞こえてきた。
「ただの鎖でさァ」
観念したような声色だ。
ただの鎖ならそんなに大事そうにしないだろう。
言いかけて、そういえばと思い出す。
つい先日、こいつに狂言誘拐をされた。そのとき、俺と総悟の首には首輪があって、それを鎖がつないでいた。ちょうど、こんな形の。
「……お前、」
「勘違いしないでくだせェ。次はどんなふうにしようか考えてるだけなんで」
もっと丈夫なのにしないと、ぼやきながら俺の手から鎖の破片を奪い返して、足早に部屋を出る総悟の耳が赤かった。

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武州ふえろー!

昨日はキャラクロ行きました!!
食事もよかったけど映像とか内装とかもすごったー!沖田とのぶたすのシチューおいしかったです。
またいきたいなぁ。近藤さんの誕生日祝いしたい。






それてはワンドロで「ひみつ」。武州土沖。





ぐがーぐがーと大きな鼾を薄い壁越しに聞きながら、俺は年下の兄貴分の拙い口付けを受けている。
俺の上に腹這いになって、紅葉のような手で俺の顔を包んで、総悟は悩ましげな表情を浮かべている。唇を重ねては離し、重ねては離すだけの拙さ故に、もどかしさを感じるのは俺だけではなく総悟も同じなようで、時折きゅっと内股に力を入れるのを感じる。
後ろ頭をおさえて舌をねじ入れてしまおうかとも思うが、生意気な言葉ばかりを吐く口が、今は閉ざされてその上俺を求めているのにこの上なく欲情する。
唇を離した総悟が甘い吐息をはきながら瞼をあける。澄んだ水のような青い瞳は涙に潤んでいた。
「気が済んだか?」
問いかけると唇を尖らせて頭を振る。
「……済んでねぇけど、でも近藤さん起きちまう」
そういえばそろそろ八つ時だ。昨日饅頭を戸棚に仕舞うのを見たから今日はきっとそれを摘むのだろう。
近藤さんが起きてしまえば、こいつはいつも通りの生意気なガキに戻る。
こんなに情欲をそそる身振りを一切しない。
「ッア!」
喉元を流れる汗に気づいて舌を伸ばし啜った、総悟の尻を鷲掴むと女のような声を上げ上体を反らす。ひくんと震えながら俺を熱っぽく見つめて、総悟は尻を揺する。
「いつもみてぇにさわって」
餓鬼は打算もなく直接的に強請る。そのほうが質が悪いのだと、こいつを相手にしてからようやく知った。
「近藤さんが起きるぞ。内緒だろう」
「それはダメだけど、」
我慢できない。
鼻をすする様は年相応なのに。
「おやつ抜きで良いなら、触ってやる。ついてこい」
上体を起こしながら告げると、パァと顔を綻ばせて総悟はすぐさま俺の上から退いた。

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続きは妄想で!

い、一週間経ってましたすみません。

ファイアーエンブレム楽しすぎるのが悪い。カミラお姉様素敵。






それではワンドロ、スーツで土+沖で現パロ。








その男はいつもスーツを着ていた。
最初にみたのは姉のアルバムの中でだった。大学の卒業式の写真で、姉とその男が二人並んで写っていた。スーツを着ているから卒業生なのだとはわかったけれど、姉が家にその男を呼んだことはなかった。この男は誰なのかと、その写真を見つつ姉に問いかけたところ、「好きだった人よ」と、姉は懐かしそうに笑って答えた。姉の挙式の前日のことだった。
次は、その翌日、姉の結婚式で見かけた。やはりスーツ姿だったが、写真を撮ってから数年経っているからか顔の印象は精悍さを増していた。遠くの席から姉をじっと見つめる姿に、彼は姉のことをどう思っていたのだろうと考えたのを覚えている。
そして最後は、今日から一ヶ月ほど前、姉の葬式でのことだった。
「おまえが総悟か」と、言葉に反して柔らかな口調で声をかけられ振り向くとその男がいた。頷き返したが、その男はそれ以上特に何かを言うでもなく、受付を済ませ中へ入っていってしまった。
あれから一月。
スーツ姿の印象しかない男が、いくらかラフな格好をして俺の部屋を訪ねてきた。
といっても着ているシャツが黒く、礼服ではないだけでスーツなのは変わらない。
「姉上に線香でも?」
何故此処を知っているのだろうかと思いながら問いかける。
すると男は否定して、思いも寄らなかったことを口にした。

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祝☆映画化

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