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梅々

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カテゴリー「土沖 小ネタ」の記事一覧

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ええい、ままよ

だるい、そうつぶやいた土方さんがこてんと俺の肩に頭を乗せた。その上反対側の肩に腕を投げ出して、覆い被さるようにしてくる。
おやおや。
これは相当なのだろう。
仕方がなしに頬に触れてみる。あったかい、だろうか。
「鬼の霍乱ですかね」
「期待すんな」
そっと空いている手にも触れてみた。春先でも冷たい手が、いまはぬくたい。
微熱なんだろう。
「それにしても珍しいですね」
「なにが?」
「アンタが我慢しないで、俺に頼るの」
風邪を引いたと自覚しても根性でねじ伏せ仕事をして、それがいきすぎるとたまにぶっ倒れるような人なのに。
「……もう、若くねぇし?」
ふざけた口調でそんなことを言う。
夜は元気なくせに、そう返せばおまえ相手だからだよと、いつもとは違う熱のこもった声をよこされた。

そうしてうつっちまう、とか沖田はいいながら土方とべたべたします。十年ごとかかな。

私自身が朝から体がだるおもで、せっかくの休みをごろごろして艦これして終えました。
新しい機能に興奮!二連撃!オーバーキル!イベント海域は一個目クリアしました。ズンダもクリアしたいけどピンポンダッシュして帰りました。明石ほしい。

拍手[3回]

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無垢

「アンタにキツネがついてるって本当?」
そう、臆することもなく言い放った少年に、自然と微笑んでいた。
なんでこんな家に生まれてしまったのだと、数え切れないほどに思い、自分自身を何度も呪った。
だけど、生まれて初めて向けられた期待の眼差しに、そんな負の感情は雲散霧消した。
「ほんとだよ」



狐憑きの家に生まれた土方と、髪色故に土方家に奉公に出た沖田。
狐憑きなどは迷信で、迷信は俗信に属し、害があるものを元来は指すそうです。

拍手[2回]

ようせい

幼い頃から、人間ではない、所謂妖怪だの幽霊だの言うものが見えていた。けれど本能的に、それとは関わらない方がいいだろうと見えないふりをしてきて、大きな害はなかった。この約二十年間。
けれど、近頃、気になるものが、いる。
家の裏に大きな桜の木がある。その桜の木の枝に、淡い茶の髪をした少年が腰かけているのだ。
毎日毎日、足をぶらぶらさせて、同じ服装で。大学へ行く時間もそれから帰ってくる時間も日によって疎らだから、それはつまり、そういことで。
あれも人ではないのだ。

風の強さに、少し手を離した隙に玄関の戸が大きな音を立てて閉まった。びゅおうびゅおうと風の音がし、家の前の木が揺れている。
これだけ風か強ければ。
桜の花びらも散っているに違いない。ほうっとそんなことを考えて、それから、あの木の上の少年のことを思いだした。目を合わせたことはないが視線を感じたこともあった、いつもあの場にいる少年は、今日も変わらずにあそこにいるのだろうか。
ふと気になって、時間があるのを確認してから家の裏へ向かう。
はらはらと、白に近い色の花びらが舞い乱れている。その、雨を降らせている桜の木にいつものように腰掛けて、少年はいた。
いつも後ろ頭か足元しか見ていなかったから初めて見たその顔は人形のように整っていた。
大きな青い目に桜色の唇。予想と違う相貌に驚いた。
そしてなにより、ぽろぽろと涙を流していることに驚いて、立ち尽くした俺を涙に濡れた眼差しが射止めた。



桜の妖精。とかそんなベタなネタを考えてしまって恥ずかしい。昨日無事修理から我がスマホが返ってきたので、また躾し直しています。代替機は私のより小振りで持ちやすかったけれど、変換機能はこの子の方が優秀。

拍手ありがとうございます!
百人一首企画パート2やりたい。

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ぷらとにっくです

拍手ありがとうございます(*^^*)

国民の四人に一人が65歳以上だそうです。すごいなぁ。
今日は面接2つやってきました。圧迫されなくてよかった。明日も1つ面接があります。




すぐ目の前に月光に照らされた指先があったから、なにも考えずに握りしめたら、瞼にかくされていた青い眼差しが俺を射た。
「どうしたんですかィ?」
「いや別に」
無意識の行動に近かったのでそう返せば、ふーんと漏らしてまた眠りにつこうとする。
月明かりに照らされた滑らかな頬に、今度は唇を寄せたいという衝動が芽生えた。
さっき散々身体中に触れたというのに、まだ足りないか。
自重しつつ俺も瞼を閉じる。
すると、衣擦れの音がし、頬にちゅっと音を立てて口づけられた。
「どうした?」
「いえ別に」
くすりと笑いながら俺の真似をするのが可愛くてぎゅうと腕に閉じ込めた。


あまあま頑張った。

拍手[5回]

潜入捜査ねた

「なぁ、いいだろ」
そういいながら男が、奥の物置へ彼を追いつめる。そうして、指先で頬にかかる髪をかきあげられてもされるがまま微笑む。
「だーめでさ。アンタは今日は俺の客じゃねぇ」
「そんなこと言うなって」
唇を寄せようと近づく男を自然な仕草で押し寄せて、けれど胸元にしなだれかかる。
「ちゃんと金積んで、俺のこと買ってくだせぇ」
聞いたことのない、甘ったるい声。媚びたそれに男がふぅと息をついた。
「……じゃあおまえのこと買って、一晩中俺の魔羅で鳴かせ続けてやる」
「やってみなせぇ。安かねぇですぜ」
つつと頬を撫でそれじゃと男を追い払い、その後ろ姿を見送っていた彼が振り返る。
俺を見たその顔は、いつも通りの隊長だった。
「よぉ山崎」
「こんばんは」
俺の代わりに、陰間茶屋へ潜入捜査した沖田隊長は、思いの外この空気に馴染んでいた。
部屋へと案内される。前を行く沖田隊長が普段纏う、すれた世界には馴染まない、凛としたイメージも今は影を潜めている。
「これ、副長から差し入れです」
「ありがとな」
「いえ、すみません。俺が怪我した所為で、隊長が……」
ふと、隊長は笑い、頭に留めていた花飾りを手に取り弄ぶ。
「別に気にしねぇでいいでさ。餓鬼の頃からあの人に仕込まれてんだ、俺の方がこういうことには向いてまさ」
「でも、実際にその、行為をするわけじゃないでしょう?」
副長と隊長がそういう関係であることは知っていた。副長はそれでも稀に花街へ行くぐらいだから、恋人同士ではないのだろうと思っていたけれど。流石に性的関係がありその他諸々複雑な関係である沖田隊長に、そんなことはさせないだろう。
それに彼自身も嫌だろう。
「ちゃんと客取ってまさァ。ここ来たときも店主に味見されたし」
「え、」
「そんな顔すんじゃねぇや山崎。俺は慣れてるからいいんでさァ」
花のように笑う、痛々しい表情。
あんたに惚れてるだけの俺は、結局何もいえなくなる。




潜入捜査!!!惚れてるくせに沖田の扱いが雑な土方!男の扱いを幼い頃から土方に教え込まされてる沖田!そして山崎の片思いを知っている土方は下衆の極み。

拍手[13回]

  

祝☆映画化

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