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梅々

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カテゴリー「土沖 小ネタ」の記事一覧

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にゃんこ

土方さんが猫になった。
……いや、土方さんを猫にした。
便利なもので猫になる薬とやらがネットで売っていて、猫の日である今日、満を持して土方さんに薬を持った。そうしたらアポトキシン4869ばりの威力で体が見る見る縮み毛が生えて、黒い艶やかな毛を持つ猫になった。
けれど、計画通りとほくそ笑んだのは一瞬だった。
「土方さん」
「にゃー」
「なんでさ、怒ってるんですかィ?」
「にゃ」
「土方さんってば」
「にゃあ」
膝に乗せた黒猫は、にゃあのレパートリーを駆使して返事する。
まさか言葉が通じないなんて。
「……反応がなきゃつまんねぇでさ」
「にゃーあ」
「すっかり可愛くなっちまって」
顎をなでればごろごろと喉を鳴らす。気持ちよさそうに目を細める。これを土方さんがしていると思うと笑えるけれど、つまらない。
いますぐ叱って。




土沖会してきました!!!!楽しかった!
下衆の極みな土方が大好きです。

拍手[2回]

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無題

拍手ありがとうございます!
今日は間宮に行ってきました。北上を食べました。思ったより辛かった。あと大和。生クリームが多かった。
飲み物は天龍田。天竜おいしかったです。龍田は思ったより甘かった。そのあとは色々な店をうろうろしました。フィギュア?フィギア?見るのは楽しいですね。



それでは遅くなりましたがバレンタイン小ネタ。





部屋を訪れた総悟がはいと箱を渡してきた。掌に乗る大きさの、茶色の落ち着いた色合いの箱。
なんだと受け取ると同時に、総悟が口を開いた。
「今日はバレンタインだからって、姉上が送ってくれました。それはアンタの分」
「……おう。ありがとう」
「いえいえ」
渡したらすぐに出て行くのかと思いきや、そのまま俺の隣に腰掛けた。例にはない近さにいぶかしみながら総悟を見ていると、その視線を嫌そうに睨み返してきた。
「開けてみてくだせぇ」
「あぁ」
それでまだいたのか。
納得して箱を開ける。中には四つのトリュフが入っていた。
「ああ、やっぱり俺のとは違うんだ」
「おまえのは?」
「俺のは日本酒が中に入ってるチョコでした」
「未成年だろーに」
ゆっくりできるときに食べようと蓋をすると、興味の対象がなくなった総悟ははぁふっと欠伸をした。
「それで、おまえからは」
「はぁ? 寝言は寝て言ってくだせぇ」
伸ばした手を叩きながら総悟は立ち上がる。
タイミングが悪い上にそんなことを意識する奴でもない。苦笑しつつ文机に向き直る。
障子を開ける音を何ともなしに聞きながら筆を手に持つ。
「……俺は用意してねぇんで。代わりに今夜、待ってやすから」
寝る前に来てくだせぇよ。
小声で付け足された言葉に振り返る、けれども遅く、障子が閉まり、遠のく足音がした。



両思いだけど言葉にしないで体を繋げて、ミツバさんのことを互いに思っているから余計に脆い土沖がいい。

拍手[5回]

添い寝屋沖田

沖田を添い寝屋でバイトさせたい(二回目)


「…………またアンタか」
俺の顔を見るなりそう言った、見た目は人形のような少年は嫌そうに顔を歪めた。
客になんだその態度、とわずかに思うがそんな愛想を言わない正直なところも気に入っている。
「オプション頼む」
「えー。またですかィ? アンタならこんなところこなくても女作れるし風俗でも人気者でしょうよ」
来るなと嫌そうな顔をしながら、フリースのパジャマを纏ったそうご(本名かどうかは知らない。指名表にあった名前だ)は先に蒲団に潜り、早く来いとばかりにベッドを叩く。
コートとジャケットをハンガーに掛け、ネクタイも外してからそうごの方へ向き直る。すると視線がばちりと交わった。
「なんだ?」
「いーえ。別に」
何をするでもなく寄り添って眠る。それだけのことにこんなにも興奮していることを、この子供に知られてはいけない。





常連になって俺が買うって言い出すまで後少し。
今日はES書いてました。ドラマの再放送楽しい。

拍手[4回]

平安

今日は説明会がてら町田散策しました。ヴィレヴァン楽しすぎて住みたい。目的のない買い物にはぴったりです。
あと未だに町田がどこに属しているのかわかりません。軽くやばい。
ES等の締切に終われていてつらい。





右近大夫将監の家の二人の娘御はたぐいまれなる美しさである、という噂が近頃の天上人の話の種であった。
今日もまた、その話をいけ好かない男が振ってくる。
「それはもう、他の女なんか興味なくなるくらい麗しいんだってよ」
「そんなくだらねぇ話は余所でやれ。俺は仕事中だ」
山神の子だと噂される証の、白金色のふわふわとした髪を撫でつつ、陰陽師はいう。
そんなもの興味ないとしっしと手で追い払ってやるも、陰陽師は気にもとめず話を続ける。
「垣間見た山崎ってやつの話だと変わった色の髪してるらしいんだよね。栗の色だとか。気になるなー」
「俺は気にならねぇがな」
「なに、おまえも藤原さんとこの娘狙ってる口?止めとけよあそこ一族で殺し合ってるんだから」
「別にそんなじゃねぇ」
ただ俺は、その二人の娘御とは既に知り合っているだけだ。



っていう平安時代パロ土方×沖田姉弟読みたい。

拍手[3回]

恵方:東北東

開けば俺に喧嘩を売ってばかりいる口が、今は静かに恵方巻きをくわえて、咀嚼する。こんな時ばかりは大人しい、そう昔は思っていたが、出会ってから数年たった今、相変わらず嫌われているのがわかるがそこまで無意味に罵倒されることは少なくなった。
総悟も成長したのだ。俺の腰までしかなかった背も、今は俺の方ぐらいまである。剣の腕も抜かれた。物憂げな顔をするようにもなった。
「そうちゃん、ちゃんとお願い事を思い浮かべながら食べた?」
食べ終えた総悟に茶を差し出しながらミツバが問う。ちらり、俺を見やってから総悟は頷いた。
「……はい、姉上」
どうせ俺が死ぬようにだとかくだらないことなんだろう。例年そうだった。
そこまで嫌われねばならないことをしたのか、俺は。ただ、ミツバや近藤さんと親しくなっただけだ。不可抗力でしかないだろう、八つ当たりだ。そう思うが、幼かった総悟にはその小さな世界に俺が出現したことが許せなかったのだろう。
総悟が俺を好ましく思わないのも当然なのかもしれない。


それが、確か武州をでる年の節分のことだった。あれから総悟は、恵方巻きは食べず専ら節分は俺に全身全霊をこめて豆をまくようになった。
「なぁ」
「なんでさ」
射精後の倦怠感に身を任せうつ伏せに寝転ぶ総悟の上に覆い被さるようにして抱きしめる。重いと文句を言われたが気にせず襟足に鼻先をすり付けていれば煩わしそうに身をよじる。
「おまえ、恵方巻き食うときに何を願ったんだ」
俺を本当に嫌っているのならこの行為を許しはしないだろう。だが、文句なしに俺を好いているわけでもないのは知っている。複雑に様々な感情が入り交じっているだろうことも。
だから、豆を投げるだけでなく、俺を呪いながらでも恵方巻きを食った方が効果があるだろうに。それなのにしないのは、それをする意味を見いだせないからなのだろうか。
「……俺、あんたと姉上が幸せになるようにって思いながら恵方巻き食ったんでさ。でも、全然叶わなかった。だから意味ねぇなって」
……挙げ句の果てにこんなことになっちまってるし。
そういって総悟は振り向いて、俺の額に口づけた。
惚ける俺を余所に、寝返りを打ち俺と向かい合った総悟が腕を伸ばしてくる。
「総悟」
「俺のもんになんてならなくてよかったのに」
言いながら抱きついてくるのが、こいつらしい。
こんな素直じゃなくていじらしいおまえを、無碍になどできやしない。
「俺が選んだんだ、文句は言わせねぇよ」




拍手ありがとうございます。
頭痛・のどの痛み・鼻づまり。風邪でしょうか。

拍手[7回]

  

祝☆映画化

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