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梅々

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京都!

京都旅行行きました。
行きたかった平等院、あだしの念仏寺に行け、あとは上賀茂や比叡山など、京都市街の端っこを攻める旅になりました。比叡山は滋賀だけど。
いろいろなところへ行けて楽しかった!むたあだしの念仏寺行きたいな。






今日のワンドロ「鎖」で健全土+沖








最近総悟が、大事そうに何かを見ていることが多々ある。
たとえば非番の日に縁側で、仕事中にサボってベンチで、手に持った何かを眺めているのだ。その姿を見たのは俺だけではちなく、山崎もなにを見ているのだろうかと首を傾げていた。
姉の遺品だろうかとも思ったが、急にそれを眺めだすようになったきっかけがわからない。命日が近いわけでもなく、部屋の掃除をした様子もない。だから、恐らく違うのだろうと思っているが。
山崎は彼女でもできて、それにもらったものではと邪推していたが女の影もない。
生活自体はなにも変わっていないのだ。

書類を書き上げて肩を鳴らしつつ振り返ると、何をしに来たのかわからないがひとの部屋でごろごろしていた総悟は眠り込んでいた。仕事をしろよと出かけた小言は、久々に目にした寝顔に引っ込んだ。
餓鬼の頃から変わらない寝顔だ。幸せそうに、無垢な顔で眠る総悟の、胸元にある手が何かを握りしめているのに気がついた。指先から覗く金属を、そっととる。
薄汚れたこれはなんだろうか。角張った輪っかの形をしている。見覚えあるようなないような、それをじっと見ていると視線を感じた。
「なぁ、なんだよこれ」
「……なに勝手に見てんでィ」
苛立ったようにというよりかはばつが悪そうに言いながら手を伸ばしてくる。みすみす返すはずもなく、総悟を見やればふてくされたような顔をしていた。
「なんでもいいでしょ。返しなせェ」
「なんでもいいけど気になるんだっての」
「ご想像にお任せしやす」
上体を起こしてまで手を伸ばしてくる。余程大切なものなのかと思っていると、溜め息が聞こえてきた。
「ただの鎖でさァ」
観念したような声色だ。
ただの鎖ならそんなに大事そうにしないだろう。
言いかけて、そういえばと思い出す。
つい先日、こいつに狂言誘拐をされた。そのとき、俺と総悟の首には首輪があって、それを鎖がつないでいた。ちょうど、こんな形の。
「……お前、」
「勘違いしないでくだせェ。次はどんなふうにしようか考えてるだけなんで」
もっと丈夫なのにしないと、ぼやきながら俺の手から鎖の破片を奪い返して、足早に部屋を出る総悟の耳が赤かった。

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京都!

京都旅行行きました。
行きたかった平等院、あだしの念仏寺に行け、あとは上賀茂や比叡山など、京都市街の端っこを攻める旅になりました。比叡山は滋賀だけど。
いろいろなところへ行けて楽しかった!むたあだしの念仏寺行きたいな。






今日のワンドロ「鎖」で健全土+沖








最近総悟が、大事そうに何かを見ていることが多々ある。
たとえば非番の日に縁側で、仕事中にサボってベンチで、手に持った何かを眺めているのだ。その姿を見たのは俺だけではちなく、山崎もなにを見ているのだろうかと首を傾げていた。
姉の遺品だろうかとも思ったが、急にそれを眺めだすようになったきっかけがわからない。命日が近いわけでもなく、部屋の掃除をした様子もない。だから、恐らく違うのだろうと思っているが。
山崎は彼女でもできて、それにもらったものではと邪推していたが女の影もない。
生活自体はなにも変わっていないのだ。

書類を書き上げて肩を鳴らしつつ振り返ると、何をしに来たのかわからないがひとの部屋でごろごろしていた総悟は眠り込んでいた。仕事をしろよと出かけた小言は、久々に目にした寝顔に引っ込んだ。
餓鬼の頃から変わらない寝顔だ。幸せそうに、無垢な顔で眠る総悟の、胸元にある手が何かを握りしめているのに気がついた。指先から覗く金属を、そっととる。
薄汚れたこれはなんだろうか。角張った輪っかの形をしている。見覚えあるようなないような、それをじっと見ていると視線を感じた。
「なぁ、なんだよこれ」
「……なに勝手に見てんでィ」
苛立ったようにというよりかはばつが悪そうに言いながら手を伸ばしてくる。みすみす返すはずもなく、総悟を見やればふてくされたような顔をしていた。
「なんでもいいでしょ。返しなせェ」
「なんでもいいけど気になるんだっての」
「ご想像にお任せしやす」
上体を起こしてまで手を伸ばしてくる。余程大切なものなのかと思っていると、溜め息が聞こえてきた。
「ただの鎖でさァ」
観念したような声色だ。
ただの鎖ならそんなに大事そうにしないだろう。
言いかけて、そういえばと思い出す。
つい先日、こいつに狂言誘拐をされた。そのとき、俺と総悟の首には首輪があって、それを鎖がつないでいた。ちょうど、こんな形の。
「……お前、」
「勘違いしないでくだせェ。次はどんなふうにしようか考えてるだけなんで」
もっと丈夫なのにしないと、ぼやきながら俺の手から鎖の破片を奪い返して、足早に部屋を出る総悟の耳が赤かった。

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武州ふえろー!

昨日はキャラクロ行きました!!
食事もよかったけど映像とか内装とかもすごったー!沖田とのぶたすのシチューおいしかったです。
またいきたいなぁ。近藤さんの誕生日祝いしたい。






それてはワンドロで「ひみつ」。武州土沖。





ぐがーぐがーと大きな鼾を薄い壁越しに聞きながら、俺は年下の兄貴分の拙い口付けを受けている。
俺の上に腹這いになって、紅葉のような手で俺の顔を包んで、総悟は悩ましげな表情を浮かべている。唇を重ねては離し、重ねては離すだけの拙さ故に、もどかしさを感じるのは俺だけではなく総悟も同じなようで、時折きゅっと内股に力を入れるのを感じる。
後ろ頭をおさえて舌をねじ入れてしまおうかとも思うが、生意気な言葉ばかりを吐く口が、今は閉ざされてその上俺を求めているのにこの上なく欲情する。
唇を離した総悟が甘い吐息をはきながら瞼をあける。澄んだ水のような青い瞳は涙に潤んでいた。
「気が済んだか?」
問いかけると唇を尖らせて頭を振る。
「……済んでねぇけど、でも近藤さん起きちまう」
そういえばそろそろ八つ時だ。昨日饅頭を戸棚に仕舞うのを見たから今日はきっとそれを摘むのだろう。
近藤さんが起きてしまえば、こいつはいつも通りの生意気なガキに戻る。
こんなに情欲をそそる身振りを一切しない。
「ッア!」
喉元を流れる汗に気づいて舌を伸ばし啜った、総悟の尻を鷲掴むと女のような声を上げ上体を反らす。ひくんと震えながら俺を熱っぽく見つめて、総悟は尻を揺する。
「いつもみてぇにさわって」
餓鬼は打算もなく直接的に強請る。そのほうが質が悪いのだと、こいつを相手にしてからようやく知った。
「近藤さんが起きるぞ。内緒だろう」
「それはダメだけど、」
我慢できない。
鼻をすする様は年相応なのに。
「おやつ抜きで良いなら、触ってやる。ついてこい」
上体を起こしながら告げると、パァと顔を綻ばせて総悟はすぐさま俺の上から退いた。

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生きてます!!

コミケ行って金沢旅行行ってました!!
コミケはやる気のなさというか一週間勘違いしていて、カタログゲットできないまま12:30頃到着したのですが、30分で買い物終わっちゃったので普通のお買い物もして帰るという。
金沢へは昨日今日の一泊二日で行きました。安かったので飛行機で行きましたが離発着のスリルが好きです。たまらない。
兼六園や金沢城、21世紀美術館にひがし茶屋街へ行きました。次回はにし茶屋街とか室生犀星記念館も行きたいです。のどぐろおいしかった。
犀に会いに行く白朔も、仕事で泊まりに行く土沖もいいと思います。

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程良い距離

金曜に一仕事終わったんですが、よかれと思ってやったら裏目にでちゃってやっちまいました。
まぁしかたがない。
そしてリビングの床が抜けかけてるので、張り替えをすることになりました。なので部屋の片づけとかでとても疲れた………。




今日のお題は倦怠期!
でも倦怠期になっていない気がします。





畳に腹這いになってゲームに勤しんでいると、廊下を洗濯かごを抱えた山崎が通りすがった。
「ザキ」
「どうしました、沖田さん」
かごいっぱいの洗濯物はそれなりに重いはずだ。そして俺の用件は大したことがない上に山崎からしたら厄介なものが多いはず。けれどもわざわざ立ち止まって振り返る山崎は心底お人好しだと思う。
「明日非番だったよな? 夜ゲームしよ」
「俺はいいですけど……」
了承したがちらりと、山崎の視線が俺の後ろへいく。何の反応もないだろうことは重々承知しているので、心配症な山崎が可笑しくなる。
「じゃあ決まりな」
はい、と返事してから山崎は去っていく。なので俺もゲームに視線を戻す。
後ろには黙々と文机に向かう土方さん。
山崎は俺とこの人がおつき合いをしていると知っているから少し躊躇っていたのだろうけど、そんなこと考えなくていいのだ。
つきあった当初はそれこそ猿かと突っ込みたくなるほど毎晩のようにえろいことをしたけれど、今は全く。気持ちいいっちゃ気持ちいいけれど疲れるからあえてしたくないし、いまはそれよりもゲームをする方が楽しい。っていうか何でつきあってるんだろうと思うほど。
土方さんも土方さんで忙しそうにしているし、夜俺の部屋に来ることもないし。

そのまま大した会話もないまま夜になって、夕飯を食べて風呂に入ってから部屋を出た。
虫の声のする縁側をのんびり歩く。
暑さにため息をつきながら、少し髪でも切ろうかと思っていればくたびれた顔の土方さんが向こうから歩いてくる。これから風呂だろうかと思いながら見ていれば視線が交わった。
「お疲れさまでさァ」
そしたらなんだか愛おしくなってしまって、つい声をかけてしまった。
立ち止まった土方さんが、俺の髪を一房すくい耳にかける。やっぱりちょっと髪が伸びているのだろうか。
「労ってくれんの」
「まさか。これからゲームするんで」
「山崎とか」
「そうそう。んじゃあ、おやすみなせぇ」
「……明日寝坊しない程度にしとけよ」
言って歩き出した土方さんにへえへえと生返事をして、俺も山崎の部屋へ向かった。

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祝☆映画化

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