忍者ブログ

梅々

苑咲早良が運営する銀魂BL小説サイトです。 心意気は18禁。 著作権的な何かは放棄していません。マナーは守ってください。 メールフォームやコメント欄は下にありますので、何かございましたらお気軽にご使用ください。感想とか頂ければ舞い上がります! 不定期更新な別館を作成しました。ミツバさん愛してる! 気が向いたらお越しください→http://tokosienoai.dou-jin.com/

カテゴリー「沖土 小ネタ」の記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ジョーカー

「好きでさァ」



障子を後ろ手に閉じてそのまま寄りかかりながら言った。

そうしたら、土方さんは。



「それで」



それで、と訊き返した。

告白に対して仕事の手も止めずにそれでとは。もてる男の自信かそれとも戯れ言だと思っているのか。後者であることは分かりきっているので、アンタのことが好きなんでさァ、と分かりやすい言葉を一応もう一度だけ、言ってみた。



「で、何をする気だ」



丸っきり信用されていないようだ。背中を向けたまま突き放される。

なんとなく言ってみただけだから、別にと返して、障子に軽く寄りかかったまま眼を細める。勇気を必要としたけれど、なんてことはない、告白はただの言葉で、特別な魔力は宿っていなかった。

勇気を振り絞る必要もなかった。



「・・・アンタの反応、つまんねェ」



「そりゃどうも」



手を止めも、書類から目を離しもしない。つまらないのは、事実。

だから、そのまま部屋を出た。

愛の告白だったけれど、玉砕して、それでも何も思ってはいない。

俺ってなんなんだろ、なんて地味に思った。











告白を真に受けてもらえないことが拒絶よりも悲しいことだと思いました。





明日はカラオケにいきます!







あと拍手ありがとうございました!

拍手[0回]

PR

君は誰とキスをする?

ああ、見なけりゃ良かった。

紫煙を吐き出して立ち竦んだ。

街中なのに蝉が五月蝿く鳴いて、それが煩わしくてなんとなく立ち止まった、その、昼間のビルとビルの間で。

女と男がキスをしていた。

音なんか届かない、けれど濃厚なのは見てとれて。二人とも瞼を閉じ、体を寄せて貪り合っている。

女の方は見たことがない顔だった。黒髪を後ろで結った、確りと化粧をした美しい女。そして、男の方は知った顔だった。

壁に凭れ掛かり煙草を吸いながら、未だ落ち着かない心臓が落ち着くのを待つ。

総悟だって年頃だ、俺があれぐらいのときは女関係が酷かったのだから、それなりに色恋沙汰があったって当然。寧ろ、ないほうがおかしい。

それでも。

想っているから、総悟と知らない女がキスをしている光景は瞼に焼き付いて離れない。壁に背をつけた総悟、腕を総悟の体に絡めて口づける女。

妬ましい、なんて通常じゃありえない感情を抱きながら、煮え切らないまま帰路へついた。









好きな人のキスシーンは見たくないなと恋空を見て思った。

土方がしそうだからあえて沖田。ギャップによりショックになる土方とかね。いいんじゃないですか。



今日、我が家に帰って参りました。ああ愛しい。落ち着く。

よし、勉強しっかりするぞ!











あと、拍手ありがとうございました!

以下、お返事です。





















桜子様。



こんばんは!

遅くなってしまい申し訳ありませんm(__)m

体調は漸くよくなってきました。お気遣いありがとうございます!

夏風邪は本当に長引くので気を付けてくださいね´ω`

夏バテも大変ですよね(^^;



あと、小説の感想ありがとうございます(>_<)



プールで爽やかにして保健室でちょっと如何わしくしてみましたw

爽やかだけで終わらせないのがモットーです←←

私もとても看病されたいです。土沖に看病されたらきっと死ねます(^q^)

高杉が学級委員の想像したら凄まじいことになりましたww

担任銀さん、学級委員高杉・・・すごいクラスですよ!



追記は色々と面倒なので、普段は使っていないのです・ω・

本当なら、小説は追記で書いた方がいいのかなと思っていますけど( ̄▽ ̄;)



では、本当にありがとうございました!(*^^*)



未だ未だ暑い日が続きますので体調にお気をつけくださいね!

拍手[1回]

すべからく愛して

ちょっと本腰入れて勉強せねばと俺のハートに火がついた。
それなのに〆切は七月末。
そして今年も沖田の誕生日は試験。
針ネズミのジレンマってこれのこと?ちょいと違う?

というわけで気の利いたことを何一つ書けない上に明日は子守りだそうだ。うちの親の頭の中身を真面目に見てみたい。受験なんかしても金かかるしどうせ落ちるでしょ的なことを考えていなきゃ出ない提案ですよねー。
まぁ、どうでもいいけれど。





総悟起きろ、と頭を軽く叩いた。
それなのに総悟は未だ起きない。
心地好いを通り越して少し暑い屋上の日陰、安らかに眠る総悟が恨めしい。
起きないだろうと高をくくり、頭を撫で頬を撫でる。
もっと触れて、キスをして。
そんな関係になりたい。

―――――それ以上は?

それ以上も、望むけれど。
いまは望めないから望まない。
いまはだなんて、いつになっても不相応なのは分かっているけれど。

「総悟、・・・好きだ」

誰も知らなくていい。
ひっそりと、日陰に咲く花のように密かにそこにあればいい。
この恋心は。

拍手[1回]

威嚇受け!

カラオケ楽しかったー!
皆の美声に酔いしれて参りました。そして変わりにジャイアン並の歌唱力を披露してきた次第です。恩を仇で返すとはまさにこのことだね☆
そしてまたカラオケ行きたくなりました。来週あたり・・・STOP受験生。受験生お断りのカラオケとかありませんか。うちの近所のカラオケは是非そうしてください。

んで、just be friends(つづりが不安←)は鴨さんでした。聞きながら泣きそうになったけど私の涙腺はダイヤモンドです。ひび割れしにくいです。





そんなこんなで沖土小ネタです。















抱けよ、って高圧的に言ってきたものだから。

俺はそれを、鼻で笑い飛ばした。

(そんな風に言われて抱いてやる人間がどこにいる)

「アンタ、とうとう脳味噌までニコチンが回りやしたか。御愁傷様」

「馬鹿じゃねぇの。そんなわけあるか」

胡座かいて憮然としたまま土方さんは言う。障子に寄りかかりつつもぼぅっと突っ立って、ハァと溜め息を吐く。
例えば土方さんがもうこれ以上無いってぐらいいやらしい顔をしてすがってきたならば、散々詰ってやりながらも手を出していた。有り得ないけれど。

「そんなに掘られてェなら大広間辺りで募集してきなせェ。誰かつれっから」

「そんな鳥肌たつことできっか。いいから早くしろ」

「ふざけんな土方。俺はアンタと違って純愛派なんでさァ。好きでもねぇ奴相手に勃ちやせん」

苛々したまますらすら短慮に言葉を繋げる。すると土方さんはグッと言葉に詰まった。
実際問題、俺は土方さん相手ならやれそうだけれどそれはない。次の日から気まずくなるのは必至で、表面はならなくとも取り繕われた部分で必ず何かがささくれだつ。
というか寧ろ、土方さんはやれんのか。これただの冗談でしょ。

「んじゃあ、おやすみなせェ。永眠しろ土方」

「待て未だ終わってねぇよ!」

俊敏に動いて障子を閉じようとした手を捕まれる。只今子の刻に入ったばかり。眠りたいから下らないやり取りはしたくない。
なのに土方さんは必至だ。

「抱けよ」

「ってかアンタ旦那と付き合ってんじゃ? それ何て言うプレイですかィ? 浮気?」

「は?」

ポカンと口を開けた、と思ったら真っ赤になって、俺の手首を引いた。
そのまま怒鳴りだす。

「誰があんなやつとそんな寒い関係になるか! おまえの脳味噌あれだろ、スッカスカのレタスだろ! 死ぬか付き合うかの二択でも付き合わねぇからな分かったか!」

「分かりやしたからおやすみなさい」

「じゃねぇよ抱けっつってんだろクソガキ」

「嫌だっつってんだろ種馬」

「いい加減にしねぇと襲うぞ」

「アンタこそいい加減にしないと殺りやすよ」

一応障子は開いたままだがいいのか。他者に聞かれたくない口論に終止符を打ったのは土方さんで、足払いを俺にかけ畳に押し倒す。
押し倒されるのは趣味じゃねぇのに。言おうとしたら土方さんの顔があまりにも真剣で、首を傾げた。





切る場所が分からなかったのでぶっつり終わらせてみました。

拍手[1回]

ひとりぼっち

残業で疲れた肩が重い。左右交互に動かしながら欠伸しいしい、マンションの廊下を歩く。蛍光灯に茶色く照らされた自分の髪が歩くたび目の前で揺れて、邪魔だなと一房摘まむ。そろそろ伸びてきたから切ろう。それとも切らせるか、あの黒髪に。

鍵を開けて自分の部屋へ入る。電気は常に消していない。だって人がいるんだから。いや、人じゃないか、ペットだ。



「ただいまでさァ」



「おかえり」



躾の行き届いたペットはちゃんと玄関まで出迎える。三つ指は流石につかないが、憮然としながら来ている様子に今のところ満足しているので今はまだやらせない。

靴を脱いでスリッパへ足を入れる、すると土方さんは鼻をすんすんやり始めた。犬の習性だ、匂いを嗅ぐのは。だから気に止めていなかったのだが、擦れ違い様に壁に押し付けられた。

耳と尻尾の毛を逆立て、俺の首筋に鼻を埋めてまた匂いを嗅ぐ。執拗に。



「ゴシュジンサマに乱暴するたァいい度胸で」



「・・・てめぇ、あいつのとこ行ったろ」



「あいつ?」



噛み合わない会話に首を傾げる。顔を上げた土方さんの目は怒りを真っ直ぐに伝える。

匂い、そしてあいつという言葉。

何を指しているか分かったが敢えて愚鈍を装う。



「・・・坂田だよ」



「ああ。だって同じ職場ですぜ? 毎日会ってらァ」



「そうじゃなくて。・・・いつもよか匂いが濃い。触っただろ」



口調も目も怒ったまんま、だけど黒いお耳はしゅんと垂れている。

嫉妬しているのだ、旦那に。確かに今日ふざけて柔道ごっこしたが、疚しいことは一つもないのに。



「・・・おまえは俺がいればいいんじゃなかったのかよ」



「可愛いなァ。土方さん」



「なにがだ、俺は真剣にっ・・・・・・ん、」



可愛いペットの口を塞ぎ、体勢を一気に入れ換える。尖った犬歯や、熱い舌を絡ませて一通り口唇をあやしてから離せば、嫉妬も何も消え失せ、快感だけが従順なペットを支配する。

可愛い、もう一度呟く。



「あんたさえいりゃあ何にも要らない。あんたは、俺を信じないんで? 俺しかいないくせに」



「・・・じゃあ、不安にさせるようなことを言うんじゃねぇよ」



「それは嫌でさァ」



文句を言おうとする唇にかぶりつき、一緒に風呂へ入ろうと誘えば赤くなりながらも頷く、そんなペット。











沖土パラレルで御主人様とツンデレペット。

こんなネタもいいなと思いつつにゃんこネタ書いてます。

もう22日とか信じられません。

腑抜けていた私が全て悪いです。

あわわわ(((・・;)

拍手[1回]

  

祝☆映画化

カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

プロフィール

HN:
苑咲 早良
HP:
性別:
非公開

カウンター

ブログ内検索

アクセス解析

Copyright ©  -- 梅々 --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Material by petit sozai emi / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]