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梅々

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カテゴリー「沖土 小ネタ」の記事一覧

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学校の階段

アムネジア面白すぎて。沖土でパロが書きたい。土沖にすると立場的に沖田が女々しくなりそうなので。
ももえちゃんのタイプはオレンジロードの光ちゃんですよね。光ちゃんのほうが可愛いけど!!!

スパコミが楽しみです。ハイキューにも手を出したい。月影と黒研。あと飛研も気になります。ひえいじゃないよとびおだよ。



「総悟」
「土方さん!」
がばり、ソファで寝転がっていた彼が起きあがり、たたたと駆け寄ってくる。足音がしない。けれど、服の裾は確かな強さで掴まれていて。
「今日のお昼は?」
「姉さんの手作り卵焼き」
「やった!」
わーいと俺の手から弁当箱をかっさらい、ソファに座り膝の上に置いた包みを開け始める。それは俺の弁当だ。
日に透けてしまいそうに白い肌、淡く薄い髪色、つぶらな瞳に黄金比で配置された顔のパーツ。この見目麗しい少年は、幽霊なのだという。
俺にしか、見えない。
「ほらさっさと食いやしょう」
「おう」
そのせいか、総悟というこの幽霊は俺にやたらと懐いている。登校したら会いに来るし、たまに授業中も傍につきまとう。
「総悟」
「なんですかィ?」
「…やっぱなんでもねぇ」
「ふうん?」
滅多に存在に気づいてもらえないから、名を呼ばれるだけでも嬉しいようだった。スキンシップも、好きなようだ。
故に隣に並び頭をなでてやれば、勝手に俺の弁当を食べ頬を膨らませながら、子ども扱いをするなと言う。いやそうな顔はしていないが。
餌付けをしているからなのか、愛着がわいているような気がしてきてまずい傾向だと、なでていた手を離す。
こいつは幽霊だ。なのに、昼休みはこの風紀委員で使っている空き教室に来ているし、自習も学校から出られないこいつのために学校で行うようになった。
愛着を持たないように、なんて、今更だ。





という感じでパロ。

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すきっていって

嘘が嫌いだと、乾燥した唇が告げるのを見てはっと笑い飛ばしたくなった。
どの口がそういう。
「その言葉も嘘なんで?それとも他人がつく嘘が嫌いとか?」
女なら今の言葉に喜んだかもしれない。今までの愛の言葉は全て本当だったのね、とかなんとか。生憎俺はただの部下で同姓で、甘ったるい感情なんて微塵も抱いていないから鼻で笑うしかない。
「うそじゃねぇよ」
「へぇ。で、どんな反応してほしいんですかィ」
俺なんぞに言って。山崎とか原田さん辺りなら茶化してくれるだろう。近藤さんなら真に受けて、やっぱ男は誠実さが大事だよなとか言いそう。でも俺は。
聞き流すかからかうだけだと、予想できたろうに。
「あ、遠回しに俺のこと嫌いって言いたいんですかぃ」
幾度となく土方さんを騙しているのだ。そういう意味では度を超したうそつきだ。だから、と思ったが土方さんがそんな回りくどい言い方するはずがない。
と、首を傾げていたら。
「……その逆だよ、ばか」
なんて赤くなった耳だけ見せていってきやがった。




きょう電車とバスが遅延しまして発狂したくなりました。忌々しい。しかし頼らざるを得ない。この感情は沖田が土方に抱いてるのと似ていますね。
スパークのネタに苦心しています。

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しあわせ

はぁふ、と大口開けて欠伸をした彼は純粋に眠たそうに瞬いた。瞼が重そうだ。まつげが長いから余計に、音がしそうなほど。
ーーーあの、口が。
つい先ほどまでこの体中をねぶり、あやし、口づけをして色のこもった吐息を吐き、罵るように揶揄をしてきていた。
それを微塵の余韻も見せない、あどけない横顔。
変わらずあるのか変わったのか、判別がつけづらい。
「そんなに見て、まだたんねぇんですかィ」
「ばか」
声がかすれる。殺していたにも関わらず喉はダメージを受けているようだ。不快で顔をしかめれば、眠たそうな瞳に愉しげな光をちらつかせた。
「やらしいですね」
「なにがだ」
「全部」
声も、そう言って喉仏をなで、次に眼差しも唇も、全部情事の色に染まってると、笑う。
煽るような手つきで触れてくるくせに、眼差しは熱を伝えてこない。珍しく甘ったるい、事後。
気まずさが勝って指を払って背を向けた。
一線は越えたがその前もそのあとも、俺たちはいつもどおりであった。いままでは。
なのに何で今日は。
「おやすみなせぇ」
「……おやすみ」
気分を害したわけでもなく、総悟は眠りに落ちる数秒前の声で告げて、後ろからしがみついてきた。
その温もりが何よりも安堵をもたらすのだ、なんて言えやしないけれど。手放せなくなっているのは確かだ。





昨日今日で同人誌五六冊読みました。久々にお気に入りのmad見たりして、不足していた萌を満たしたので何か書きたいな!本当にスマホはやる気をそぐな!

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みだれがみ

春の夜の優しい風が忌々しい男の髪をさらい、ふわりと高い位置で括ってある黒髪が靡いた。
たったそれだけ、なのに何故か目を奪われた。
ちらちらと項が髪の束から覗く。つきあかりに照らされ緑を帯びた白色に光る。眩しい。
胸がざわざわとして落ち着かない。胸を掻くように布を鷲掴めば、少しはマシになったような気がして浅く息を吐く。
「先輩」
男が振り返った。普段は薄氷のような色の瞳が不思議な色に輝いており沖田は面食らう。
ドキリとした。ざわざわしていた心臓が今度は速く脈を刻む。
「こんな時間まで起きてるんじゃねぇ」
「大きなお世話だ」
子供扱いが悔しくて、みとれていたことも悔しくて、沖田はふいと顔を背け部屋へと駆けた。





いずれ沖土になります。
明日から京都旅行です!

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薔薇

10:30に寝る予定だったのに色々やっていたらこんな時間です。課題はやれていないのに!資料が多すぎるのが大変ですね。うむ。
明日明後日と二連勤ですがそんぐらいじゃあもう挫けません。四時間専門科目の後の居酒屋のバイトは自殺行為だとは思いますが。毎週辛い。





沖土小ネタ。






毅然と咲く赤い花。
真っ直ぐに伸びる茎に触れたら怪我をした。
それでも、何故か無性にほしいと思って手を伸ばす。
まるで、あの人に手を伸ばしているようだとくすりと笑って、棘が刺さる痛みを感じながらも花を手折った。
こんな風に容易く、俺の手に入ればいいのに。

「土方さん」
「あ?」

部屋の入り口から覗き込む。紫煙漂う部屋で此方に背を向けて書類をしている姿に地味に距離を感じて自嘲しながら足を進めて、土方さんの真後ろに立ってみた。
好きですよアンタのこと。手に入るなら怪我をしたって構わない。何をしたって、構わない。
でも悲しませたくないという想いが強いから、いまはまだ。

「花、あげまさァ」
「……俺は女じゃねぇよ」

苦笑混じりにそう言いつつ、ありがとなと受けとるその声の柔らかさに、また俺は逃げ道をなくす。
じんじんと胸に棘が刺さった。

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祝☆映画化

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