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梅々

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カテゴリー「土沖 小ネタ」の記事一覧

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ぶんれーつ!

勘が働くのは主に血生臭いことでだ。それか、土方さんに関わることだけ。それ以外では俺の勘は仕事をしない。

だが、今日は珍しく勘が働いて、このまま進んだらやばい気がした。だから、立ち止まる。

そうしたら、隣の山崎が首を傾げた。



「沖田さん?」



「俺、ちょっと先に帰る、」



「駄目です! いつもそうやって沖田さんがサボるから俺が怒られるんですよ?」



なんて山崎が怒りながら腕を掴んで見廻りを続けさせようとする。嫌な感じがする。胸がざわざわ、ノイズがかったようだ。

アノ日だから、とか言っても男でしょ、と返されずるずる、山崎のくせに俺を引き摺る。たたっきってくれようか。真面目にそんなことを考えながら角を曲がったときだった。



「あ、」









見廻りから帰ってきた山崎の様子がおかしかった。いつも変だが今日は特に変だ。そわそわ落ち着かず視線を合わせやがらない。

また総悟がサボりでもしやがったのか。オイコラ山崎、と事情を聞こうとした時だった。

玄関の方から、総悟の声が聞こえた。それに答えるのは近藤さんだ。珍しく真面目にやったのか。何気無く、そちらへ向かう。



「これ飼っていいでしょう? 近藤さん」



「いやでも、え、コレ飼うってレベルじゃないよ総悟」



「大丈夫でさ。部屋から出さねぇし餌もやるし首輪も鎖も準備しやした。ペット飼っちゃ駄目なんて法度、ないでしょう?」



「いやでも・・・」



また何か拾ってきやがったのか。やれやれ、呆れてしまうのは仕方がない。蝉だったりカブトムシだったり猫に犬。ホームレスなんてのもあったなと記憶を辿りつつおいどうした、声をかけようと二人の姿と総悟が拾ってきたらしきモノを視界に入れた。



「それ人間だからァァァァァァァ!」



「あ、本体」



「本体じゃねぇよっ! ってか、それ・・・」



総悟の足元で蹲っているそれは、見たことのある顔だった。いや、そんなもんじゃない。毎日一回ぐらいは見てる手前の顔。

いやだが、八の字の眉だとか見ていて殴りたくなる感じだとか、俺ではない。でも、これを知っている。



「土方氏ィィィ!!!!」



「くんなァァァァ!」



「ぐぼぎゃ!」



涙を浮かべながら走ってきたのを条件反射で殴る。

これは、この男は、トッシーじゃないか。

何故、こんなところにいる?





















的な話を本にしてみたい。夢ですなァ´ω`

沖田がトッシーを拾ってきて面倒見て土方が拗ねる。そんな話なんだろうな。面白そうです。はぁはぁしたい。

今日は友人が貸してくれた本を二冊読みました。

あと従弟が俺の妹がこんなに~の小説の2~6巻を置いてっていたので読まなければ。いつか。

では寝ます!

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対する私は腹黒さん

総悟、と土方さんが縋ってくる。その体に腕を回しながら外から聞こえる雨音に耳を済ます。台風だ。

風は涼しくても湿度が高いから、九月の下旬であろうとも付けっぱなしの扇風機に薄い布団。それでもエアコンは使わないようになったから確実に夏は過ぎ去っている。

なんて余所事を、許してくれなくて。



「総悟、」



「なんでさ」



「俺のことだけを、考えろよ」



そういうアンタは俺ではない人を抱くのに。

口の中で純粋な反論がもごもご、出口を探す。ザァザァ、荒んだ雨が窓を叩く。

視界にぎりぎり入る位置に、姉上の仏壇が見える。土方さんは、悉く自分の愛した人を純粋に愛せない星の下に生まれたらしい。愛してるが故に手を離された姉上。愛してるが故に抱かれない俺。俺の方は、他にもいくつも理由はありそうだけど。俺に欲情したって女の所に行ってわざわざ鎮めるのだから変わっている。

そんな土方さんは執着心と独占欲が滅法強いから。俺が離れるふりをすればがんじがらめにして捕まえようとする。そこが、好き。



「大事なんだ、おまえが」



「知ってまさァ」



おかしな人だ。なんて、俺も同じだから言えない。束縛されたいから旦那に遊んでもらって、束縛したくはないから他の女との関係を見逃す。

俺たちは、なんなんだろう。

この人の腕の中にいられるのなら、なんでもいいのだけれど。













というわけで腹黒な沖田で土沖でした。

小さい秋は見つかるが大きい秋を見つけられません。そして明日は発表日です。第一次選抜的な?胃がパーンとなりそうなストレスとともに私は結果を待つばかり。

うひゃあ死ぬ。











それでは七月の始め頃に小ネタにしようと書いていたものです。異国パロで土沖、かな?































What can I do for you?











砂上の城で











果てしなく蒼い空の下、灰色の景色が広がっていた。

瓦礫に死体、血溜り。

そんな景色の中、探し人は瓦礫の山の上で空を見上げていた。硝煙で姿が霞む。



「総悟」



「・・・近藤さん」



近藤さんが名前を呼ぶと、無表情に少しの安堵を滲ませてそれは振り返った。

とてて、と瓦礫の山から降りて、それは近藤さんの胸に抱きついた。子犬が甘えるような仕草でじゃれて、近藤さんも嬉しそうに頭を撫でる。

そんな二人を横目に辺りを見回す。全て灰色だ。いつの間にか築かれていた砦もそこにいただろう人間も、皆一様にただの塊になってしまっている。足元を見れば瓦礫の下から銃を握った手が見えた。肌色に赤と、そこだけが鮮やかに見えてより生々しい。

総悟と呼ばれているそれが何なのか、俺も近藤さんも知らない。近藤さんが父親から受け継いだものだそうで、それから十年近く経った今も何かは分からないまま。ただ、人ではないのは確かだ。何百人もの人間を殺して、返り血一つ浴びていないのだから。



―――――妖精だよ、妖精!



昔、そう近藤さんが騒いでいたが妖精には見えない。妖精なら人を殺すだろうか。機械だというのなら、まだ分かるけれど。それでも十年前に比べて見た目がほんの少し成長していると思うから、それも違うのだろう。

明確な正体なんてなくても彼には居場所があるから、それでいいと放置して早十年。誰もそれに触れたりしない。



「帰るぞ、総悟」



「へい」



近藤さんに手を引かれ、嬉しそうにそれは城へと戻る。近藤さんはこの小さな国の王だ。自覚はないようだけれど。俺はその近衛隊長なのだが、この国の守り神と化した彼のお陰で仕事は殆どなく、秘書と呼ばれるのが正しいような、そんな仕事をしている。



「総悟、風呂入ったら一緒に飯食おうな」



「やった! じゃあ急いで入りやすね」



「トシは総悟のこと見ててやって。俺ちょっとお妙さんとこ行ってくる!」



「あいよ」



妙とは一応近藤さんのフィアンセで、十年間ストーカー紛いの求婚をし続け、漸く結婚前提のお付き合いを認められた。近藤さんにベタベタなそれも経緯を知っているから、近藤さんが自分を放って行ってしまっても文句をたれたりはしない。

とてもよくできたものだ。と他人のフリをしてみるとそう思う。



「近衛隊長さん」



「あんだよ」



「風呂入るんで、出てってくれやせんか」



「・・・今の時間、侍女もいねぇから俺が代わりにてめぇの世話しなきゃなんねぇんだよ」



これは、とても不器用だ。一人で風呂に入るのもままならず、飯の食い方も汚い。だから大抵は誰かが世話をしなければならないのだが、今日は誰にも告げていない。

俺が、世話したかったから。

そんなことを、誰かに告げたらどんな目で見られるだろうか。

渋々とそれは服を脱ぐ。今日の衣装は真っ白い、東の国の民族衣装のようなものだった。襟やスリットの入った裾に、赤いラインが刺繍されている。

それを脱いだ背中もまた白い。背骨の滑らかなラインや、尖った肩だとか。芸術品のようで、いくら眺めていても飽きない。



「近衛隊長さん」



「名前覚える気ねぇよな、おまえ」



「近藤さん以外はどうでもいいんで。・・・一人で入るから、本当にあんたはどっか行ってくだせぇ。俺が休んでる間は国を守るとか」



嫌味たらしく付け加えられた後半よりも前半の台詞が、ぐさっと胸に突き刺さった。多感な人間ではないから、そんな周知の事実を言われたところであぁそうかよと呆れるのが普通、なのに。

これはよくない傾向だ、早くなんとかしないと手遅れになる。

もう、手遅れかもしれないけれど。



「あの瓦礫の山を越えて攻め入るやつなんざいねぇよ。それこそ人間じゃねぇ」



「・・・そう思うなら、お好きなように」



「だから、腹の傷隠さなくてもいいんだけど。寧ろ見せろ」



「・・・知ってたんですかィ。アンタも人が悪いや」



頑なに此方を向かなかったそれが、此方を向く。黒い絹のズボンの上の白い横腹に、赤黒い血がついている。それの前に跪いて見ると、一筋の切り傷があった。対してでかく深いわけではないが、浅い傷でもなさそうだ。こんな傷を負っているくせに、よく無表情でいられる。



「前にも、怪我したことあんのか」



「今日が初めてでさ。・・・俺、もう駄目なのかなぁ」



染々と自分の怪我を見ながら他人事のように言う。

改めてこれはなんなんだろうと、真面目に思う。愛らしい面をした、若干人間味のあるロボットか。近藤さんになついているのだって、ペットが主人になついているようなものなのかもしれない。主人を慕うように、プログラムされているとか。

なんだか酷く、目の前のこれが可哀想になって、気付けばぺろ、と傷を舐めていた。

するとひぃ、と悲鳴を上げるものだから、その反応に気を良くする。



「な、なにしてんのアンタ!」



「舐めりゃ治るってよく言うだろ」



「だからって、ちょっと」



あわわ、と口をパクパクさせるのがおかしくておかしくて。ぺろぺろ舐めていれば本当に傷が塞がっていっているような気がした。

錯覚とはいつも甘いものだ。願いが、一瞬だけ自分の体を操って、体感させる。傷が早く治れば、なかったことになれば、こいつは今のまま、終わりを予期することなく近藤さんの傍にいられる。

俺よりも強くて、逆に瞬殺されてしまいそうだけれど、守りたいと思う。この愛しさは、なんだ?



「近衛隊長さん、」



「・・・」



「ひじかたさんっ!」



「なんだよ、ちゃんと名前覚えてんじゃねぇか」



顔を離して指で傷を辿る。息を飲んで微かに怯えてみせたのが堪らない。勘違いが飽和して、俺はこいつを好きなんじゃ、と真面目に思ってしまいそうだ。

錯覚ではなく本当に、傷口が浅くなっていて俺は実は凄かったのか、なんてふざけて考えてみる。

二人が、幸せにいられればいいと思う。でも、人を殺させて幸せになってほしいと願うのはそこはかとない矛盾だ。

漸く解放してやって、離れてやれば柳眉を寄せながらそれは背を向けてズボンを脱いだ。此方も同じく背を向けて待っていれば、脱ぎ終えたと肩を叩いてくる。



「近衛隊長さん」



「あんだよ」



タオルを腰に巻いたそれを視界に入れて、王族専用であるはずの浴場へ足を踏み入れる。王族専用とはいえども、この国の王は基本的に国民に優しいので、質素でありながらも威厳を感じられるような、そんな作りだ。

俺は入れてやったことしかないけれど、これはそんなことを気にせず堂々と入って、総悟専用な、と近藤さん手作りの椅子にちょこんと腰かける。



「ずっと今のままだったらいいのにって、思ったことはありやすか」



「・・・ずっと、そう思ってるよ」



お前に会ってから、十年来。

かけるぞ、言ってからシャワーで頭を濡らしてやっていれば、水音に紛れて俺もでさァと聞こえた。

これの願う、平穏の中に。俺が含まれているのならばそれだけでいい。

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みちならぬ

私度僧×妾良くないですか(聞くな)





「なに、アンタこじき?」

「見て分かるだろ。坊だ」



そう言い、男は笠をちらりと上げて俺を見た。二枚目な顔をしている。歌舞伎でもやっていたら持て囃されること間違いない。それと、笠の下から覗く漆黒の髪。正式に出家したわけではないのだと一目で分かる。

そんな、似非僧が。俺を見てどう思っているのだろう。市松模様の単を赤い帯で緩く留めて、草履を突っ掛け男を一人つけている。普通の身分でない、と思ったならそれは正しい。



「金が欲しいんで?」

「生きてくためには。・・・本当はちゃんと出家したいんだけどな」

「色恋に飽きた、とかですかィ」

「まぁそんなもんだ」



道行く人をぼんやりと見つつ、欄干に背を預ける男の横に立つ。暇潰しに外へ出ただけだったが、中々良いものを見つけた。



「俺の家に来やせんか」

「・・・なんで、」

「醜く欲深な人間を間近で見りゃ、悟りをさっさと開けそうなものじゃないですか」

「欲深? おまえは何をしてるんだ?」

「妾でさ」



言って、口角を上げると不可解なものを見る目付きを向けられた。そんなものには慣れている。妾になると決めた時点で、他人に軽蔑の目を向けられることは分かりきっていた。

だから、興味深い。欲を全て絶とうとする色男が。











というのりで、ストイックな土方と快楽主義者な沖田。

沖土でも設定はそのままかもしれない。あぁでも快楽主義者な土方もいい。

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幽玄で淫猥な

次いつ会えるんですか、といつものように問う。

運転席で煙草を吸っている土方さんはそうだなと前置きをしてから言った。



「一ヶ月は、無理だな」



「分かりやした。会えそうになったら連絡下せェ」



「あぁ」



そんな会話をしていたら、車は家の前についてしまった。

あと一月は会えない。

恋人同士だというのに。

このままいたい、というのをひた隠しにして、それじゃあとドアを開く。水っぽい別れは嫌な性分だから、いつも素っ気なく別れるけれど。本当は帰りたくないというのをアンタは知らない。



「総悟」



「へい」



「・・・惜しいよ」



ほんの一時間前まで繋がっていた余韻でも残っているのか、未練がましく土方さんは俺の頬を撫でた。

こうして触れられるのが嫌いだ。愛しい気持ちが胸からあふれて、全身を包むから。つい、口をついてしまいそうになる。本心が。



「それなら早く連絡下せェよ」



逃げるように車から下りて振り返らずに家の中へ入る。ドアに背中を預けて車が去る音をきいてから、一つ息を吐いた。

恋人同士と、言ったって。月に一度逢えればいい程度。それだけで満たされるわけがない。

高校入学と同時に三年前から付き合い始めた社会人の土方さんは、十歳も年上でその上エリートだ。今日も行ったけれど俺の家から三十分程の都会にある高級マンションに住んでいるし、家具だって小洒落ている。住む世界の違う人。偶然出会った、というだけで終わるはずだった人。恋人になれただけで良しとするべきなのは分かっている。

だから、三年前は週に一回は会えたのが段々減って月に一回になっても文句は言わないし、このまま自然消滅しても、何も言わない。

いつかきっと終わる関係だ。ロマンチストではないから、そんなことは知っている。

だから、その時まで幸せにやっていきたいとは思う。だけど想いが募って自分が自分じゃなくなりそうで、どうにか堪えようとしたら素っ気なくなってしまう。元から可愛げないのに、こんなじゃ愛想を尽かされるのも時間の問題だ。



「・・・好きでさ、土方さん」



傍にいたい。

もっと、ずっと。

俺のぜんぶ、捧げてもいいから。











というわけで社会人×高校生でハァハァ←

昨日から失楽園読み始めたのですが素晴らしくてそれにまた影響された馬鹿です。思ったより濡れ場が多いけど品があって綺麗ですごくいい小説です。

不倫、素晴らしい!←

人妻っていい←

背徳がある恋愛は一段と磨きがかかりますよね。ああああもういっそう失楽園買っちゃいたいよぉぉぉぉぉ!



あと、ポスターでU房とI子初描きしたら死亡しました。

基本白多めにぬるのでポスターなんだから濃く!と白部分少なくするとかね。ただでさえコピックダメなのに塗り方かえるとかばかなのしぬの、お願い生きて。







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ふらぐ

「沖田君てなんでそんなに無表情なの」

「・・・はい?」

補習の息抜きにパフェを二人で食べていたら唐突に先生が言ってきた。脈絡がなさすぎて首を傾げる。
すると長い指が伸びてきて口元に触れた。ついていたらしい生クリームを先生がペロリと舐める。

「いやね、ずっと無表情だから先生といてもつまんないのかなぁって思うわけよ」

「楽しいですぜ、先生といんの」

「でも微笑みもしないだろ、君。銀さん信用できないよ」

「だって可笑しくもねぇのに笑えねェ」

思ったまま率直に返す。いつもそうだが愛想がないのは分かっている。でも愛想なんて必要ないと思うから、こんな話し方しかできなくて。
つまらない人間だと思う。だから、親友ができたこともないし、先生がこうして絡んでくる理由もわからない。

「笑ったことある?」

「ありまさァ」

「見てぇな、沖田君の笑顔」

「見ても楽しくないですぜ」

「でも希少価値じゃん。・・・よし、続き続き」

確かに、レアだと見たり欲しくなったりするけれど、それは俺なんかの笑った顔にもあてはまるのだろうか?





昨日の続き。
そして今日の試験は手応えありすぎてダイヤモンド叩いてる気分でした。明日こそ、は!
今年のおきたんは馴れ初めと純粋な濡れ場でいきたいなと思っておりますが七月末に〆切あるから八月になったりなんかしないといいです。

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祝☆映画化

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