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梅々

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幽玄で淫猥な

次いつ会えるんですか、といつものように問う。

運転席で煙草を吸っている土方さんはそうだなと前置きをしてから言った。



「一ヶ月は、無理だな」



「分かりやした。会えそうになったら連絡下せェ」



「あぁ」



そんな会話をしていたら、車は家の前についてしまった。

あと一月は会えない。

恋人同士だというのに。

このままいたい、というのをひた隠しにして、それじゃあとドアを開く。水っぽい別れは嫌な性分だから、いつも素っ気なく別れるけれど。本当は帰りたくないというのをアンタは知らない。



「総悟」



「へい」



「・・・惜しいよ」



ほんの一時間前まで繋がっていた余韻でも残っているのか、未練がましく土方さんは俺の頬を撫でた。

こうして触れられるのが嫌いだ。愛しい気持ちが胸からあふれて、全身を包むから。つい、口をついてしまいそうになる。本心が。



「それなら早く連絡下せェよ」



逃げるように車から下りて振り返らずに家の中へ入る。ドアに背中を預けて車が去る音をきいてから、一つ息を吐いた。

恋人同士と、言ったって。月に一度逢えればいい程度。それだけで満たされるわけがない。

高校入学と同時に三年前から付き合い始めた社会人の土方さんは、十歳も年上でその上エリートだ。今日も行ったけれど俺の家から三十分程の都会にある高級マンションに住んでいるし、家具だって小洒落ている。住む世界の違う人。偶然出会った、というだけで終わるはずだった人。恋人になれただけで良しとするべきなのは分かっている。

だから、三年前は週に一回は会えたのが段々減って月に一回になっても文句は言わないし、このまま自然消滅しても、何も言わない。

いつかきっと終わる関係だ。ロマンチストではないから、そんなことは知っている。

だから、その時まで幸せにやっていきたいとは思う。だけど想いが募って自分が自分じゃなくなりそうで、どうにか堪えようとしたら素っ気なくなってしまう。元から可愛げないのに、こんなじゃ愛想を尽かされるのも時間の問題だ。



「・・・好きでさ、土方さん」



傍にいたい。

もっと、ずっと。

俺のぜんぶ、捧げてもいいから。











というわけで社会人×高校生でハァハァ←

昨日から失楽園読み始めたのですが素晴らしくてそれにまた影響された馬鹿です。思ったより濡れ場が多いけど品があって綺麗ですごくいい小説です。

不倫、素晴らしい!←

人妻っていい←

背徳がある恋愛は一段と磨きがかかりますよね。ああああもういっそう失楽園買っちゃいたいよぉぉぉぉぉ!



あと、ポスターでU房とI子初描きしたら死亡しました。

基本白多めにぬるのでポスターなんだから濃く!と白部分少なくするとかね。ただでさえコピックダメなのに塗り方かえるとかばかなのしぬの、お願い生きて。







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祝☆映画化

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