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梅々

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カテゴリー「土沖 小ネタ」の記事一覧

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ひじにょおき

部屋へはいってきたと思えば瞬く間に押し倒された。そうして性急に、オレをただの性欲処理の道具としか思ってないんじゃねぇのって乱暴さと性欲を剥き出しにして唇を重ねられそうになって、ぐいと押し返す。
「残念、土方さん」
「なんだよ」
「わたしあの日なんで」
待ったを食らった不機嫌さを隠しもしない土方さんにふふんと笑いながら言えばああ?と眉を寄せた。
「おまえ、先月は月末にきてたろ」
なんて、間を空けたあとに土方さんは言った。
さすがのストーカーっぷり。神山も近藤さんもびっくりだ。痛いけれどこんなんで痛い苦しいと喚くのは悔しいので堪えているから、いつきたかなんてわからないだろうに。
どんびいたし本当に女の子の日だからしたくないのに、先に男に戻りやがった土方は力にものを言わせ、胸元に顔を埋めてくる。
「……っ、せい、り、ふじゅんなんですよ……んっ」
ちゅ、と吸いつかれてぴくりと体がはねる。
「へぇ?」
顔を上げた土方さんが、楽しげな声色で返事をした。
ああやばい。愉しげな目をしている。






土方だけ先に戻ったら。

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※一応百合

やたらと今日はひっついてくる上、綺麗だの頭が良くて尊敬するだの美辞麗句をやたらと並べ立ててくると思っていたが、なるほど、今日はエイプリルフールだ。肩に乗る胸の感覚に意識が向かって、聞き流していたけれど。
そしていまも、柔らかいそれが押し当てられ耳元で沖田が話す。
「あんたは近藤さんが好きなくせに、なんで色んな野郎に足を開くんで?」
また嘘を、と思っていればそんなことを言う。
まるで次の非番の日を聞いてくるような容易さだ。
「……体が欲するからだろ」
「ふぅん」
興味なさそうな返答をし、ふああと欠伸をする。吐息が耳をくすぐり、しがみついた沖田の腕がゆるみ胸の上を滑る。
「俺の体はあんたとのは違って睡眠を欲しまさぁ」
「じゃあ大人しく寝てな」
ううんとうなりがら沖田は肩に顔を擦り付けてくる。かと思えば、土方の足の上に頭を乗せてくる。
「邪魔なんだけど」
「寝込み襲わないでくだせぇよ?」
「……話聞けよ馬鹿」
書類整理をしているのを知っているだろうに。瞼を閉ざした沖田は一分も経たないうちに寝息を立て始めた。
寝付きがいいのは知っているがそれにしても早すぎるだろう。あきれながら煙草に手を伸ばすが灰を落としたら危ないと、くわえはしたが火をつけようとした手を止める。
釘を差された以上襲うこともできず、書類を書くのも膝の重み故に難しい。くわえたままの煙草を弄びつつ、色素の薄い髪を撫でる。
本当にほしいのはおまえなのにな。
エイプリルフールに口にするのはなんだか嫌で、思うだけに留めた。






百合じゃなくてもいいんじゃないかというような塩梅ですが。
エイプリルフールだからはっちゃけたかったのです。たまには。
ステーキガストデビューしました。

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何回目かの最終回

ぽつり、と大きな雨粒が彼の項に落ちた。びくり、と俯いていた彼が肩を震わせる。
雨宿りする場所を間違えたか、と見上げ、どう考えても普通はここに来ないだろうなと溜息をついた。
満開の桜の木、その太い幹に背を預け、沖田は濡れた項を手で拭った。葉が生い茂っている季節ならまだしも花びらでは雨粒を受け止めきれない。足元も次第に濡れた土の色に変わっていく。濡れ鼠になるのも時間の問題だ。
雑用係と化している男に連絡はしてあるがいつ来ることやら。確か近場にいたはず、と思っての人選だったが、文句を言いつつ自分には甘い上司にむかえを頼むべきだったかもしれない。
何はともあれ迎えに来いと連絡した以上動くのは流石に申し訳ないだろうし、雨の中を走って帰る気分でもない。雨の桜でも眺めて待っていようと、再び視線をうえにむけようとしたら、にゃあと声がした。
おや、沖田は視線を下げる。
「にゃあ」
とてとてと、寄ってきたのは黒猫であった。雨に濡れ艶やかな黒い毛にじぃとこちらを見つめる眼差し。あの男のようだと沖田はしゃがみ込み、猫に手を伸ばす。然れども猫はするりと身を引き再び鳴いた。そうしてまた寄ってくるので撫でようとすれば、やはり逃げる。
気紛れに近付いてきて手を伸ばせば逃げる。自分勝手な猫めとしゃがんだまま見つめていれば、何かに反応し一点を見つめ、さっとその反対方向へ逃げていってしまった。
何か来るのだろうかと、猫が去ったのとは逆方向を見ていれば。
見慣れたまっくろくろすけが現れた。
「総悟」
「あれ、土方さん」
なぜここにいるのだろうと見つめていれば、土方ははぁと重い息をついた。
「ひんそな雨宿りだな」
「乙でしょう」
「意味わかんねぇよ。……おまえ昔も桜の木の下で雨宿りしてたろ」
沖田を傘のうちに招きながら土方は呆れたように言った。しかし見に覚えのないことであきれられても詰まらないし不快である。思い出そうにも思い出せず、細かいことばかり覚えていやがると悪態を吐こうとしたら土方は口を開いた。
「ミツバが寝込んだときだったか、泊まりに来るはずのおまえがなかなか来なくて、探しにでたら桜の木で雨宿りしてやがってよ」
「そういや」
そういえばそんなこともあったと、思い起こしながら土方の隣を並んで歩く。
「桜の花びらを掴むと幸せになるってきいてがんばってたら降り出したんでさ」
「ああ。そういうところは年相応だったからな」
幼気でしたから、言えば今もあまり変わらないだろうと土方は頬をゆるめた。






アニ銀お疲れさまでした!!!!
定春かわいかったし犬にまでもげすい顔してみせる銀さんイケメンだしマスコットな近藤さんは可愛いしね、沖田も土方も安定で。かわいかった。また寂しい日々が始まりますね。

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妄想が活火山のように

銀さんと土方、新八と沖田の対比いいなぁと思ってます。
銀さんも新八も、失ったものを万事屋という形で得て、土方も沖田も大切なものを失って(若干語弊はあるけど)真選組という形になって、銀さんが捨てたものを土方は抱き締めて、銀さんが失ったもの同じように失おうとしていたりとか、料理がちょっと独特なきれいで強い姉がいてシスコンだけど片や強さを求めていて片や強さ故に大切なものを置き去りにして、強くても守りきれなくて、とか悶々。
銀さんも沖田も、自分が失ったものを失って欲しくないと思うと同時に、コイツなら俺と同じ間違いを犯さないんじゃないかとか思っていたらいい。土方が沖田に思っていてもいいけど。
この四人はおいしい。
銀新は新八が銀さんに普通の幸せを与えてあげる。土沖土は隣に立って痛みをわけあう。

いいね。



一条さんの正しい恋愛のススメ読んだら出張ホストネタありだなとなった。





テーブルの上、氷で冷やされていたワインをごくりと飲むと、此方を見ていた男の目付きがより険しくなったのが分かった。未成年の飲酒は法律で禁止されています? それ以上にやばいことやってるっての。

「まさか同じクラスに体売ってるやつがいるとは思わなかったよ」
「体じゃねぇ。愛でさァ。おれも驚きやしたぜ。風紀委員副委員長さんが同性買ってるなんざ。風紀委員の名が泣きやすぜ」
「てめぇが売ってるって知ったから買ったんだ」
「ご指名ありがとうございまさァ。で? ご説教? それともヤりやす?」

肩を竦めて問えば目の前の男は舌打ちをして、ポケットからタバコを取り出した。おやまぁ。真面目なだけの男というイメージだったけど、コイツ、タバコなんて吸うのか。
土方十四郎。同じクラスなだけの赤の他人。責任感があるやつなのだろう、そして頭がいい。去年も同じクラスだったのに知ってるのはそれだけだ。あぁあと、女にもてる。ただそれだけ。
沈黙を埋めるように煙を吐く吐息が耳に届く。帰っていいだろうか。きっとコイツは、何でか知らないが俺のバイトのことを知って、責任感から忠告なりなんなりしようと考えたのだろう。責任感や倫理観で金がもらえるならこんなことしてない。

「金がいるのか」
「えぇ」
「他のバイトじゃどうにかならねぇのか」
「そんなんじゃ足んねぇんでさ」
「なら、」

なら俺が、お前を買ってやる。これからもずっと。
そう言った目の前の男がそういや金持ちの息子だったと、思い出したのは唇を塞がれてからだった。





みたいなの書きたい。

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夜につめきっちゃった

今日は小説を打とうと意気込んだら充電器を忘れまして。あまり打てなかった。

通販はまだ口座作ってないのであれですが、基本的に欲しい本の冊数とか住所とかをメルフォから送ってもらって~という形にします。詳細は後日。18禁のは自己責任でお願いします。一言18歳以上ですとご記入お願いします。そんな感じです。











昨日ツイッターでRTしてもらったので小話を。



















しとしとと雨が降る。時折ボタボタと大きな音を立てるのは雨樋にひびが入っているからだろうか。静かな夜が、水滴の所為で不完全なものになる。

 こんな雨の夜は、体が布団と一体化してその心地よさに引き摺られるように眠くなるのが常なのに、今日は目だけが爛々として眠れない。理由は明解だ、土方さんがいないから。今頃は柔らかな体に包まれて幸せな夢でも見ているのだろうか。閉じた目蓋の裏にその光景が浮かんだ。他のことを考えてまやかそうとしても消えないそれにため息を吐いた。

ギシギシ、静かに木の軋む音がした。それが部屋の前で止まり、静かに障子が開かれる。こんな時間にここへ来る人を一人しか知らない。例に漏れずその人であると、漂う煙草の香りで分かった。再び静かに桟を障子が滑る音がして、無音だが近づいてくるのが震動で伝わる。寝たふりを続けていると、衣服がおとなしめに音をたてて擦れた。気配が近づく。煙草の匂いが強くなる。

そして頬に柔らかな感触。口づけられたと分かって黙ってはいられなくなった。



「今日は泊まりだと思ってやした」

「起きてたのか」

「雨音に興奮しちまって」



言えばくすりと笑われた。そうしてアイマスクを外される。暗闇の中で目があった。優しい顔をしてる。今日は仕事だったのを知ってる。だから嫌いな匂いはしてこない。

添い寝してやるよ。隊服のまま入ってきた土方さんが笑った。機嫌が良いのは起きていたからだろうか、思いながら柔い表情を見つめていれば唇を塞がれる。



「ん、ぅ」



性急に舌を絡められて、至近距離故か雨の匂いを感じた。煙草の味、俺を翻弄する土方さんの舌。

アンタは俺だけを好きなんだっていうのに、俺だけは絶対に抱かないのはなんでなの。

時々甘えてきたり、こうやってキスしてくるくせに。俺を好きなくせに。

アンタなんて大っ嫌い。



















多分6RTだったのでほっぺにちゅー+べろちゅー。

RTしてくれた方ありがとうございました!

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祝☆映画化

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