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梅々

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微弱な痛み・・・

いまおへその下が痛いです。何でだ?お昼に食べた餃子にあたったのか?
まぁ、いいや。
だって今日はね。アレだもんね。

てなわけで、こんな目出度い日にトイレ掃除させられましたが午後から二時間近く携帯とにらめっこして後編できたぜ!

あとは一切手をつけてない土沖だ!

・・・昨日届いた同人誌、漸く読める。





それでは後編。今日できてよかったー。地球に生まれてよかったー(笑)













アタマもココロも溶けきって

一つになりたい





藍色りぼん





「ッは・・・、ぁ」

脳髄が蕩けてしまいそうな程の痛みと快楽に、土方の目からは生理的な涙が溢れる。けれど、視界を奪うように巻かれた布にその雫は吸い取られ、頬を伝うことはなかった。

目隠しをされ、ベルトで手を拘束され、辛うじて声は噛み殺すが羞恥心が煽られる。
こんなことされて気持ち良いと思う、自分が信じられない。

「土方さん、気持ちいいですかィ?」

「ン、なわ、ッけ・・・」

「嘘つき。こんなに濡れて、ジュクジュクになってんですぜィ? これで感じてねぇなんざ良く言える」

「ッああ!」

ピン、とそそり勃ち、総悟の言う通り喜悦に雫を垂らしている肉棒を弾かれ、殺していた声が出てしまう。
目隠しすると感度が良くなるだなんて、発見したヤツを殺したい。
抵抗出来る自由な手足も気力もなくて、成すがまま喘がされている自分が恥ずかしくて堪らない。
グチュグチュと、嬲るように内部を解す指に翻弄され身を震わすと、内壁を引っ掛かれる。
その痛みにさえ、体は甘く疼いてしまう。そんな風に、体はこの行為に慣れてしまった。

「ねぇ、土方さん」

悪戯を思い付いたような笑みを浮かべている、と声色から想像出来て、嫌な予感が胸を覆う。
聞き返すのも嫌で無言でいれば、それが気に食わなかったのか、強かに中心を握られ悲鳴が洩れる。

「っゥあ!! ・・・な、んだよッ」

「何無視してんでィ。土方さんみたいに独り言話してるみてぇじゃねぇか」

「・・・ッるかっ、ァ・・・だか・・・なんだ、よ・・・?」

「俺の誕生日祝いなんだから、ご奉仕、してくだせぇよ」

「ッハ・・・」

ありえない、と声にならない言葉に総悟は上体を乗り出してきた。そっと両頬を撫で、この目を覆う目隠しを外す。
急に視界に満ちた光に目を細めると、段々と光に慣れて、ニヤニヤ笑う総悟の顔がはっきりと写る。
好きにしろとは言った。
けれど、自分からするなんて言ってない。
なんてのは我儘にしかならないのだろう、総悟にとって。言い出したのは俺なのだから。

―――――だから、ここは腹を括って。

「・・・どうすりゃ、いいんだよ」

「口でして、上に乗って自分で挿れてくれりゃあいいんでさ」

嬉しそうな笑顔に絆されたのも束の間、その笑みを浮かべたまま放たれた言葉に思考が停止する。
何だって? 口でして、それから、それから・・・・・・。
無理だろ、と思う。そんな恥ずかしい真似、できるわけがない。上に乗れ、というのは自分で腰を振れ、と言っているのと同じなわけで。
そんな淫らな光景を想像しただけで体が震えて、甘い疼きが背筋を走る。

「土方さん、顔真っ赤。想像しちまいやしたか? 自分が腰振って感じてる姿でも」

「ッ・・・!!」

詰るような言葉が中心に響き、余計先走りが溢れた気がして、それを隠そうと裸の足を寄せるとこれ以上ないという程嗜虐的な表情を浮かべた総悟がその足を開かせる。
態とゆっくり開かされて、ねちっこく嬲るような視線に犯されて、ゾクリ、と羞恥が魅惑的な刺激に変わる。
その視線だけでイけそうな程に。

「ッ・・・そう、ご・・・っは、ァ・・・も、イくッ」

「ご奉仕してくれんなら、イかせてやりまさァ」

「・・・か・・・わかっ、た・・・からッ・・・」

抱き締めるようにして俺の上体を起こすと、総悟は少し後ろに下がり胡坐をかいて座った。その足元へ屈み、平伏すようにして少しの乱れもないズボンを脱がそうと試みる。
拘束され、力の入らない指で急いて金具を外そうとするが中々外れない。おあずけをくらった儘なのが辛くてそのまま口に含もうとするとサワリ。総悟の手が優しく頭を撫でた。

「がっつき過ぎでさ。俺が外してやっから、脱がしてくだせぇよ?」

小さく頷くと総悟は俺の頭を撫でたまま金具とチャックを焦らすような手付きで外す。その手が退いたのを見計らってから両手使って下着もろともズボンを脱がし露になった逸物を両手で握り柔く擦って、あむ、と口に吼える。
出来る限り頬張り、チュウ、と強く吸って甘く噛む。

「・・・っ」

トロトロ溢れ出る先走りは苦い。
けれどその苦さも、総悟が感じてくれているという証だから。

一滴たりとも、逃したくない。

舌先をすぼめ、先端を舐め回し割れ目をえぐるように愛撫する。
体が熱って、自分のものに触れたくなるが縛られている手の所為でそれは叶わない。
どうにかしてほしいと上目で総悟を見ると満足げに微笑みが目に入った。

「もう、いいですぜ。土方さん」

「・・・ん、ハァっ・・・そうご・・・」

「さぁ、乗ってくだせェ」

「・・・マジ、で?」

「マジでさァ」

ゴロン、と布団の上で横になった総悟は汚されちゃ堪んねぇしな、とか呟きながらシャツを脱ぎ始めた。
一見華奢に見えるけれど、それなりに鍛えられている体がシャツの隙間からチラチラ目に入る。子どもの頃は俺の方が力が強かったのに、今では易々と押さえ付けられて、それでも尚力が余っている程までになった。
見た目からは想像できないけれど。

釦を外し前を少し肌蹴させただけで手を止めた総悟は此方を見て、来い、と手を振る。

「全部脱がねぇのかよ」

「めんどくさいんでさァ。いいから早くしなせぇよ」

催促されて徐に跨り、体重をかけてもびくともしない腹に手を置く。置くけれど、動きはそこで止まる。
躊躇いは隠せなくて、縋るように総悟を見ると意外なところに触れられて、悦楽を与えられた。
ジュブ、と官能的な音とともに肉棒から伝わる刺激は何度も射精の寸前まで高められた体には強すぎて。
腕がガクガクして体を支えられなくなると、先程散々弄ばれた孔に先端が触れる。

「あぁ・・・ッ」

「土方さん・・・ほら、そのままゆっくぅり腰を落としてってくだせェ・・・」

「まっ・・・ムリ、だっ・・・ぁ・・・・・・」

無理だと思うのに、意思とは裏腹に襞は収縮し異物を受け入れようとする。
触れてるだけじゃ物足らない、体の奥の疼きをどうにかして欲しい。
なのに、動いてくれる気配は一切なく、もどかしい。

「・・・そんな顔するぐれぇならとっと挿れてくだせぇよ」

「ッんな顔って・・・?」

「欲しそうな、カオ」

「なッ・・・ぅあ、待っ・・・!! あァッ!!」

グ、と爪をたてられズ、と腰が沈む。
そのまま腰を落としていくと肉をかきわける感触が疼きを癒すが、別の疼きが生まれていく。

「ぅっ、あ・・・ぁッく・・・んン・・・」

「・・・ッあと、ちょっとですぜ」

「・・・ッああぁ!!」

ズン!と奥を貫かれ甘い痺が体を襲う。満たされる感覚に再び視界が霞み、動かない総悟に代わり腰が揺れる。前後左右に揺らすだけではイイ部分に触れなくて段々と大胆に上下にスライドさせてゆく。
その度ジュク、ジュブと水音がして劣情を煽りたてる。

「ん、ァあっ・・・ハ、そう・・・ご・・・ッ」

「・・・淫乱」

「な、ちがッ・・・ぅ!! ・・・も、動け、よッ・・・」

「ほぉら、催促するぐれぇですぜ? 淫乱じゃねぇですか」

「・・・んぁあッ!!」

下から深くまで貫かれ、腕の力が抜けて総悟の上に突っ伏してしまう。そのまま律動を繰り返され、初めての体位でより奥までえぐられて体がビクリと痙攣する。
片手で臀部を撫でられ、もう片手を頬に添えられる。顔を上げれば余裕の無い総悟の顔が目の前にあって、夢中で口唇を貪り合う。

「ンン・・・ふ、ゥあ・・・・・・そうご、もぅ・・・ッ」

「土方さ・・・、ッ俺もそろそろ、」

グルン、と世界が回り押し倒される。
獣のような、妖しい光を帯びた瞳で見下ろされ縛られたままの腕で抱き締める。
前立腺を何度も強かに擦られて堪らずピシャア、と白濁を散らす。

「ぅ、ぁああ―――!!」

「ん、っじか、さ・・・!!」

体内に感じる熱をギュウ、と締め付けて一滴も溢すまいとすると耳元に甘い吐息がかかり、もっと強く締め付けてしまう。

クラリと眩暈を感じて瞼を閉じるとそのまま意識が混沌としていった。





「土方さん」

「・・・・・・んだよ」

しがみつかれたまま答えると、胸元の猫毛が揺れる。
散々して、起きたら昼過ぎだった、だなんて高校生としてはあるまじき行為だ。

「今日さぼっちまいやしたね」

「お前の所為だろ・・・」

「あ、俺まだ言われてねぇでさ」

「・・・なんて」

「言わなくても、わかるだろィ?」

「・・・・・・おめでとう」

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