梅々
苑咲早良が運営する銀魂BL小説サイトです。 心意気は18禁。 著作権的な何かは放棄していません。マナーは守ってください。 メールフォームやコメント欄は下にありますので、何かございましたらお気軽にご使用ください。感想とか頂ければ舞い上がります! 不定期更新な別館を作成しました。ミツバさん愛してる! 気が向いたらお越しください→http://tokosienoai.dou-jin.com/
う~・・・
人間思い詰めたら何をするか分かりません。泥酔しても分かりません。
だから気を付けなくちゃね。酒癖の悪い人・マイナス思考の人は特に。
そして私はいま、多分欲求不満です。同人誌読んで満たされるけどそれも一時よみおえたいま物凄く満たされてるけど比例してマダオになってます。
どうすればいいのかわからないしなにもやる気しないし大変です。
では、よんこめ。
なるべく明るく爽やかにしてきたいです、次から。
あとろっこ!
だから気を付けなくちゃね。酒癖の悪い人・マイナス思考の人は特に。
そして私はいま、多分欲求不満です。同人誌読んで満たされるけどそれも一時よみおえたいま物凄く満たされてるけど比例してマダオになってます。
どうすればいいのかわからないしなにもやる気しないし大変です。
では、よんこめ。
なるべく明るく爽やかにしてきたいです、次から。
あとろっこ!
4.初めての朝
怖い、なんてみっつの音じゃ表せないぐらいの感情が渦巻く。闇夜に覗きこんだ井戸のような、光が入る余地の無い暗さ。落ちたらどうしよう、呼吸は出来る? このまま死んでしまうんじゃないか。そういった類いの救済の手が入ってもどうしようもない恐怖。そんな、感じ。
あんたはいまどんな気持ちなの。
なんで、こんなことしたの。
怖くて聞けない、眠ったままの無表情に口まで伝達しない程度に思う。
「あ、あー」
試しに声を出すと若干掠れ気味だった。見慣れた天井もなんだか違う。ぺちぺちと頬を叩いてみるけれど自分自身に違和感はなかった。
最後までは覚えていない。後の方の記憶は白く曖昧で感覚が体に残っているぐらい。それってなんだかなぁ、と思い出してしまって頬が火照る。
どんな意図で俺を抱いたのか。思慮深い土方の軽率な行動の意味は全くわからない。甘ったるい感情が伴っていないことは、分かる。
「って・・・」
寝返りを打とうとして主に腰から響いた痛みにまた元の位置に戻る。寝返りが無理ならば立つことさえままならないだろう。今日は遅番だから午前はゆっくり出来るけれども。
脱出はとりあえず先伸ばしにして、空っぽの頭でこれからを考える。
要は、遊びだろう。
女に不自由しない土方が、ちょっと手ェ出してみるか、その程度の興味で手を出しただけの。だからこないだ溜め息を吐いたんだ。気紛れでちょっかいだしただけの奴が、自身を好きだったのだと知って。
つまり俺が求められているのは後腐れのなさ、変わらぬ日常。
そう分かれば今後の方針が決まる。
何もなかったように振る舞えばいいだけ。ただきもちいいことをしただけ。
ならば余計出ていった方が良いのだろうと体に負担をかけないようにして起き上がる。気絶している間に着せてくれたのだろう一重を確り整える。
よいしょ、と立とうとして掴まれた手首に驚いた。起きたことに気付かなかったのか、俺。
「なにしてんの」
「・・・見てわかんだろィ? 部屋に戻ろうと」
強く手を引くと寝起きの土方の手は呆気なく離れた。今なら襲いかかっても抵抗なく殺られてくれる。けれども此方の体調が宜しくなくて、斬りかかるのさえ困難。
殊更ゆっくりと立ち上がると、不機嫌を露にした双眼が俺を見上げる。七割方、寝起きの所為なのは分かっているから、実際そこまで機嫌が悪いわけじゃないはずだ。
「安心してくだせぇ、誰にも言いやせんよ」
「そうじゃなくて、」
歯切れ悪く言って上体を起こす、頬杖で重たい頭を支えながら精神安定剤に手を伸ばした。
他に何か心配が? とにかく腰が痛いから、早く帰りたいのだけれど。会話を早々に切り上げる為悩んで、自分の素行の悪さに思い当たった。
「別に脅すようなことはしねぇんで、安心して平気ですぜ。じゃ」
「おいこらちょっと待て総悟!」
ハンデがあるのは彼方も同じ。立つのもままならないらしく追い掛けてくる気配はない。
良かった、思いながら自室の布団に倒れ込む。まさかあんなことになるとは思っていなかったから、敷いといたのだけれど役に立った。
もぞもぞと布団の中に潜り込んで溜め息をこぼす。
あんなことされて初めて気が付くなんて、なんて皮肉な話なの。
怖い、なんてみっつの音じゃ表せないぐらいの感情が渦巻く。闇夜に覗きこんだ井戸のような、光が入る余地の無い暗さ。落ちたらどうしよう、呼吸は出来る? このまま死んでしまうんじゃないか。そういった類いの救済の手が入ってもどうしようもない恐怖。そんな、感じ。
あんたはいまどんな気持ちなの。
なんで、こんなことしたの。
怖くて聞けない、眠ったままの無表情に口まで伝達しない程度に思う。
「あ、あー」
試しに声を出すと若干掠れ気味だった。見慣れた天井もなんだか違う。ぺちぺちと頬を叩いてみるけれど自分自身に違和感はなかった。
最後までは覚えていない。後の方の記憶は白く曖昧で感覚が体に残っているぐらい。それってなんだかなぁ、と思い出してしまって頬が火照る。
どんな意図で俺を抱いたのか。思慮深い土方の軽率な行動の意味は全くわからない。甘ったるい感情が伴っていないことは、分かる。
「って・・・」
寝返りを打とうとして主に腰から響いた痛みにまた元の位置に戻る。寝返りが無理ならば立つことさえままならないだろう。今日は遅番だから午前はゆっくり出来るけれども。
脱出はとりあえず先伸ばしにして、空っぽの頭でこれからを考える。
要は、遊びだろう。
女に不自由しない土方が、ちょっと手ェ出してみるか、その程度の興味で手を出しただけの。だからこないだ溜め息を吐いたんだ。気紛れでちょっかいだしただけの奴が、自身を好きだったのだと知って。
つまり俺が求められているのは後腐れのなさ、変わらぬ日常。
そう分かれば今後の方針が決まる。
何もなかったように振る舞えばいいだけ。ただきもちいいことをしただけ。
ならば余計出ていった方が良いのだろうと体に負担をかけないようにして起き上がる。気絶している間に着せてくれたのだろう一重を確り整える。
よいしょ、と立とうとして掴まれた手首に驚いた。起きたことに気付かなかったのか、俺。
「なにしてんの」
「・・・見てわかんだろィ? 部屋に戻ろうと」
強く手を引くと寝起きの土方の手は呆気なく離れた。今なら襲いかかっても抵抗なく殺られてくれる。けれども此方の体調が宜しくなくて、斬りかかるのさえ困難。
殊更ゆっくりと立ち上がると、不機嫌を露にした双眼が俺を見上げる。七割方、寝起きの所為なのは分かっているから、実際そこまで機嫌が悪いわけじゃないはずだ。
「安心してくだせぇ、誰にも言いやせんよ」
「そうじゃなくて、」
歯切れ悪く言って上体を起こす、頬杖で重たい頭を支えながら精神安定剤に手を伸ばした。
他に何か心配が? とにかく腰が痛いから、早く帰りたいのだけれど。会話を早々に切り上げる為悩んで、自分の素行の悪さに思い当たった。
「別に脅すようなことはしねぇんで、安心して平気ですぜ。じゃ」
「おいこらちょっと待て総悟!」
ハンデがあるのは彼方も同じ。立つのもままならないらしく追い掛けてくる気配はない。
良かった、思いながら自室の布団に倒れ込む。まさかあんなことになるとは思っていなかったから、敷いといたのだけれど役に立った。
もぞもぞと布団の中に潜り込んで溜め息をこぼす。
あんなことされて初めて気が付くなんて、なんて皮肉な話なの。
PR
TRACKBACK
TrackbackURL
COMMENT