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梅々

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がんばるぞっ!

廊下を歩いていたら沖田、と呼ばれて立ち止まる。誰だ呼んだの、と振り返ったら先生だった。・・・そうだ、この人俺の担任の。

「土方先生」

「お前、試験凄かったな。あんな点取られるとは思ってなかった」

試験というのはついこないだ終わったばかりの期末試験のことで、土方先生の数学は確か93点だった。

「・・・もうちょっと取れたはずなんですけどね」

「それでもすげぇんだって」

「・・・別に先生に誉められたいわけじゃないですから」

思ったままに言ったら土方先生は吃驚したようだった。
でもそんな表面だけの賛美なんて誰でも嫌だろう。誉められたいのは本質であって、結果だけを見られるのは気にくわない。

「おーきーたーくん」

「坂田先生」

なんて突っ立ってたら後ろから抱きつかれて、暑苦しいなとぼやく。それでも坂田先生は離れずに、ぐたぁと体重をかけてくる。

「今日の放課後、古典の補習してやろっか。今ならパフェもつけてあげるよ」

「・・・やりまさァ」

「よしよし。じゃあ放課後に国語準備室な」

「へい」

「あ、そうそう。大串君ちょっと来て」

「・・・んだよ」

用件伝えるだけ伝えて坂田先生は土方先生を引き連れ職員室の方へ戻って行った。最初に引き留めたのは土方先生のはずなのに坂田先生と話したことのほうが密度がある気がするのは、土方先生が本題に入らなかったからだろうか。大事な用があるならまた話しかけてくるだろう。
そう考えて俺は教室へと戻った。

あぁ、とてもつまらない。





土方先生×がり勉沖田。
坂田先生はちょっかい出すだけだして沖田に楽しいことを教えていこうとする感じ?沖田めっちゃ暗いな、なんか。
土方先生は何か気になってるけど沖田がツンツンしてくるのでやさぐれそうです。なんで坂田にはなついてんだ!ってな具合で。

明日の試験頑張んなきゃ!

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