一月は浮気月

キスをしながら手を、腰へもっていくと「あっダメ！」と唇を離された。

「なんで？」

「・・・俺今日あの日なんでさァ」

視線を反らしてしかもキスの所為か頬まで染めているものだから、本当にそうなのかと思ってしまう。だがそんなはずがない。俺の恋人は可愛いオトコノコ。
女体化した様子は一切見受けられないから、これは行為を拒む愛らしい嘘。
さて、理由は？

「どしたの。俺のこと嫌にでもなった？」

「違いまさァ！　・・・だって、その・・・」

「じゃあ、なんで？」

するとチラリと俺を上目で見てまた反らした。ああもう、銀さんの御子息はみなぎりすぎてきついのですが、沖田くん。

「・・・今日、いつもよかキスが気持ちよくて、っふ、ン！」

なんていう殺し文句まできかされて。理性なんて我輩の辞書にはないってのりでがっついてしまう。

俺もまだ若い。






あと３Ｐのオリジナルとあとがき２Ｐで終わります。
あ、表紙わすれていました←

オリジナルは土ミツっぽくしようと思っています。
というか、春をイメージして書いていると暗めになってしまうことに気付きました。お題のほうは両想いなんだけど叶わぬ恋みたいな感じで。なので急遽ほっぺにちゅーさせて明るめにしあげまして、さて次はどう明るくするか。

次の更新は銀沖になると思います。一月になると書きたくなるミステリー。

あ、ピスメは沖田さんの話し方と兄ちゃんはよかった。あとは中々でした。