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梅々

苑咲早良が運営する銀魂BL小説サイトです。 心意気は18禁。 著作権的な何かは放棄していません。マナーは守ってください。 メールフォームやコメント欄は下にありますので、何かございましたらお気軽にご使用ください。感想とか頂ければ舞い上がります! 不定期更新な別館を作成しました。ミツバさん愛してる! 気が向いたらお越しください→http://tokosienoai.dou-jin.com/

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living

誰か私を癒してよ

薔薇の花束も甘いだけのお菓子も

もう飽きたわ

胸の奥深くまで香る至高を
私に頂戴





ひゃっほーい!!
全てオワタ\(^o^)/
はい、というわけで二重の意味で終わりました。
明日から私は自由の身!とりあえずやりたいことリストアップしてみようかぁ?

・おきたん 土沖土
・沖土連載終わらせる
・かいだめた漫画読もう!
・原稿やる
・SAW5見る
・ハリポよみつくす
・京極堂に会いたい←というより榎木津・・・。
つまり読もうか。
・ピクシアで絵を描く
・風呂の蓋を洗いたい
・部屋の片付けと布団干そうか。ぺったんこの羽毛布団。

よし。取り合えずホリックと銀魂は今日読みました。
四月一日大人になったなぁ。侑子さんはね・・・。ツバサで知ってたけども。何を望んでたんだろう。必然に抗おうとはしないひとだけれど。
銀さんの言葉にもグッときた。
「お前は大したやつだ。護るべきもんきっちり護り通したんだ」
って。白夜叉のときのことなんだろうと思ったらなんだか。
あとトッシー編後久々な真選組ではなかったっけ?私自身本家久々だから←
沖田がトシ呼ばわりしたのに激しく動悸息切れ・・・きゅうしん・・・。
あとあの月詠さん再登場でなんだか私好みの狂った野郎が出ますね。彼処まで狂ったやつはいまのとこ銀魂に出てないんじゃないかな。楽しみです。


そして今日何より驚いたのが小学校の頃の友人で私立の女子校(ここ大事)へいった、オタクなんか嫌いって感じだった子と今ティエリアについて語ってることです。
人生何があるかわかんねぇ。いや、マジで。





では、参萬打記念を。危なくはない上に6月26日の続きでその間小説書いてないというww
くたばれ!
















変わりなく滞りなく不変に。

なんて日々が流れる筈もない。





思想の自由は此処に





アンタなんか嫌いでさァ。
店を出る際に言われた言葉が腑に落ちない。唐突すぎるのだ、何もかも。
うぅん、と首を傾げてみるがそんなことしたからといって分かる筈もない。元より期待はしていなかったのだが。
改めて言われなくともそんなこと、疾うに知っている。だからこそ敢えて言われるときついものがある。抑何故嫌われなければならないんだ、あれか、生理的嫌悪とでもいう奴か。それなら俺にはどうしようもない。
あいつは軽い気持ちで言ったのだろうけれど、たった十二文字の平仮名の羅列が次第に重く心にのし掛かってくる。ライフポイントは瀕死状態だ。

「トシぃ~?」

「あ~?」

「俺の話聞いてるか?」

「・・・。悪い、もいっかい」

「だからァ、総悟のお見舞い。俺今日行けそうになくてよ」

「おー」

そう、昨日あの最悪な言葉を残したあのバカは、鬼の撹乱とでも云えるのか今日学校を休んだ。餓鬼の頃は大きな病気にはかからなかったがよく風邪をひくやつだった、最近はましになっていたのに、珍しい。
単にサボっただけなのかもしれないが。
ただでさえ気が重いのに、近藤さんがいないとなると尚更のこと。止めようか、逃げ道を作り出した俺を冷たい眼で近藤さんは睨む。最近似てきてないか、あんたら。

「トシは総悟のこと好きだよね」

「冗談でも頷けねェな」

「・・・」

「行くから。行くだけはすっからそんな眼で見んなよ」

「よし、じゃあなトシ!」

「おー・・・」

バタバタと足音が遠ざかり教室内は俺一人になる。
好いてくれ、とは思わない。ただ、少し。俺のことを少しでも嫌いではなくなってほしい。この関係は心地好いし嫌いではない。だけれど、良かれと思った行為が地雷を踏む、余計に干渉しないのが不文律。そういうのが、若干焦れったい。
近藤さんになら何をされても何を言われても好意だと受け取るのに、俺がしたら殆んど全て悪意だととるなんて可笑しいだろ、可笑しすぎて笑えない。
いつもは左へ曲がるT字路を今日は右へと折れる。俺の家から総悟の家までは徒歩一分。自室から見えるぐらいだから荷物置いてからでもいいんじゃないかと思うけれど。
直ぐに会いたいとでもいうかのように、足が自然と右折していた。
ぴんぽーん、と押し慣れたインターホンを押す。普段なら直ぐにガチャ、と開くのだが今日は中々開かない。(因みに直ぐ開くからといって不用心なわけではない。リビングにモニターがついているから俺だと分かるのだと小学校高学年の頃知った。)
いないのなら仕方ない、と背を向けようとしたら足音が聞こえてきた。
これでいなくなったらピンポンダッシュだ、などと考えていると母子共に同じ色の髪が開いたドアの隙間から覗いた。白い肌を覆う無機物の白と青いチェックのパジャマ。頬の赤みが強いのを見て仮病ではないことを悟る。

「なんですかィ」

「見舞い。・・・近藤さんの代わりに」

「ふーん」

近藤さん、という名を出してそれが吉と出ることがあれば凶とでることも、ある。今回は凶だったらしく微かに眉間に皺が寄る。こいつの沸点が低いのか、或いは俺が器用に地雷を踏むのか。
どっちもどっちなのだということにしておこう、今は。

「一人か?」

「姉上は大学、母上は買い物」

「・・・ああそう」

言いながら奥へ引っ込む、その後に続く。飲み物はご勝手に。言って階段を上がるのが辛そうで、咄嗟に背を支えようとしたけれどバシン! と手を払われた。相当具合が悪そうなのに、見栄を張ってどうするんだ。

「平気ですから、本当に」

「・・・ああ」

遠慮なく台所へ向かって冷蔵庫から麦茶を淹れる。総悟の分は部屋にあるだろうから、余計な気を遣うこともない。
追い返されなかっただけでもましなのかもしれない。会いたくなかったと、顔にでかでかと書いてある。
俺が何をしたというのか。
記憶の限り、何もしていない。
部屋へ戻ると病人はみのむしのように布団にくるまっていた。窓が開いていて風は入るが初夏だ。暑いだろうに。
部屋の中心に置かれた円形の簡易テーブルに自分のコップを置いて腰かける。

「具合どうだ?」

「よかったらアンタのこと追い出してる」

「・・・そっか」

よかった、なんて思った自分の心情が複雑過ぎて何も言えない。
いまこいつは底無しに俺を嫌ってる。それが分かるから何をしても無駄だと何もしない。だけれど、帰る気にはなれなくて。
何もせずに座って、流れる空をただ無為にぼんやりと眺める。ここで帰ったら負けなのだ、どうにかしなければならない。

「・・・アンタ」

「ん?」

「いつまでいんの」

辛そうな顔が布団から覗く。
透き通った透明な瞳が熱の所為で若干ぼんやりとしている。それ故かいつもみたいに生意気な感じを受けない。なんだか小学生の頃に戻ったようだ。遥かに総悟は成長していて、内面は可也逞しくなっているけれど。

―――――触ってみたいと思ってた。あの頃から。

昨日徒に触れてきた指先がいま、そっと布団を掴んでいる。

(抵抗なんか、出来る筈がない)
何を考えているんだ。
(今なら、触れられる)
だからそうじゃなくて。
(どうせ底無しに嫌われている)
・・・それは事実だけれど。

理性も何もかも総動員して疚しい考えを否定する。が、悲しいかな気付けば。

「・・・にしてんでィ」

「なんだろな」

自分でもわかんねぇよと嘲笑いながら、布団を掴む手に優しく触れていた。
手をほどかせて握り込む。常は低い体温がいまは俺よか高くて、トクントクンと心音が聞こえる。
いやこの心音は。

俺のか。

「・・・土方さん」

何が理由でコイツはこんな話になったのか。覚えてない事実がとても勿体無いと思う。こうして傍に居て、ひとつ残らず知り尽くしたいと頑なに願っているのに。
布団から引きずり出して、仰向けに横たわらせた上に跨がって、見事な黄金率で整った顔に触れる。予想通り柔い頬に柔らかな唇、滑らかな額。手に染み込んでゆく、感覚。
じわじわと体を侵食する心地好い違和感に恍惚としているとグイッと強い力で引き寄せられた。

「ッ・・・!」

目の前にある硝子玉の瞳。

微かに甘い薬の味。

合わさった唇。

全て本物。
本物なのだ。
そう気付くと同時に舌が唇を割って入り込んできた。無遠慮に、風邪の所為でより熱い粘膜が縦横無尽に這い回り、肌が粟立つ。
夢中で応えて絡めているともう何も考えられない程の愛しさに、胸が締め付けられた。

「っは、ぁっ」

「・・・っ総悟・・・・・・」

「熱っ・・・」

気付けば総悟が俺の上に跨がっていて、喉元に額が押し付けられる。そういや病人だった、と思う間も無く咳き込む音が聞こえて、背を撫でてやる。
総悟は辛いのだろうが、いま俺は幸せ過ぎて頬がにやけている、絶対。触れて拒絶されないことにもその前の行為にも。
見られてはならない、思うが止められない。

「・・・んでィ。他人が苦しんでるってのに」

「悪ィ」

「そう思ってねぇくせに」

「・・・その通りです」

「まあいいや。アンタとキス出来たし」

え。
呟きを拾って総悟はニヤリと口角を上げる。それはとても蠱惑的で、不覚にも見惚れる程の微笑。

“てめーらにこの人の何がわかんで? 貶すんなら俺よかこの人を理解してからにしなせェ”

“―――そんなこと、させやしねぇけど”

そう言って俺を見た総悟のあの凛々しい笑顔を、珍しく素直に言った気持ちを、どうして今まで忘れていたんだろう。

「・・・俺も、お前を俺以上理解するやつなんか許さねぇよ」

「近藤さんは?」

「あの人抜きでだよ」

「わかってまさァ」

ククッと肩を振るわせて笑い、総悟は再び唇を近づけてきた。





「土方さんは俺の嫁なんでさァ」

「ブファッ!!」

「おい本当かトシ!」

「いや、その、あれだ・・・」

「もう誓いの口づ・・・」

「そろそろ黙ろうか総悟君!」

周章てて席を立てば周りの痛い視線が突き刺さる。
翌日、昨日の熱はなんだったと言うほどに完治した総悟は朝一で近藤さんにあることないことを吹き込む。
昨日、夕方の時点で八度近くあったのはなんだったんだ。

「まぁだから手ェ出したら近藤さんだろうと容赦しやせんから」

「そうだな。そんな野暮なこたァ俺にはできねェ」

「・・・なんか話勝手に進んでるし」

「邪魔だったらいつでも言ってくれよ!」

バンと胸を叩きどこか寂しげに、だが誇らしげに笑う近藤さん。その表情の意図が分からずに話についていけない俺は頬杖をつき直す。
すると。演技がかった口調でいつも通りこの悪いノリを加速させていくのだ、総悟は。

「大丈夫でさァ。近藤さんは遠慮しねぇでくだせェ。寧ろ存在してることに遠慮しろよ土方死ね」

「てめっ・・・! いつの間に俺の話にしてやがる! 喧嘩売ってんのか死ね総悟っ!!」

「仲良いなぁ、二人とも」

どこがだ!
溜め息と共に寄越された角砂糖の言葉に、内心嬉々としつつも怒鳴りつけた声は始業前の教室に響き渡った。

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