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梅々

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すっとこおばかめ!

明後日から試験です。

なのにやる気がでない・・・。このままじゃ私・・・・・・やばくね?←遅い

明日は頑張りますよー。

まず初日に一番好きなのがくるのはおかしいと思います。



誰かヘルプミー。











それでは遊廓ネタ。

取り敢えずわけることにしました。だって今月の更新が片手で足りるほどしかしてないものですから(゜゜;)\(--;)

すみませんm(__)m

その上スランプです。いつか書き直したい。

背後若干注意な沖土です。















雅やかに恋をして



情緒的に抱きたい











堕ちる蝶を捕まえて











行灯が、質素な部屋を仄かに照らす夜更け。豪華絢爛な打ち掛けを纏った見目麗しい同僚が、不敵な笑みを浮かべ俺の上にいる。

今の時間、この街は一日の内で最も艶やかに光り輝く。外からは男を誘う甘い女の声と男の喧騒が届き、この位置からは見えないが赤や紫の明かりが黒檀の空を彩っていることだろう。



「・・・なんのつもりだ」



「あんたの初めてを貰おうと」



「冗談言ってんじゃねぇよ」



「冗談なんかじゃ、」



俺は本気ですぜ?

猫のような瞳が楽しげに細められた。その瞳は鮮やかに全てを映す水鏡のように澄んでいて、内面を見せることがない。よって、彼の心を窺うことは叶わない。だから抵抗せざるを負えないのだ。

俺が騙され、この店に売られた日に彼も売られたらしい、本名も知らない自分より四つは年下の少年、白菊。細く毛並みの良いくすんだ金色の髪に、紅玉を嵌め込んだような瞳、それを囲み、守る長い睫毛。男色の気が無くとも唾を飲んでしまう、神聖でもあり妖艶でもある肢体に身に纏うオーラ。一目惚れなんか信じていなければありえないと思っていた。それが、見事に落ちてから直に一年が経つ。

俺の大きく開かれた胸元に冷たい指が這う。白い肌に赤のコントラストが眩しい程にふしだらで、そんな思考をしている自分はもう、空気に飲まれているのだ。

ゆっくりと肌を撫でられる感触に息が上がって、なんとか普通に呼吸しようとするが、吐息が熱を帯びてしまう。

ずっと触れたいと思っていた。その肌がいま自分に触れている。胸が締め付けられそうなぐらい嬉しいが、同時に位置を入れ替えたいと思う。触られたかったのじゃない、触りたかった。だからこのまま甘受するのは嫌で、足をばたつかせるもびくともしない。



「っ退け」



「いいじゃねぇですか。どこの誰ともわかんねぇ親父に処女奪われるより、若くてピチピチな俺に奪われたほうが」



それはそうだけれど、俺が言いたいのはそういうことじゃない。されるよりしたい、それもこの際どうでも良い。・・・本当はどうでもよくないけれど。

ただ、気持ちが伴っていないだろうというのが、とても嫌。遊びで大人しく身を捧げてやれるほど切ない片恋をしているつもりもなければ、女でもないのだ。

それに。



「・・・っまえは、坂田のもんだろ」



「ん? ああ、そういやあんた見てやしたよね」



性悪に笑うその顔はこの間のものそのものだった。

この店は花街の奥にある、陰間茶屋だ。この街で唯一男が色を売る。その奇抜性と変態の金持ちが通うから自然とここは儲けるのだ、他に陰間茶屋はないのだから。店の主人は坂田とかいう綿菓子のような頭をした男で、二代目だという話だけど嫌いなやつのことだからそこまで詳しくは知らない。

その、坂田の情事。

通りがかりにあいつの部屋から聞こえた、あられもない声。ちらりと部屋のほうを見ると障子の隙間が開いていて。胡座をかいたあの男の上に座り目許を染めた白菊の、悩ましい姿。ここはそういう店だ、そんなの日常茶飯事だというのに。衝撃に固まった俺を刹那ちらりと見て、白菊は口角をあげたのだ。

本名も知らない、体は馬のあわない男のもの。そんな想い人に抱かれたいとは思わない。

首筋を舐め何もない胸を撫でる感触を身に受け熱い吐息を幾度もこぼしながらもまるっこい頭を引き剥がそうと躍起になる。白菊よりもただの菊という名でよかったのじゃないかと明るい色の髪を眺め何度も思った。



「水揚げの祝いだと思いなせぇよ」



「じゃあ俺に、なんか寄越すのかよ・・・っ?」



「ヤだなァ。俺もあんたも一気にきもちよくなれるんだから一回でいんでさ。それとも、そんなに俺に抱かれてぇの? 何度も何度も」



「んなわけねーだろ・・・! いいから離れろっ、触んなっ・・・ぁ、」



「こんな可愛い反応されちゃあねェ」



クスクス笑う顔からは繊細な印象しか受けないのに。この優腕のどこに、俺を押さえつける力があるというのか。

俺が暴れる所為か、白菊の襦袢も乱れていく。行灯の橙色の灯りに照らされても尚白い肌に手を伸ばすと肌理細かい肌が指先に触れ、同時に手を包まれた。



「痛くはしやせんから。ね?」



「・・・うそつけ。おまえはあてになんねーよ」



「本当ですって。信じるべきでさァ」



ね? と可愛く首を傾げられると流されてしまうから困る。これを例えば俺がやったなら寒いだけだろうが、こいつはこれが似合うから悪い。寒いだけなら退けと振り払えるのに愛らしすぎて、頷くしかないような気がしてしまう。

水揚げは来週に決まった。店に買われた日が同じだからか、年下の白菊も同じ日に揚げられるのだという。その前に主人と出来ているというのはどうかと思うが、それでも客をとるようになるというのはやはり違う。出来ることなら俺が買いたかった。白菊が白い肌を赤く染めて求める様を幾度夢に見たか。本人は微塵も知らないだろうけれど。



「っはぁ、ん・・・っ」



「思ってた通りでさ。アンタすっごくイイ顔しやすね」



「あ・・・っ! んんっ、っくぁ、」



「声も、エロいしねェ」



ぺろり、と乳輪を嘗められその中心にある蕾を甘く噛まれて腰にずん、と熱が集まったのがはっきりと分かった。通常なら嫌悪感だけしか抱かないだろう行為のはずが、こんなにも気持ちいいだなんて。

拒めるはずがない。

もうどうにでもなれ。少しでもコイツを占領できるのならそれでいいじゃないか。

一切の抵抗を止め胸に埋まる頭を抱く。サラサラした髪の手触りが本当に心地好い。



「・・・最後までしていいんですねィ?」



「好きにしろ」



「その言い方はねぇなァ。俺が欲しいぐらい言いなせェ」



「・・・っじゃ、あ、言わせてみせろっ・・・・・・ぅ、ぁっ」



「上等でさァ。そういうアンタが俺ァ好きなんだから」



楽しげに笑って好きだとか言うものだから、死ぬかと思った。心臓はばくばくしてくるし、きっと顔も更に赤くなって、触られただけで息が漏れそうになっている。卑怯で姑息だ、精神が弱ってく。このままじゃ呆気なく思いの丈を吐露してしまいそうで唇を噛んだ。

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