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梅々

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お金が欲しい

高杉誕生日ネタ間に合うかな?一応半分ぐらいは書き進めましたが。まぁ、私の小説って短いからねぇ、元々。

忘れてましたが、昨日沖土祭のほうに宿題・・・作品提出してきました。私のなんかよりとてつもなく素晴らしい作品が沢山ありますんで、どうぞ見にいってみてくださいな。仁く格の違いを見せつけられた気分。
もっと頑張りたいッス。
では小ネタ。

















先程から、身動き一つせず沖田はテレビに見入っている。土方が手元の雑誌から目を離しテレビに視線を移してみると、画面に映っているのは相も変わらずポケモンだった。ハァ、と溜め息をつき、コップを取ろうと前方に手を伸ばすがギリギリ届かない。動こうにも、よっかかられているから、容易には動けない。動いたらブーブー文句言いそうだし、集中して見ているのを邪魔したくないし。
コップ取るのを諦め、再び雑誌に視線を戻す。パラ、とページを捲ると、腕に手が絡まってきた。 

「どうした?」 

「終わっちまったァ」 

顔を上げるとエンドロールが流れていて、父と娘の感動的再会、のような場面だった。
漸く終わったと、寄りかかる頭を押し返しジュースを二口飲み込む。 

「結構面白かったですぜ」 

「わざわざ俺が遊びに来てやってんのに見る程?」 

「・・・それなりに」 

悩んでから伝えられた答えに少し腹を立てつつ、内容を尋ねる。 

「ポケモンが女の子の望みを何でも叶えんでさぁ」 

「例えば?」 

「父親が欲しいとか母親が欲しいとか」 

「・・・へ~」 

何か良からぬ事を考えていそうで、少し間を開ける。だが、ずずい、と総悟は身を乗り出してきた。 

「俺だったら、アンタに・・・」 

至近距離で交される視線が真剣で、つい続きを聞きたくなってしまう。 

「黒猫の耳と尻尾つけて、可愛がりてぇ。メイドとか、そういう設定にするのもありですかねィ・・・」 

段々と色付いていく瞳にドキリとし、雑誌を閉じた。そのタイミングで、抱きつかれる。
こうなると、いつものパターンだ。 

「別に今のままでアンアン言わすのもいいんですけどねィ・・・」 

たまには、少し違ったのでも。という意見には賛成だ。マンネリ化は飽きるだけ。だから、 

「俺が上ってのは?」 

その一言にプッ、と総悟は噴き出した。そこまで可笑しい事は言っていないはずだけど。 

「アンタの愛撫じゃヨくなれやせんよ。俺のカラダは」 

それなり、以上に女を知っているから上手い自信はある。総悟がいつもしてくる愛撫だって、女にするのと少し違うぐらいだと思うのだが。可也違うのだろうか? 

「あのなァ、」 

「アンタが気持ち良さそうな姿に感じるんですぜ?俺は。体まさぐられたぐれぇじゃものたんねぇんでさァ」 

成程、と納得してしまったのはただ単に慣れなのだろう。本当、慣れとは怖い。 

「自分でする・・・とか言うなら、話は別ですがねィ・・・?」 

えっ、と思う間も無く、押し倒されていた。 

「今日はマンネリ化防止で、ね?俺に可愛い姿見せてくだせぇ」 

ニッコリと文句を受け付けない笑みを浮かべ、総悟は優しく口付けてきた。

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