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梅々

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メイド服のロマン。

なんでオーヒョイさんがあんなに可愛いのかと言うと、人は赤ちゃんから成長しやがて成人になって、そして敬うべきお年寄りになっていくんだけど、
「最初は四本足、次は二本足、最後は三本足の動物ってなんだ」というなぞなぞのように、ピークすぎたら回帰してくわけです、乳飲み児に。あのなぞなぞ好きなんだけど何で読んだか思い出せないんだよなぁ・・・。
じゃなくて、故にオーヒョイさんは赤ちゃん並な素晴らしさを持っているというわけですよ。
あと、ぶらり途中下車の旅のナレーションの人も、癒されます。
ああいう方々は尊敬に値する。あ、勿論タモさんも。


なんて下らないようで私的には下らなくはない話は置いといて。
今日の銀魂よかった。
神威のあのあほ毛が揺れるとは・・・。思わず笑いました。流石アニメ。動くってすばらしい。
あと銀さんってやっぱ主役なだけはあるなぁ、と。
かっこいいこともちゃんと言うし。くだらないことばかり言いますが。
月詠さんは本当もう毎回おもうけど凛々しい。ひとつの信念の元生きるのってすごいことだと思う。現代社会に足りてないものだ。というか、私に。
今更だけどEDのあの真選組の外套は何。ものっそい狙い撃たれた感が見るたび犇々と・・・。ってかなんで頭に被ってんの沖田!!!!
ああいうの滅茶苦茶可愛い。大きめのカーディガンとかさ、なんか少し緩い感じが似合う。3Z書きたくなってきた・・・。

神威好きだけどやっぱ私は宗次郎です!
元祖ですよ、私の知ってる限りはだけど。
宗次郎がどんだけいいか・・・もろ沖田さんじゃん、というのもいいしもう何もかもが宗次郎はいいんです。声だってニアと一緒南ちゃんと一緒。穏やかな波のようでいていろいろ渦巻いてる様子がとても。
・・・土曜あたりにるろ剣を読み返すもしれない。



なんか今日いつもより語ってるなぁ。何かあったか。
何もなかったけど・・・。
あ、リンク追加しました。





では、百合な土沖だけど落ちてない。
・・・そろそろ濡れ場が書きた・・・(以下略














その しなやかな指先は

いつだって





花の移ろい





購買で何を買おうか悩んでいると、運良く土方さんが通りかかった。
見知らぬ女生徒と一緒だ。ああでも、微かに見たことがあるような気もするが、思い出せない。
そういえば。委員会のことやるからお昼は一人で食べてと言っていたからあれは同じ委員会の人だ。あたしとも。

「土方さーん」

「・・・総悟。どうした?」

一緒に歩いていた女子をその場に残し、来てと言ったわけでもないのに土方さんは此方へと小走り気味に歩いてくる。
何よりも、土方さんはあたしのことを優先する。
それが、嬉しくて。

「メロンパンとフレンチトーストと、小枝と、ミルクティー買ってくだせぇ。あ、あとアレとアレも!」

「食い過ぎだっての。・・・ったく、さっさと仕事片付けて行くから、おとなしく待ってなよ」

「へーい」

溜め息混じりに土方さんはお金を差し出す。顔見知り、というか結構仲の良いおばさんは少しおまけしてくれる。
袋いっぱいの甘いものに微笑をもらしているとポンポンと頭を撫でられた。

「こんな細いのによくそんだけ入るね。・・・昼は何食べた?」

「ミートソースとサラダとスープ」

「・・・そっか。夜はちゃんと、一緒に食うから」

そう言うと同時に、一人で佇んでいた女子の方から土方さんを呼ぶ声。忘れてた、という顔をして、土方さんはいま行く! と返す。
じゃあまた。
言って走っていく土方さんは美人の部類に入るのだろう。
今更、見慣れたから感動は生まれない、言い切ろうとして少し、考え込む。

昨日、不覚にもドキリとしたばかり。

あれは土方さんが風呂入ってる最中で、あたしは暇だからテレビ見てて。そうしたら、土方さんが。

「総悟、石鹸とって」

と、ドアの隙間から顔を覗かせた。
頬を伝う水滴、艶やかに肌に張り付く黒髪。表情は相変わらずでも熱気の所為で僅かに紅潮していて。
不覚、本当に人生で一番の不覚。
見惚れた自分が今でも恨めしい。

教室へ戻り各々が思い思いに過ごす中ぼんやりとメロンパンにかぶりつく。今日のメロンパンは紅茶風味の上中にはミルクのようなクリームが入っている。メロンパンと呼べるのか、難しいとこだけど美味しいからまぁ気にしない。
昼休み終了五分前の鐘が鳴り響く中、土方さんは戻ってきた。
肩で息をしている。走ったのだとばればれだ。

「小枝、残ってる?」

「パンしか食ってやせんよ」

「そりゃあ良かった」

崩れ落ちるようにあたしの前の席に座り込む。
前にきた後ろ髪を煩わしそうに払う指先は中々綺麗なものだと思っている。細くて、白くて長くて。ピアノとか、ギターでもいい。弦楽器が似合う指。
なのに剣道をしている矛盾。

「アンタの指だけは、手放しで褒められるのにねィ」

「・・・お前のことなら、手放しで褒められるよ、俺も」

凛とした声で紡がれる音が好き。
その声があたしの名前だけを呼んでくれれば何もいらないかもしれないと、幼い頃から何度も思ったことがある。
思えば、ずっと傍にいた。

「あたしにそんなトコ、あるんで?」

「あるよ、沢山。お前は気付いてないけど」

真剣な瞳でそう言われたら、茶化すこともできなくて。
白魚のような、という形容が仁く合っている指が、あたしの頬を撫で、包む。
冷たい指先。女の人は冷え症になりやすいという。それと、手が冷たい人は優しいのだと。
餓鬼っぽいあたし、大人っぽい土方さん。凹凸はうまく組み合わされば平になる。

「お前はお前のままで、ずっと傍にいてくれりゃ、それでいいから」

「・・・その言い方、何かずりぃ」

浅はかで複雑な劣等感を見透かして言う。
長い髪に憧れて伸ばそうかなと、数えきれないくらい思ってまた。成長せず考えていたことは保留になる。

「こんなんじゃあたし、一生一人ぼっちでさァ」

何気無く言ったようでいて、本心を揺さぶるように。
気付いたのか否か、土方さんは曖昧に笑む。
笑みを浮かべたまま返された言葉は、鐘の音に重なって、余韻を残す。

反則だ。それでいて、期待通り。

あまりにも嬉しくて、鼓動が高鳴るあたしはやっぱり、土方さんのことを。




―――――俺がいるから、ずっと一緒に。

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