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梅々

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うしのちち

牛乳のばかぁぁぁぁ!
午前中は腹痛で悩まされ、それに少し遅れて頭痛までという二重苦に文字通り苦しんだのですが。
牛乳のばーか。
全部牛乳のせいにしてやる!あたしの身長が160いかないのも!





それでは昨日の続き的な3Z土沖です。ちゅーしてるので。
















手に入れたって、もっと、と思ってしまうんだからしょうがないだろ?

手に入れただけじゃ嫌なんだ





こっちむいてよマイハニー!





綺麗な茶色い丸、否球体か。
風と戯れるミルクティー色の髪、靡く度にふわりといい匂いがする。こくりこくりと揺れるそれが、カクン、と落ちてはまた元の位置に戻る。前から見たい、そう思うけれど授業中は無理に決まっていて。
無防備に眠るすがたは見慣れている筈なのに、どうしてこうも貪欲なのだろう。


口付けを仕掛けられてから早二週間。そこまで好きじゃない、そう言われて付き合い始めて、色々我慢していた。
一年やそこらで俺のこと好きになったりはしないだろう、と長期戦を覚悟していたし、そんな素振り、一切見せなかったから。触れるのは手だけに抑えて、ふとした瞬間抱き締めたくなるのもキスしたくなるのも我慢に我慢を重ねて、欲求不満で苛立ちもしたし夢にまで見たりした。
でも、嫌われたくなかった、だからこその努力。
それを突発的に、総悟が無にした。悪いことじゃない、だけど手放しじゃ喜べない。俺の辛抱は無駄だったのか、そう尋ねれば。

『まぁそうかもしれやせん。・・・あんたがコクったときから、あんたのこと嫌いじゃなかったみてぇだし』

総悟の嫌いじゃない、はつまり好きという意味だと直感して、殴ってやろうかとも思ったけれどその頬が赤く色づいていて、止めた。
かっこ悪いくらい、俺は総悟にベタ惚れだ。

だから、独占欲だってある。



「マジですかィ? じゃああれは、あれ。牛乳噛みながら飲むといいって言うの」

「あれ~? あれも微妙じゃね? だって歯が直接吸収するんじゃねぇし? それよかいちごミルクだろ、やっぱ」

「甘党だねィ。俺はラムネとかのが好きですぜ」

掃除している横でのにこやかな雑談。サボっていることにはこの際目を瞑るとして、俺とはそんな雰囲気で話したりはしねぇくせにと腹の底でどす黒いものが蠢く。
好きで、好きでどうしようもない。どうにか出来るならどうにかしてほしい。
傍にいて満たされるのはほんとう。手を握ると愛しさが満ち溢れるのも、ほんとう。
なのに、キスは俺からしちゃあダメって、どんなだ。破ったら別れるだなんて非常識。自由気儘なのは分かっていたいたけれどここまでか。
俺だけ見てろよ、そんな本音言ったら馬鹿にされるのが目に見えている。

「あ、土方さん掃除終わりやしたね?」

「ああ」

「じゃあ帰りまさァ。先生さいなら」

「おーじゃーねー」

ぶんぶん手を振る総悟に半ば引っ張られる形で教室を出る。表情の変化が乏しいくせに、今坂田に微笑を向けていて。余裕のない俺は翻弄されっぱなしだ。
我慢ならなくて総悟の腕を引っ張り返してトイレへ連れ込む。土方さん? と慌てたように言うのに若干、満足するがそれだけじゃ足りない。

「なんですかィ、こんなとこ連れ込んで」

「ったく、いい加減にしろっての」

「え? っぁ、ん・・・」

別れるだなんて、そんなことさせやしない。
重ねた唇、角度を変えたり啄むようにすれば真っ赤な顔をした総悟が愛らしい吐息を漏らして。ぞくぞくする。キスだけでこんな可愛らしい声を出す総悟に。

「はっ、ぁん・・・」

「総悟・・・」

呼吸を整えようと開いた唇にぬめりと舌を滑り込ます。びくっとした体を抱き締めて、手に触れた背の下の二つの膨らみを揉みながら口内に忍び込むと縋り囀ずるしか総悟にはできない。
するりと歯列を辿りくまなく総悟の中を探る。引っ込んでいた舌が出てきたのを見計らって、粘膜同士を擦り合わせてみる。


「んぁあっ! ぁ、んふっ・・・」

接吻を続けたまま欲に膨れた前を総悟自身に擦り付けると同じような反応を総悟も示していて。

「・・・俺以外のやつと楽しそうにしてんなよ」

「ぁん・・・っしっと、ですかィ?」

「ったりまえだろ。お前がほしくてしかたねぇんだよ」

「っ・・・嬉しい・・・、ソレ、もっと言って・・・」

「お前の全部がほしい、総悟・・・」

促されるままに口付けると、今度は積極的に舌が絡む。
たまには素直になるのも必要かもしれない。

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