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梅々

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虚ろな瞳

「ったくあのヤロー何処行きやがった・・・」

屯所中、それはもう屋根の上からトイレの個室まで隈無く探したが、求めている人物は何処にも居やしない。草履と革靴はあったから、室内には居る筈なのだが・・・。
溜め息混じりに乱雑に自室の障子を開ける。
そしてもう一度盛大に溜め息。

「ぅ・・・・・・ん・・・」

灯台下暗しとはよく言う。この無駄な労力を返せ、と思うがこの部屋を捜索対称から外していた俺も俺だ。

「・・・ひとの上着に涎つけんじゃねぇぞ、クソガキ」

眠っている総悟の隣にしゃがみ、珍しくアイマスクをしていない、安らかな寝顔を見つめ頭をそっと撫でる。烏色の上着を強く抱き締め、口許に当てている姿は子どものように無邪気だ。何も言わなければ、見た目だけ取れば、お上の連中が稚児と見間違うのも無理はない。

「ん~。・・・ひじかたさん・・・・・・」

とろけそうな甘さを含んだ声に拙く名を呼ばれ、柄にも無く胸がどきりと高鳴る。
本当に、キャラじゃない。

再び頭をそっと撫でて、自室を後にした。










小ネタ。
ただ沖田にメロンメロンでキュンときた土方を書きたかった。それだけだ。悪ふざけの産物☆
さて、我が家からバス停までの道(住宅街)には薔薇を植えてるお宅が五軒ばかしあります。
咲き乱れるそれを見るたび、「六月は真紅の薔薇だね♪」とテンションが上がる安っちい人間です。
読みたいな・・・。


九月あたりに提出せねばならん小説があるんでサイト更新が益々とおのきそうです。
でもね、それが遊郭ネタで元々は土沖でいこうと思ってたやつなんですよ。キャラが合わなくて止めたけど。
だから出来たらアップしたいな。百人一首に引っ掛けてもいいな。

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祝☆映画化

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