梅々
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忍耐忍耐
いつか絶対新撰組めぐりしてやる!
京都北海道東京全制覇してやる!
と思いました。中学の修学旅行で、美術部メンバーで新撰組巡りしましたからね。資料館いって壬生寺、八木邸行って光縁寺、そして池田屋跡かな。
羽織はさすがに着れなかったけど着たかったなぁ。
ものすごい充実した旅行でしたがそのお陰で清水・祇園へいけなかったんですよね。
懐かしいなぁ。
では、突破仏英濡れ場気味です。
ノルマ達成かな?
京都北海道東京全制覇してやる!
と思いました。中学の修学旅行で、美術部メンバーで新撰組巡りしましたからね。資料館いって壬生寺、八木邸行って光縁寺、そして池田屋跡かな。
羽織はさすがに着れなかったけど着たかったなぁ。
ものすごい充実した旅行でしたがそのお陰で清水・祇園へいけなかったんですよね。
懐かしいなぁ。
では、突破仏英濡れ場気味です。
ノルマ達成かな?
頬に触れようと、月明かりを受けた青白く細い腕が下から伸びてきた。けれどそれは頬を微かに撫でただけで力なく落ちた。その手を掴み促して、頬を包ませる。掌手の甲の両方から温もりに包まれて、下から見上げてくる顔が柔らかく綻んだ。
蒼く暗い部屋の中、一際白く浮き上がる裸体。貧相な体だといつもは揶揄うのだけれど。
「どうしたよ」
「・・・あったかいな、おまえ」
そのまま微睡むように瞼を閉じるものだから、空気を読まない愛らしい行動に意地悪をしてやろうと、腰を揺すった。
忽ち部屋に響く湿った音と、高く啼く淫らな声。
穏やかで幼かった顔はたったひとつの行動で色を帯び、恨みがましく睨んできた。
熱が褪めた頃に一つ突き、煽るだけ煽って表情を一瞬たりとも見逃さずに眺めて、また褪めた頃に一つ突く。それを、今夜だけで幾度繰り返したであろうか。
「・・・おまえ、相当の変態な」
「アーサーほどじゃないけどな」
「・・・っ」
さぁ、っと染まった頬に軽く口づけ、未だ包んでいた手を、指を絡める形にして握り合わす。耳が弱いのを知っていて尚且耳元で囁いているのだ、質が悪いのは自負している。
そろそろ可哀想かな、と思いゆるく繰り返し中を擦り付ける。そのたび繋いだ指先も中の熱い粘膜もぎゅっと力がこもって、堪らなくなる。
二十回。揺すった回数を言うと涙が頬を伝った。恥ずかしげにいや、と告げる声の甘さを、本人は自覚していない。
繋いでいた手をほどき腰にてをあてる、慣れたようで初々しくもある動作で腕が背に回されて、体がより密着した。その所為か声の質が変わる。一段と高くなる。
「あっ・・・あぁ・・・っん、」
「相変わらず細い腰だな・・・。あんなもんばっかり食べてるから、おまえはこんななんだろうな」
「うっせ・・・! っ、なら、ぁっ・・・作れよ、おれのために・・・・・・っ」
な、フランシス。
吐息よりも甘い囁きが名前を紡いで、アーサーのくせに、と言いたくなる。一緒に向けられた微笑も、何もかもが罠のようで、自分が堕ちていく錯覚を抱く。
ほしいけれど、おまえが。
求めてはならない手に入れては、ならない。
この体は自分一人のものではないからだ。
「素直に言えば、いつでも作ってやるよ」
「んぁっ・・・ふらん、し・・・す・・・ぅっ!」
背に立てられた爪の痛みまでもが絶頂を促して、身体中がとろける夢のような感覚に身を委ねながら、全てを手放した。
酔いしれる余韻もなく再び坂をのぼる。のぼっているのか下っているのか、分からないままに律動を繰り返して、耳を犯す音と身体中で感じる熱だけを意識して無我夢中で求める。
求めてはいけないと知りながら。
全てを失ってもいいと思う。そうしてまでも手に入れたいと。
けれどその結果は何も残らないのだ。そうまでして、手に入れた末欲しかったものは消えてしまう。
“個人”ではないのだから。
「あっ、ん・・・やぁっ・・・・」
「っアーサー・・・」
“国”なんて肩書き捨てて全てを捨てられたら。
なんて戯れ言にすぎないから。
だから深く積もった想いは薔薇の芳香りに隠して。
蒼く暗い部屋の中、一際白く浮き上がる裸体。貧相な体だといつもは揶揄うのだけれど。
「どうしたよ」
「・・・あったかいな、おまえ」
そのまま微睡むように瞼を閉じるものだから、空気を読まない愛らしい行動に意地悪をしてやろうと、腰を揺すった。
忽ち部屋に響く湿った音と、高く啼く淫らな声。
穏やかで幼かった顔はたったひとつの行動で色を帯び、恨みがましく睨んできた。
熱が褪めた頃に一つ突き、煽るだけ煽って表情を一瞬たりとも見逃さずに眺めて、また褪めた頃に一つ突く。それを、今夜だけで幾度繰り返したであろうか。
「・・・おまえ、相当の変態な」
「アーサーほどじゃないけどな」
「・・・っ」
さぁ、っと染まった頬に軽く口づけ、未だ包んでいた手を、指を絡める形にして握り合わす。耳が弱いのを知っていて尚且耳元で囁いているのだ、質が悪いのは自負している。
そろそろ可哀想かな、と思いゆるく繰り返し中を擦り付ける。そのたび繋いだ指先も中の熱い粘膜もぎゅっと力がこもって、堪らなくなる。
二十回。揺すった回数を言うと涙が頬を伝った。恥ずかしげにいや、と告げる声の甘さを、本人は自覚していない。
繋いでいた手をほどき腰にてをあてる、慣れたようで初々しくもある動作で腕が背に回されて、体がより密着した。その所為か声の質が変わる。一段と高くなる。
「あっ・・・あぁ・・・っん、」
「相変わらず細い腰だな・・・。あんなもんばっかり食べてるから、おまえはこんななんだろうな」
「うっせ・・・! っ、なら、ぁっ・・・作れよ、おれのために・・・・・・っ」
な、フランシス。
吐息よりも甘い囁きが名前を紡いで、アーサーのくせに、と言いたくなる。一緒に向けられた微笑も、何もかもが罠のようで、自分が堕ちていく錯覚を抱く。
ほしいけれど、おまえが。
求めてはならない手に入れては、ならない。
この体は自分一人のものではないからだ。
「素直に言えば、いつでも作ってやるよ」
「んぁっ・・・ふらん、し・・・す・・・ぅっ!」
背に立てられた爪の痛みまでもが絶頂を促して、身体中がとろける夢のような感覚に身を委ねながら、全てを手放した。
酔いしれる余韻もなく再び坂をのぼる。のぼっているのか下っているのか、分からないままに律動を繰り返して、耳を犯す音と身体中で感じる熱だけを意識して無我夢中で求める。
求めてはいけないと知りながら。
全てを失ってもいいと思う。そうしてまでも手に入れたいと。
けれどその結果は何も残らないのだ。そうまでして、手に入れた末欲しかったものは消えてしまう。
“個人”ではないのだから。
「あっ、ん・・・やぁっ・・・・」
「っアーサー・・・」
“国”なんて肩書き捨てて全てを捨てられたら。
なんて戯れ言にすぎないから。
だから深く積もった想いは薔薇の芳香りに隠して。
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