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梅々

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カテゴリー「銀魂」の記事一覧

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つきあいたて

原稿ひとまず終わりました!
個人誌書けるか乞うご期待です。



今日のワンドロ。
おそろいで銀沖。










たまに約束もせずにあって、お茶をして、たまに旦那の家へ行って一緒にテレビを見る。
せっかくおつきあいとやらを始めたのに、それ以前とあまり変わりがない。
と、前回旦那に言ってみたところ。
「うーん」
と返事なのか何なのかわからない反応を寄越されたので、なにも期待していなかったのだけれど。

「はい、沖田君」
これまた偶然甘味処の軒先で旦那に出会した。そして俺の手を掴んで何かを渡してきた。
何だろうと、手の中のそれを見るとパンダのキーホルダーだった。やる気のなさそうなパンダがぐでっとしている。
「何ですかィこれ」
「やる」
「いや、やるじゃなくて」 
旦那から物をもらうのは初めてなのでもらうけど。唐突になんだ。そしてこのやる気のないパンダはなんだ。よくわからない。
もしかしてこの間言ったことを覚えていてくれたのだろうか。それでこんなしょぼい物をプレゼントしてくれたのだろうか。
しょぼいけど、俺が言ったことを意識していてくれたのなら嬉しい。
「ほら、」
嬉しさを噛みしめていると、旦那が懐から俺が持っているのと同じストラップを取り出した。
なんだ?どういうことだ?
首を傾げると、団子の皿に手を伸ばしながら旦那がこともなく言う。
「新八がつき合ったら彼女とお揃いの物持ちたいつってたから、まぁ貰いモンだけど同じ物持ってみっかと。でもつける場所がねーんだよ、って沖田君顔真っ赤」
そりゃそうだろお揃いって!
お揃いって!
言葉にならなくて心臓がドキドキいうのを感じる。付き合おっかって言われたとき以来の心拍数だ。
初めて、こんな、恋人同士っぽいことをするものだから。
「照れちゃってかわいいねー沖田君は」
茶化されてむっと旦那をみる。けれど旦那はそっぽを向いていて。
「……旦那だって照れてんでしょ」
「まさか」
そんな風にいいながらもこちらを向いてくれないものだから、旦那の椅子についた手にそっと手を重ねたらびくりと旦那の肩が跳ねた。
してやったりだ。

拍手[2回]

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いい湯だな

今日は大江戸温泉いきました!
土沖安定の土沖だった。
あと将軍のもっさりブリーフ掴んできました。本誌でまたもっさりブリーフ見られるの待ってるから……待ってるから。

あとさるすべりもみてきましたー!
思っていたのと雰囲気違ったけど、それがまたよかった!妹がとても可愛くて、あと吉弥という男娼がよかったです。男娼×生娘たまらんな!!!!!!


今日のワンドロ:ミツバさん




ああ姉弟だなと、思うことが多々ある。
食事をしているときの姿勢だとか、ふとしたときに浮かべる表情だとか。
美しい所作も似ている。互いに相手を思う表情も。
二人だけの家族なのだ。似ている部分が多いのは当然のことであるように思うし、同時に尊いことであるとも思う。
俺も、兄に似ている部分があったりするのだろうか。
「おい」
「あ?」
少し先で姉に笑顔を振りまいていた少年が己の目の前にまで来ていた。打って変わった険しい顔に苦笑が漏れる。
「姉上が羊羹持ってきてくれた」
「おう。いただくわ」
「ありがたくいただけ!」
物言いに笑いながら立ち上がれば脛をけ飛ばされた。
ただ、あの餓鬼と共通しているのは兄が世界で一番だったことだろうか。あんなに純真ではなかったような気がする。

拍手[4回]

初参加。

拍手ありがとうございます!

今日は日野いってきました!
あんなに資料館混んでたの初めて。お墓はそんなに混んでなかったなぁ。
パレードは今年は結構ユーモアがあって笑いました。豊玉発句集とかね。

明日からも一週間がんばろう!





では、ツイッターのワンドロ初参加、「目にゴミ」です。山沖。





「別れてください」
言おう言おうと思って言えなかった言葉を
漸く言えた今、胸がすっきりするかと思いきやそうでもなかった。
何故だろう。ずっと別れたいと思っていたのに。この餓鬼、大人げなくそう思う度に別れてやる振ってやると、息まいていたのに。
相手の反応の所為かもしれない。
透き通った海のような瞳からはなんの感情も汲み取れない。いつもなんとなくどんな感情を抱いているのか分かっていたのに、今は一片も分からないのだ。
もしや聞こえなかったなどとぬかすのか。
「沖田さん?」
肝っ玉が小さいもので不安になる。不安になって名を呼べば、長い瞬きをした後にそれで? と平坦な声で問われた。
それで、とは。
此方が言いたい台詞だ。
俺はアンタがつき合ってくれと言うから、最初のうちは興味本位でつき合ってあげていたんだ。こんな地味な俺に告白するなんて、そんなに俺のことを好きなのか。頭は空だが面もよくて天才的な剣の才能のあるこの少年が、俺を好いているという事実に舞い上がりながら。
あんまりな性格に苛立つことは多々あったがそれでも絆されてしまったりなんかしていたのに。
「だから、別れて、終わりにしたいんです」
「なんで」
淡々と問いかけてくるのに苛々とする。
「アンタが尻軽だからです」
付き合いはしたものの、性的な接触はなく夜は数回同衾した程度だったのだが。
何度朝帰りする姿を見ただろうか。一度夜出て行くのをついて行ったら万事屋へ入っていった。その上、寝起き姿で副長の部屋から出てきたのを見たことも、何度か。
よくぞ耐えたと思う。襲ってしまおうかとも思ったことはあったが、それだと俺の負けのような気がして結局なにもしていない。
惜しいことをしたと思わなくもないが、それでもそこまで好きでもない、他人の手垢の付いた同性相手に勃つものか。
「……わかりやした」
畳に着いていた手がきゅっと握られた。顔を上げるとそれを嫌うように背を向けられた。
気のせいだろうか、目元が濡れていたような。
「……沖田さん?」
「なんでィ」
「いま泣いて、」
「目にゴミが入った」
否定しないのか。
なんで泣く必要がある、もしかしていままでのは俺の勘違いで、なんて混乱する俺を置いて出て行こうとする彼の腕を掴んだ。
「やっぱりさっきの保留で、」
口からでた言葉に彼以上に自分が驚いた。






きっと山崎の勘違い。

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めりくり

たくさんの拍手ありがとうございます!!
古いのは読み返せないです。

そしてメリクリです。
バイトでサンタさんのかっこしてきました。

そして慌てん坊のサンタクロースからの恋人はサンタクロースネタ。銀沖。









その人と出会ったのはずっと昔のことだ。
姉上が入院してしまい、情けないことに心細くて一人泣いていた、十一月の夜のこと。その人はがちゃりと俺の部屋のドアを開けた。
赤い帽子に赤い服、白いふわふわの髪に白くて大きな袋。
サンタさんだ、と幼気な俺は喜ぼうとして
、けれどまだその日ではないことに首を傾げた。
なのでとりあえず、本当にサンタなのかを確かめた。
「サンタさん?」
「他に何に見えんの」
冷たくそう返して、あーあとかなんとかぼやきながらそのうさんくさいサンタは、白い袋を漁りだした。
「なんで泣いてたの」
その場つなぎか話しかけられて、漸く自分が泣きやんでいたことに気づいた。
未だ頬に残る涙を手の甲で拭って、すんと鼻を啜る。
「姉上が、入院してるから」
「死ぬの?」
「死なない!」
ひどい言葉にむっとして噛みつくように返せば、自称サンタは俺を見てふっと笑った。
「なら泣くんじゃねぇよ」
思えばこのとき、俺は恋に落ちていたのだ。たとえ間違えて十一月に来ちゃったような、そんなサンタでも。俺にとってはただ一人の好きな人になった。


「じゃあ行ってくる」
自称サンタなだけではなく本当に職業がサンタなこの銀髪天然パーマは名を銀時という。俺はその名を呼んだことがないけれど。俺にはもうサンタは来なくなってしまったけど、この人は相変わらずこの時期になると赤い服を身にまとい子どもたちにプレゼントを渡し歩く。
「行ってらっしゃい、旦那」
それを玄関で見送る立場になったのは一昨年のことで、告白した俺をいやそうな目で見ながらも、受け入れてくれた。
そして、以前よりはあたりが柔らかくなったのでいやいや受け入れたとかではないはず。
「沖田君、それだけ?」
「……旦那だって俺にプレゼントくれねぇじゃねぇですか」
拗ねたように言うものだから俺も、拗ねたふりをして返す。
すると、仕方ないなぁとでも言うように笑う。
「帰るまで待ってなよ」
「じゃあ旦那も」
それじゃ趣旨変わるだろって言いながら、俺の腰をぐっと抱き寄せて唇を奪う。
思いの外甘いなぁと顔を緩ませながら俺からも、唇を寄せる。
「がんばってきてくだせぇ、サンタさん」

拍手[3回]

一方通行

たくさんの拍手ありがとうございます。
一昨日の幕臣沖に思いの外拍手をいただけて嬉しいです。

ずーっと論文やってました。息抜きの時間とどっこいどっこいなのは仕方がないんじゃないかな……バイトあるし。
昨日はしかも朝バイト寝坊してしまいました。初めてだ。屈辱だ。目覚まし鳴ったのかな…。

論文は三万字いきましたが如何せん私見がかけなくて。苦手で。嫌いで。がんばらねば。


山沖。





師走の副長は、書類整理も倍増する上に外部とのやりとりも増えるので必然的に多忙になって、デスクワークか役所などに赴いているかの二択で、休日も返上で仕事をしている。そんな、本当に忙しい時期なので、沖田さんは副長の元へは行かず俺の側で暇をつぶす。
俺は、副長とは逆で年末にわざわざでかいことをするやつもいないので、監察の仕事は減り、代わりに副長の補佐的な仕事ばかりになるのだ。
そんな俺の背に寄りかかり、沖田さんはゲームをしている。
本当ならこれは副長のみにされる行為だが、今の時期、副長は邪険にはしないが全く構いもしないので、沖田さんは俺にその代わりを求めるように部屋へ入り浸る。
「山崎、俺もう眠い」
「じゃあ先寝てください。俺はもう少しかかるので」
「いや、待ってまさ」
欠伸混じりでそんな健気な言葉を返されて、しかも言葉通り変わらぬ体勢でゲームをして俺を待っていてくれるようなので、必然的に仕事のスピードもあがる。
さっさと終わらせて声をかければ、沖田さんはそそくさとゲームを終わらせ布団にはいる。俺の布団に。
これは、副長の代わりではあるが、俺の役得だ。寒いから一人寝は嫌で、でも副長に一緒に寝てくれと言うのもどうかと思うし、寝たところできっと変な想像をしてしまうのだろうということで、俺の元へくる。
「山崎あったけぇ」
「沖田さんもあったかいですよ」
足先を絡められてどきりとしたがおくびにも出さず、笑って返せば眠そうな顔をしながら沖田さんも柔らかくほほえんだ。
俺は、この人の意地を張っていないこの笑顔を見られればそれでいい。たとえ副長のことを想っていても、それで苦しんでいたとしても、俺も同じように沖田さんを想って、手の入らないことに苦しむ。
この距離にいられることが、幸せなのだ。



土方が自分を好きになるはずはないからこのままの近い距離でいられればいい沖田と、まんま同じことを沖田に思ってる山崎。

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祝☆映画化

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