梅々
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初参加。
- 2015/05/10 (Sun) |
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拍手ありがとうございます!
今日は日野いってきました!
あんなに資料館混んでたの初めて。お墓はそんなに混んでなかったなぁ。
パレードは今年は結構ユーモアがあって笑いました。豊玉発句集とかね。
明日からも一週間がんばろう!
では、ツイッターのワンドロ初参加、「目にゴミ」です。山沖。
「別れてください」
言おう言おうと思って言えなかった言葉を
漸く言えた今、胸がすっきりするかと思いきやそうでもなかった。
何故だろう。ずっと別れたいと思っていたのに。この餓鬼、大人げなくそう思う度に別れてやる振ってやると、息まいていたのに。
相手の反応の所為かもしれない。
透き通った海のような瞳からはなんの感情も汲み取れない。いつもなんとなくどんな感情を抱いているのか分かっていたのに、今は一片も分からないのだ。
もしや聞こえなかったなどとぬかすのか。
「沖田さん?」
肝っ玉が小さいもので不安になる。不安になって名を呼べば、長い瞬きをした後にそれで? と平坦な声で問われた。
それで、とは。
此方が言いたい台詞だ。
俺はアンタがつき合ってくれと言うから、最初のうちは興味本位でつき合ってあげていたんだ。こんな地味な俺に告白するなんて、そんなに俺のことを好きなのか。頭は空だが面もよくて天才的な剣の才能のあるこの少年が、俺を好いているという事実に舞い上がりながら。
あんまりな性格に苛立つことは多々あったがそれでも絆されてしまったりなんかしていたのに。
「だから、別れて、終わりにしたいんです」
「なんで」
淡々と問いかけてくるのに苛々とする。
「アンタが尻軽だからです」
付き合いはしたものの、性的な接触はなく夜は数回同衾した程度だったのだが。
何度朝帰りする姿を見ただろうか。一度夜出て行くのをついて行ったら万事屋へ入っていった。その上、寝起き姿で副長の部屋から出てきたのを見たことも、何度か。
よくぞ耐えたと思う。襲ってしまおうかとも思ったことはあったが、それだと俺の負けのような気がして結局なにもしていない。
惜しいことをしたと思わなくもないが、それでもそこまで好きでもない、他人の手垢の付いた同性相手に勃つものか。
「……わかりやした」
畳に着いていた手がきゅっと握られた。顔を上げるとそれを嫌うように背を向けられた。
気のせいだろうか、目元が濡れていたような。
「……沖田さん?」
「なんでィ」
「いま泣いて、」
「目にゴミが入った」
否定しないのか。
なんで泣く必要がある、もしかしていままでのは俺の勘違いで、なんて混乱する俺を置いて出て行こうとする彼の腕を掴んだ。
「やっぱりさっきの保留で、」
口からでた言葉に彼以上に自分が驚いた。
きっと山崎の勘違い。
今日は日野いってきました!
あんなに資料館混んでたの初めて。お墓はそんなに混んでなかったなぁ。
パレードは今年は結構ユーモアがあって笑いました。豊玉発句集とかね。
明日からも一週間がんばろう!
では、ツイッターのワンドロ初参加、「目にゴミ」です。山沖。
「別れてください」
言おう言おうと思って言えなかった言葉を
漸く言えた今、胸がすっきりするかと思いきやそうでもなかった。
何故だろう。ずっと別れたいと思っていたのに。この餓鬼、大人げなくそう思う度に別れてやる振ってやると、息まいていたのに。
相手の反応の所為かもしれない。
透き通った海のような瞳からはなんの感情も汲み取れない。いつもなんとなくどんな感情を抱いているのか分かっていたのに、今は一片も分からないのだ。
もしや聞こえなかったなどとぬかすのか。
「沖田さん?」
肝っ玉が小さいもので不安になる。不安になって名を呼べば、長い瞬きをした後にそれで? と平坦な声で問われた。
それで、とは。
此方が言いたい台詞だ。
俺はアンタがつき合ってくれと言うから、最初のうちは興味本位でつき合ってあげていたんだ。こんな地味な俺に告白するなんて、そんなに俺のことを好きなのか。頭は空だが面もよくて天才的な剣の才能のあるこの少年が、俺を好いているという事実に舞い上がりながら。
あんまりな性格に苛立つことは多々あったがそれでも絆されてしまったりなんかしていたのに。
「だから、別れて、終わりにしたいんです」
「なんで」
淡々と問いかけてくるのに苛々とする。
「アンタが尻軽だからです」
付き合いはしたものの、性的な接触はなく夜は数回同衾した程度だったのだが。
何度朝帰りする姿を見ただろうか。一度夜出て行くのをついて行ったら万事屋へ入っていった。その上、寝起き姿で副長の部屋から出てきたのを見たことも、何度か。
よくぞ耐えたと思う。襲ってしまおうかとも思ったことはあったが、それだと俺の負けのような気がして結局なにもしていない。
惜しいことをしたと思わなくもないが、それでもそこまで好きでもない、他人の手垢の付いた同性相手に勃つものか。
「……わかりやした」
畳に着いていた手がきゅっと握られた。顔を上げるとそれを嫌うように背を向けられた。
気のせいだろうか、目元が濡れていたような。
「……沖田さん?」
「なんでィ」
「いま泣いて、」
「目にゴミが入った」
否定しないのか。
なんで泣く必要がある、もしかしていままでのは俺の勘違いで、なんて混乱する俺を置いて出て行こうとする彼の腕を掴んだ。
「やっぱりさっきの保留で、」
口からでた言葉に彼以上に自分が驚いた。
きっと山崎の勘違い。
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