梅々
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つきあいたて
- 2015/10/11 (Sun) |
- 銀魂 |
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原稿ひとまず終わりました!
個人誌書けるか乞うご期待です。
今日のワンドロ。
おそろいで銀沖。
たまに約束もせずにあって、お茶をして、たまに旦那の家へ行って一緒にテレビを見る。
せっかくおつきあいとやらを始めたのに、それ以前とあまり変わりがない。
と、前回旦那に言ってみたところ。
「うーん」
と返事なのか何なのかわからない反応を寄越されたので、なにも期待していなかったのだけれど。
「はい、沖田君」
これまた偶然甘味処の軒先で旦那に出会した。そして俺の手を掴んで何かを渡してきた。
何だろうと、手の中のそれを見るとパンダのキーホルダーだった。やる気のなさそうなパンダがぐでっとしている。
「何ですかィこれ」
「やる」
「いや、やるじゃなくて」
旦那から物をもらうのは初めてなのでもらうけど。唐突になんだ。そしてこのやる気のないパンダはなんだ。よくわからない。
もしかしてこの間言ったことを覚えていてくれたのだろうか。それでこんなしょぼい物をプレゼントしてくれたのだろうか。
しょぼいけど、俺が言ったことを意識していてくれたのなら嬉しい。
「ほら、」
嬉しさを噛みしめていると、旦那が懐から俺が持っているのと同じストラップを取り出した。
なんだ?どういうことだ?
首を傾げると、団子の皿に手を伸ばしながら旦那がこともなく言う。
「新八がつき合ったら彼女とお揃いの物持ちたいつってたから、まぁ貰いモンだけど同じ物持ってみっかと。でもつける場所がねーんだよ、って沖田君顔真っ赤」
そりゃそうだろお揃いって!
お揃いって!
言葉にならなくて心臓がドキドキいうのを感じる。付き合おっかって言われたとき以来の心拍数だ。
初めて、こんな、恋人同士っぽいことをするものだから。
「照れちゃってかわいいねー沖田君は」
茶化されてむっと旦那をみる。けれど旦那はそっぽを向いていて。
「……旦那だって照れてんでしょ」
「まさか」
そんな風にいいながらもこちらを向いてくれないものだから、旦那の椅子についた手にそっと手を重ねたらびくりと旦那の肩が跳ねた。
してやったりだ。
個人誌書けるか乞うご期待です。
今日のワンドロ。
おそろいで銀沖。
たまに約束もせずにあって、お茶をして、たまに旦那の家へ行って一緒にテレビを見る。
せっかくおつきあいとやらを始めたのに、それ以前とあまり変わりがない。
と、前回旦那に言ってみたところ。
「うーん」
と返事なのか何なのかわからない反応を寄越されたので、なにも期待していなかったのだけれど。
「はい、沖田君」
これまた偶然甘味処の軒先で旦那に出会した。そして俺の手を掴んで何かを渡してきた。
何だろうと、手の中のそれを見るとパンダのキーホルダーだった。やる気のなさそうなパンダがぐでっとしている。
「何ですかィこれ」
「やる」
「いや、やるじゃなくて」
旦那から物をもらうのは初めてなのでもらうけど。唐突になんだ。そしてこのやる気のないパンダはなんだ。よくわからない。
もしかしてこの間言ったことを覚えていてくれたのだろうか。それでこんなしょぼい物をプレゼントしてくれたのだろうか。
しょぼいけど、俺が言ったことを意識していてくれたのなら嬉しい。
「ほら、」
嬉しさを噛みしめていると、旦那が懐から俺が持っているのと同じストラップを取り出した。
なんだ?どういうことだ?
首を傾げると、団子の皿に手を伸ばしながら旦那がこともなく言う。
「新八がつき合ったら彼女とお揃いの物持ちたいつってたから、まぁ貰いモンだけど同じ物持ってみっかと。でもつける場所がねーんだよ、って沖田君顔真っ赤」
そりゃそうだろお揃いって!
お揃いって!
言葉にならなくて心臓がドキドキいうのを感じる。付き合おっかって言われたとき以来の心拍数だ。
初めて、こんな、恋人同士っぽいことをするものだから。
「照れちゃってかわいいねー沖田君は」
茶化されてむっと旦那をみる。けれど旦那はそっぽを向いていて。
「……旦那だって照れてんでしょ」
「まさか」
そんな風にいいながらもこちらを向いてくれないものだから、旦那の椅子についた手にそっと手を重ねたらびくりと旦那の肩が跳ねた。
してやったりだ。
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