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梅々

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カテゴリー「土沖」の記事一覧

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終わりよければすべてよし

拍手ありがとうございます。

今年も残すところ二時間を切りました。
一年が終わるのが異様に早いです。
上半期は就活であくせくして、下半期は論文やバイトであくせくして。
そして今年も一年土沖に萌えて参りました。
モブ沖にもね!
そしてアニメ四期おめでとうございます。ほんとうにおめでとうございます。
来年もまたアニメに興奮し銀魂に萌えて燃える一年にしたいです。社会人になるので自活も目標。
同人的な目標は……文章力のアップですかね。本を読むだけで、それを取り込む努力、語彙のあっぷ!がんばる!



では健全目な年越しネタです!一応3Zのはずでした。
よいお年を!









「今年もまたアンタと年越しかぁ」
炬燵を囲んでテレビを見ていたら総悟がぼやいた。
湯飲みに伸ばした手を引っ込めて総悟を見れば、総悟はじっとテレビを見ていた。
「またって去年は近藤さんがいたろ」
「近藤さん、昨日はトイレで年越してやした」
「あー……」
そういやそうだった。
今年は、近藤さんは想い人の初詣について行くと意気揚々とストーキングしに行った。
なので、今年はふたり。
総悟は嫌そうな物言いをしたが、実際に嫌なのだろう。総悟は姉と近藤さん以外の人間には興味がない。それと、よくわからないが何故か担任にはなついているように思える。
俺は、その他大勢に汲みしているのかよくわからない位置にいる。他に対するのと接し方が違う。悪い意味で。冗談ではすまないことをしてくる、常に喧嘩を売っておちょくってくる。
「嫌なら近藤さんと行けばよかっただろ」
「俺はいいんです。ただアンタは、俺と二人じゃつまんねぇでしょ」
なんて、おかしなことを言う。俺と一緒じゃつまらないと言うだろうと思ったのに、逆に気遣われた上に、つまらないだろうとは。
そんな感情抱く暇ももたせないくせに何を言っているのだろう。
「一緒にいてつまんねぇやつと年越さねえって」
そういったら、総悟がちらりと俺を見た。
その瞳があまりにも雄弁に心情を語っていて、呼吸を詰めた。
「……なんでさ。そんな見ねぇでくだせェ」
「だっておまえ、」
たったあれだけの言葉にそんな嬉しそうに、丸い瞳をきらきらさせて。
普段あれだけ俺のことを嫌っているかのように振る舞うくせにまるで別人になったかのような反応を寄越されて、動揺しないわけがないだろう。
「……嬉しいの?」
「はぁ? アンタなに言ってんの」
馬鹿じゃねえの、なんて憎まれ口をたたくけれど表情は柔い、ように思えるのは気のせいだろうか。
「ほら、もうカウントダウン始まりますぜ」
そうテレビを見つめる総悟の無防備に投げ出された手に手を重ねたら、大げさなまでにびくりと肩を跳ねさせた。

拍手[10回]

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桃色の片思い

拍手ありがとうございます~!

バイト三連勤ごときでがたがた言わなくなってきたので、お金もほしいしバイト増やそうと思いました。論文はいまレポート作成中です。いい本が見つかりました。





土←沖。









顔を見るとかっこいいなと毎回のように思うようになった。
メールが来ると口角があがるようになった。
見つめられると顔になんかついてないかとどぎまぎするようになった。
なんでもない距離だったはずなのに、触れ合ったり匂いを嗅いでしまうと平常心でいられなくなった。

もしかしなくても、これは恋だ。

そう自覚してから、なるべく不自然ではないようにしつつ、距離を空けるようになった。
最優先事項は平常心を保つこと。どうせ叶わないと知っているので、如何に露見しないままこの片思いが終わりを迎えるか、楽しんでみようとも思っている。
なのに。
「総悟、昼飯何食いたい?」
たったそれだけ訊くのにも、いやに土方さんは距離を詰める。前からこんな近かったろうか。煙草の匂いが濃くなる。
息がかかりそうな距離で、一瞬硬直しかけた体を叱咤して、少しあがった心拍数は無視をしてぱっと浮かんだ食べたいものを告げる。
「豚骨ラーメン」
「重いな」
「アンタ年だから」
「……おごんねぇぞ」
「心が狭いですぜ」
言葉は条件反射のように飛び出していくのにATフィールド内に土方さんがいる事実に鼓動は嫌に騒がしくなる。迷惑だ。
適正な距離に土方さんが戻ってもすぐには心拍数は戻らない。どきどきしているのが楽しくもあるのは、初めて人を好きになったからだろう。
姉上と近藤さんが一番で、興味あるのは強い人だけで、土方さんのことは大嫌いで。女なんかに興味は抱かなかったので、このまま俺は近藤さんを一番に思って生きていくのだと思っていた。
なのにまさか男を好きになるとは。しかも、土方さんを。何がどうなったらこうなるのだろう。忌々しいと思う気持ちは消えていないのに。
前を行く、たくましい背中を見ているととても触れたくなる。そっと素肌を撫でて、その温度や筋肉のかたさを知りたいと、疼く。できることなら頬摺りだってしたいし、抱きつきたいと思うこともある。
触られたいと、思うことも。
本当にどうして相手がこの人なのだろう。体つきで言えば近藤さんの方が上だし、気が利く人なら新八君のほうを選ぶ。山崎でもいい。それなのに。
ラーメン屋の暖簾を潜りカウンター席に着く。豚骨二つ、とおっさんに言う土方さんを無遠慮にまじまじと見る。
「優しい土方さんなんて気持ち悪い」
本当に、強請ってもいないのにおごってくれるらしくていつものように憎まれ口を叩く。
「俺はいつでも優しいだろ」
……だから好きなんだよ莫迦。
口をついて出そうになってまずい水を流し込んだ。

拍手[12回]

義兄弟

高杉誕生日おめでとう!
天地が高杉の誕生日祝いしてましたね……。私の住んでるところはバケツをひっくり返したような大雨で済みましたが土砂崩れとか心配ですね。


春コミで風俗でバイトする沖田の小ネタ集みたいのだしたいなぁ。こうして書きたいものばかり増えていくのであった。とりあえず目の前の原稿からやっていきましょう。




義兄弟ネタで冷やし土沖。






「ただいまー」
鍵を開けドアを開けると、暗いドアの隙間からむしむしと暑い空気が漏れてきた。
今日は夜風が涼しいのでエアコンはつけずに窓を開けてから電気をつける。
いつものようにテーブルの上には茶封筒に入った夕飯代が置いてある。
冷蔵庫を開け麦茶をとると同時に土方さんにとっておいた味噌汁がまだあるのを確認する。一度として土方さんが俺の作ったご飯を食べたことはない。そもそも、姉上がいなくなってから何度会話したかも覚えていない。
姉上がいた頃は、土方さんは残業なんかしないですぐ帰ってきて、俺が帰ると「おかえり」と出迎えてくれていた。休みの日には遊びにもつれてってくれていたし、宿題を手伝ってもらったことも数え切れないほどだ。
それなのに、いまは。
平日は俺の方が早く家を出るから朝は会えず、帰ってくるのも毎日のように午前様だ。俺はいつも布団の中で玄関が開く音を聞く。休みの日も俺は部活があるから朝から家にいないし帰ってきても土方さんはいない。日曜日はたまに、一日中家にいるけれど書斎から出てきやしない。
義弟の俺がじゃまなのだ。
だから、金だけおいて、側にいるだけ。いっさい干渉をしない。
テーブルの上に置かれるそれを使わずにおいてもお釣りを戻しておいても封筒ごと受け取っても土方さんは俺に何も言わない。最後に話しかけられたのはいつだろう。覚えていない。
毎朝、こっそりと土方さんの部屋に行って寝顔を眺めてるから顔は見てるけど。
ずいぶん昔に土方さんが買ってくれた携帯がぶるぶる震える。その頃は土方さんと姉上とばかりメールや電話をしていたけれど、今はどちらからも連絡なんてない。姉上は当然だけれど。
こんな扱いするぐらいなら、側に置いておかなければいいのに。義兄だからって、俺の保護者にならなければならないわけじゃない。
こんなに嫌いなら、早く捨ててくれればいいのに。




からの自立心で風俗バイトもありな気がしました。

拍手[7回]

歪みの国

拍手ありがとうございます!
渇き。観てきましたー!とてもよかった!!!!胸くそ悪い!!(ほめ言葉)
詳しい感想は後日。



ではお待たせしました!キリリク「高熱で苦しむ土方」です!……が、そんな苦しんでないかな……。
趣味でモブ沖←土も詰め込まれました……。












「誰からもらってきたんですかィ」
枕元に正座しつつ濡れた手拭いを畳み直しながら、どうでも良さそうに総悟は言う。
「性病みたいに……言うなよ」
目を開けているのもだるく、瞼を閉ざすとそのタイミングで額に冷えた手拭いを置かれた。その手つきの優しいこと。
「わるいな」
「いーえ。鬼の霍乱でさァね」
朝計った時点で四十度近くあった。薬が効きにくい体質だからか、未だにそれぐらいあるのだろう。縫いつけられているように手足が動かない。重い。しかもひどく頭が痛む。
滅多に寝込まないが寝込んだときだけ、そして看病を頼まれたときだけはこんな風に総悟は甲斐甲斐しく看病をしてくれる。手慣れた様子で。
「部屋、戻んねぇほうがいいでしょ?」
「ああ」
「寂しがり屋ですね」
そんなわけじゃない。
こんな機会でなければ、そんなこといえないからだ。お前相手に。
なんて無駄に弁明することなく、総悟がゲームをつける音をぼんやりと聞く。

ずいぶん前から色気付いていた。恋人ができたのだろう、近藤さんの質問も否定しなかった。俺を構う時間も減った。
総悟に好い人ができたのは確実だった。だからといって俺はそれを素直に問えるような間柄ではなければ、精神的にも無理だった。
愛しい子供。幸せになってくれるのなら相手は誰だろうと見守ろうと決めていた。
どうせ俺のものにはならないのだから。
それが、一月ほど前から様子がおかしくなった。ぼんやりと物思いに耽る時間が増えたというか。よい傾向には見えなかった。それとなく近藤さんに聞いてもらったが何でもないと返されたと言っていた。
そして数日前、大きな討ち入りがあった。
あの日、討ち入りの終わった旅籠で。総悟は一つの亡骸を立ち尽くしてじっと見つめていた。
それからは目に見えて気も漫ろで飯も食わなくなり夜は寝ていないのか、隈ができていた。
そんな状態の総悟が昨日、そそくさと身支度をしてこっそりと屯所を出るのを見かけ、気になって後を付けたのだった。
道の途中で物陰に入り、山崎の部屋から拝借したのか黒髪のカツラをつけ、町外れの鯨幕の吊らされた一軒家へ入っていった。出てくるのを待つうちに雨が降り出しすぐに豪雨となった。あっという間に濡れ鼠になりながらも出てくるのを待っていると一人の温和そうな老婆とともに傘を差して出てきた。
その様子から、そして討ち入り後の後ろ姿から、察した。
「出歯亀するからそんなことになるんですぜ」
「……気づいてたか」
「あれ、起きてやしたか。……でもまぁ、そのお陰でこうして気も紛れるんですけど」
そんな声も出せるのか。
そう思うような声色に妬ましさを感じながらも意識は遠のいた。

拍手[5回]

おめでとうしろう

スパコミお疲れさまでした!

楽しかった!いっぱい買ったぞー!
今日お話しさせていただいた方々、ありがとうございました。やっぱイベントは楽しいです。
今日は白露型っぽい装備で行きました。
というか今アニメの魍魎の匣の再放送がやっていてびっくりしました。もう四話。来週榎木津でる!?
そしてたったいまE3クリアしました。やったねたえちゃん!!


そしてそして土方さんお誕生日おめでとう。本当は今頃アラフォーだと思うと荒ぶりますね。
というわけでお仕事お疲れさまです+おめでとう土方さんな濡れ場手前話。






















「おかえりなせぇ」
自室の障子を開けた途端にそんな殊勝な言葉がかけられて面食らった。
部屋にいることは知っていたのだ。明かりが漏れていたから。てっきり寝ているか、起きていたならば何か悪さでもされるかと半ば警戒しつつ、障子を開けたら俺の布団が敷かれている上に、そこに総悟が正座して待っていた。
「……ただいま」
鞄を置き、上着を脱ぎタイを外してから振り返るも、総悟は正座したままただ、俺を見ていた。
「なにしてんの」
「アンタ誕生日でしょ」
「あ?」
そう言われて携帯を見やれば、確かに日付が変わり五月五日になっていた。
俺の生まれた日だ。
「誕生日、おめでとうございやす」
「……ありがとな」
毒気のない微笑みを浮かべて祝いの言葉を宣う。
十数年傍にいるがこんな風に真っ直ぐに祝われるのは初めてで戸惑ってしまう。
恋人という関係の力は、こんなに大きいものなのか。
嬉しいことを伝えようと、傍に寄り、頬を撫でた。猫のように顔をすり寄せて、総悟はじっと、俺を見つめる。
「プレゼントでもあんの?」
「考えたんでさ。でも思い浮かばなかったんで、」
アンタが大好きな俺を据え膳で。
挑発的なまなざしを向けて掌に口付けられた。
止めとばかりに首を傾げながら名前を呼ばれれば、めんどくさい幕府の重鎮どもの小言へのストレスと疲労も何処へやら。
なにもかもが吹っ飛んで、据え膳をがっつこうと総悟を押し倒していた。
そのままの勢いで唇を重ね早急に舌と舌とを絡ませる。
とろりと総悟の眼差しがとけて、甘い声が上がる。未だに慣れないのかすぐに根を上げてきゅっとシャツに縋るのが可愛らしい。
可愛らしいからと言って、すぐに解放なんてしてやらないけれど。
思う存分貪って、それから漸く唇を離せば、無防備に濡れたまつげを震わせ大きく呼吸する。唾液に濡れ艶やかに照る唇に、その奥の真っ赤な舌。再び欲を煽られて唇を塞げば、抗議するような眼差しとともに背を叩かれる。反撃に薄く平らな胸をまさぐると、塞いだ唇から甘ったれな声が響いた。
「んんぅ……」
「おまえ本当ここ好きだな」
「う、るさ……っ」
ごしごしと色気なく口元を拭いながらじとりと視線を寄越す。
初めのうちはあらがうが、次第に舌足らずに気持ちいいと告げるのが、堪らない。
今日はどうしてやろうかと、内心舌なめずりしていれば何かをこらえるように総悟が唇を噛んだ。
「どうした」
「アンタの、誕生日だから、ほんとは好きなようにしてくれていいんですけど……」
伏せていた視線を俺に向け、恥じらった表情をするのがたまらないが、不自然に切れた言葉の続きを待つ。
けれどなにがそんなに恥ずかしいのか口を噤んだままで、焦れったさに名前を呼べば、視線を明後日の方向へ向けた。
「……はやく、アンタのがほしいでさ」

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祝☆映画化

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