梅々
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義弟。
- 2014/09/24 (Wed) |
- 土沖 小ネタ |
- CM(0) |
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- ▲Top
拍手ありがとうございますー!
昨日で学生最後の夏休みが終わってしまいました。切ない。でも金曜しか授業入れてないので、実際は明日まで夏休みなのですが。今日はサークル、明日は研修があります。レジュメは明後日までです。終わってません。原稿できるかなぁ不安。
それではいつぞやの義兄弟の続き。
隣で声を殺して泣いているのが聞こえる。
すんすんと鼻をすする音、涙を拭う度にする衣擦れの音。
面倒臭い。
そう思ってしまうのは間違っているのだろうか。
昨日、義理の弟に手を出した。姉に似た白い肌、薄い肩。顔も似ているが、それでもあいつとは違う。そもそも俺は、あいつを抱いたことはなかったのであいつならどんな反応をしたかなんて知らないのだけれど。
大事にせねばならないのはわかっている。
亡き妻の忘れ形見だ。あいつだってそれを望んでいるだろう。
わかっているのに、それができない。相対するとよろしくない感情がわき上がる。けれどそれがどんな感情なのか、形容する言葉がわからずどうしようもなく、結果顔を合わせないようにしていた。
それなのに、よりによってこんなことに。
静かな泣き声を聞きながら、事後の一服を嗜む。
痛くはしなかった、なるべく気持ちよくなるようにしてやった。だから、俺だけではなくこいつも達していた。
それでもこれは、酷い裏切りになるのだろう。
誰に対しての、裏切りだろうか。
「総悟」
半身を起こし煙草の煙を吐きながら、隣で布団にくるまる義弟に話しかけた。
空気が緊張する。そして、視線を感じる。
「嫌なら出てけ。金は出す」
ああこれではコイツが言っていたように、荷物だと思っていると告げているようなものだ。そうではないのだが。
しかし、どう受け取られようと、これ以上この関係が悪化することはないだろう。このまま警察に駆け込まれても致し方ない。
恐らくこんな目にあったのだ、出て行くだろう。それが俺にとっても、こいつにとっても最善だろうと考えながら煙草を灰皿に擦り付け、火を消す。
沈黙を了承と受け取り振り向けば、布団にくるまり泣いているだろうと思っていた義弟は頬を濡らしながらも俺を見つめていた。強く、まっすぐな視線で。
「……いやでさ」
細い声が、ぽつりと言った。
言うとおりにしないことに再び腹が立って、よくないとわかっているのに細い両手をシーツに縫い止め、義弟の体に食らいついていた。
昨日で学生最後の夏休みが終わってしまいました。切ない。でも金曜しか授業入れてないので、実際は明日まで夏休みなのですが。今日はサークル、明日は研修があります。レジュメは明後日までです。終わってません。原稿できるかなぁ不安。
それではいつぞやの義兄弟の続き。
隣で声を殺して泣いているのが聞こえる。
すんすんと鼻をすする音、涙を拭う度にする衣擦れの音。
面倒臭い。
そう思ってしまうのは間違っているのだろうか。
昨日、義理の弟に手を出した。姉に似た白い肌、薄い肩。顔も似ているが、それでもあいつとは違う。そもそも俺は、あいつを抱いたことはなかったのであいつならどんな反応をしたかなんて知らないのだけれど。
大事にせねばならないのはわかっている。
亡き妻の忘れ形見だ。あいつだってそれを望んでいるだろう。
わかっているのに、それができない。相対するとよろしくない感情がわき上がる。けれどそれがどんな感情なのか、形容する言葉がわからずどうしようもなく、結果顔を合わせないようにしていた。
それなのに、よりによってこんなことに。
静かな泣き声を聞きながら、事後の一服を嗜む。
痛くはしなかった、なるべく気持ちよくなるようにしてやった。だから、俺だけではなくこいつも達していた。
それでもこれは、酷い裏切りになるのだろう。
誰に対しての、裏切りだろうか。
「総悟」
半身を起こし煙草の煙を吐きながら、隣で布団にくるまる義弟に話しかけた。
空気が緊張する。そして、視線を感じる。
「嫌なら出てけ。金は出す」
ああこれではコイツが言っていたように、荷物だと思っていると告げているようなものだ。そうではないのだが。
しかし、どう受け取られようと、これ以上この関係が悪化することはないだろう。このまま警察に駆け込まれても致し方ない。
恐らくこんな目にあったのだ、出て行くだろう。それが俺にとっても、こいつにとっても最善だろうと考えながら煙草を灰皿に擦り付け、火を消す。
沈黙を了承と受け取り振り向けば、布団にくるまり泣いているだろうと思っていた義弟は頬を濡らしながらも俺を見つめていた。強く、まっすぐな視線で。
「……いやでさ」
細い声が、ぽつりと言った。
言うとおりにしないことに再び腹が立って、よくないとわかっているのに細い両手をシーツに縫い止め、義弟の体に食らいついていた。
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ホラー実況にビビる。
- 2014/09/24 (Wed) |
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拍手ありがとうございます(*^^*)
今日はスパークのノベルティをやろうと思ったらillustratorがダウンロードできなくて頭を抱えていました。せっかくの秋晴れ、パソコンの前で過ごしました……。
短いですがこの間の山沖の続き。
それはそれはひどく扱っているというのに。
「お邪魔しやす」
彼は金曜になると必ず、俺の家へ来る。
そして寝支度を整えた俺にベッドに連れ込まれて、朝まで獣のようにつがうのだ。
「……んぁ、あ、っも、むり……」
「二度と来ないって言うなら止めますけど」
空も白み、我ながら何時間もよくも続くなと思いながら攻め立てる。
何度も絶頂を迎えた白い体は、中に入れたまま動かさずにいるだけでびくびくと震える。
華奢な白い手がシーツを掴んで、涙の跡を幾筋も残しながらもうんとは言わない。これも毎度のことだ。
どんなに攻めても、無体に扱っても、彼は文句も言わずただ耐える。過ぎる快感に辛そうに顔をゆがめながら、俺がすることを受け入れる。
それが、無性に苛立たせる。
「や、まざき、の……好きに……て」
喘ぎすぎて掠れた声がそう告げる。力ない白い腕が伸ばされて、俺に縋る。
健気な振りをするのは止めてほしい。
俺を振り回すのは、やめてほしい。
どうせ俺のものにはならないんだから。
今日はスパークのノベルティをやろうと思ったらillustratorがダウンロードできなくて頭を抱えていました。せっかくの秋晴れ、パソコンの前で過ごしました……。
短いですがこの間の山沖の続き。
それはそれはひどく扱っているというのに。
「お邪魔しやす」
彼は金曜になると必ず、俺の家へ来る。
そして寝支度を整えた俺にベッドに連れ込まれて、朝まで獣のようにつがうのだ。
「……んぁ、あ、っも、むり……」
「二度と来ないって言うなら止めますけど」
空も白み、我ながら何時間もよくも続くなと思いながら攻め立てる。
何度も絶頂を迎えた白い体は、中に入れたまま動かさずにいるだけでびくびくと震える。
華奢な白い手がシーツを掴んで、涙の跡を幾筋も残しながらもうんとは言わない。これも毎度のことだ。
どんなに攻めても、無体に扱っても、彼は文句も言わずただ耐える。過ぎる快感に辛そうに顔をゆがめながら、俺がすることを受け入れる。
それが、無性に苛立たせる。
「や、まざき、の……好きに……て」
喘ぎすぎて掠れた声がそう告げる。力ない白い腕が伸ばされて、俺に縋る。
健気な振りをするのは止めてほしい。
俺を振り回すのは、やめてほしい。
どうせ俺のものにはならないんだから。
傷つけてあげる
- 2014/09/22 (Mon) |
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拍手ありがとうございますー!
昨日はポルノのライブに行きました。生ポルノ!って卑猥な響きですね…。ポルノグラフィティって中国語で「卑猥的画像」らしいですね。
15周年だからか懐かしい、知ってる曲ばかりで嬉しかったです。最後がジレンマって!素敵!でも個人的にはcenturyloversもききたかった……。
でもとても素敵だった。演出もよかった。おめでとうございます15周年。
歌詞間違えもしてくれて本当にありがたい。そして声の伸びとか素敵だった。いいな方言可愛くて!!!
そして山沖に拍手ありがとうございます。沖田に冷たい山崎と山崎が好きな沖田って中々ないですね…書いたら読みたくなって探したのに見つからなかったです。
もし知っている作品があればお知らせください。濡れ場があるとなお嬉しいです。
昨日はポルノのライブに行きました。生ポルノ!って卑猥な響きですね…。ポルノグラフィティって中国語で「卑猥的画像」らしいですね。
15周年だからか懐かしい、知ってる曲ばかりで嬉しかったです。最後がジレンマって!素敵!でも個人的にはcenturyloversもききたかった……。
でもとても素敵だった。演出もよかった。おめでとうございます15周年。
歌詞間違えもしてくれて本当にありがたい。そして声の伸びとか素敵だった。いいな方言可愛くて!!!
そして山沖に拍手ありがとうございます。沖田に冷たい山崎と山崎が好きな沖田って中々ないですね…書いたら読みたくなって探したのに見つからなかったです。
もし知っている作品があればお知らせください。濡れ場があるとなお嬉しいです。
当て馬にはなりたくない。
- 2014/09/21 (Sun) |
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今日は雨なのに洗濯しました。明日はポルノのライブ!
そして今日は山沖ネタと人魚ネタと双子ネタで盛り上がりました。
という山沖。
「なぁ、山崎。しねぇ?」
人の家へ押し掛けてきたと思えばそれかと、ため息を吐きたくなった。
俺の家の玄関を背に、大きめなパーカーを羽織った契約社員は、ことんと首を傾げた。
「……帰ってください。寝たいんです」
「なら一緒に寝やしょうよ」
なんでこんなの家に上げたんだろう。馬鹿だ。眠たさのあまり判断力が欠落しているんだ。
金曜の午後十一時。プチ残業してそそくさと家へ帰って飯食って風呂はいって。
さぁねるぞ! というタイミングでこれはやってきたのだった。
一回寝たぐらいで恋人気取りか。
つい口からでかかったけれど大いに語弊のある言葉をごくりと飲み込んで、代わりに大きな溜息をこぼす。
この契約社員は、俺の上司とつき合っていたはずなんだけど。知らない間に別れて、気づけばまとわりつかれていた。かなり迷惑だ。
でも寂しいのだろうとか、少し同情してしまったので、あまり邪険にできずにいたらこの間、そうだ先週の今日、酔った勢いで朝起きたら全裸で抱き合っていた。けれどそれきり、つきまとわれてるのは変わりないけど何もないから安心していたのに。
「ね、山崎」
年下のくせに呼び捨てにする。確かに専門的な仕事はこの契約社員のほうが遥かにできる。勤務態度などは最悪だけれど。
「帰ってください」
「やだ」
尻軽なんですね。
誰でもいいんでしょう。
追い返せる言葉はどれなのだろうか。
悩んでるうちにするすると腕が絡まって唇を奪われていた。
この辺の情事に持ち込む手際の良さは上司に教わったのだろうか。
『っは、もっと……ぉねが、っやまざき……』
くちゅ、と舌が絡まって、ぶわっと記憶が蘇る。
これはよくない、よくないぞ。
「俺、よくなかった?」
背伸びをして額と額、鼻と鼻をくっつけて、切なそうな顔をする。そのくせ指先は俺の耳裏をひっかいて、あちこちから罠にはめようとあざとさを隠しもしない。
この人は、きっとまだ上司が好きで。上司を忘れられなくて。たまたま関係に気づいてしまった俺を、寂しさを紛らわせる道具にしているだけで。
ぐらぐらする。
「どうしたら山崎が気持ちよくなるのか、教えてくだせぇ」
唇同士をくっつけて囁く。
よく躾られているなと感心すると同時に、人のことをいえない不埒な指が、契約社員のパーカーの下に潜り込んでいた。
土方とは別れてます。
そして今日は山沖ネタと人魚ネタと双子ネタで盛り上がりました。
という山沖。
「なぁ、山崎。しねぇ?」
人の家へ押し掛けてきたと思えばそれかと、ため息を吐きたくなった。
俺の家の玄関を背に、大きめなパーカーを羽織った契約社員は、ことんと首を傾げた。
「……帰ってください。寝たいんです」
「なら一緒に寝やしょうよ」
なんでこんなの家に上げたんだろう。馬鹿だ。眠たさのあまり判断力が欠落しているんだ。
金曜の午後十一時。プチ残業してそそくさと家へ帰って飯食って風呂はいって。
さぁねるぞ! というタイミングでこれはやってきたのだった。
一回寝たぐらいで恋人気取りか。
つい口からでかかったけれど大いに語弊のある言葉をごくりと飲み込んで、代わりに大きな溜息をこぼす。
この契約社員は、俺の上司とつき合っていたはずなんだけど。知らない間に別れて、気づけばまとわりつかれていた。かなり迷惑だ。
でも寂しいのだろうとか、少し同情してしまったので、あまり邪険にできずにいたらこの間、そうだ先週の今日、酔った勢いで朝起きたら全裸で抱き合っていた。けれどそれきり、つきまとわれてるのは変わりないけど何もないから安心していたのに。
「ね、山崎」
年下のくせに呼び捨てにする。確かに専門的な仕事はこの契約社員のほうが遥かにできる。勤務態度などは最悪だけれど。
「帰ってください」
「やだ」
尻軽なんですね。
誰でもいいんでしょう。
追い返せる言葉はどれなのだろうか。
悩んでるうちにするすると腕が絡まって唇を奪われていた。
この辺の情事に持ち込む手際の良さは上司に教わったのだろうか。
『っは、もっと……ぉねが、っやまざき……』
くちゅ、と舌が絡まって、ぶわっと記憶が蘇る。
これはよくない、よくないぞ。
「俺、よくなかった?」
背伸びをして額と額、鼻と鼻をくっつけて、切なそうな顔をする。そのくせ指先は俺の耳裏をひっかいて、あちこちから罠にはめようとあざとさを隠しもしない。
この人は、きっとまだ上司が好きで。上司を忘れられなくて。たまたま関係に気づいてしまった俺を、寂しさを紛らわせる道具にしているだけで。
ぐらぐらする。
「どうしたら山崎が気持ちよくなるのか、教えてくだせぇ」
唇同士をくっつけて囁く。
よく躾られているなと感心すると同時に、人のことをいえない不埒な指が、契約社員のパーカーの下に潜り込んでいた。
土方とは別れてます。