梅々
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仏滅
今日見た夢が、小中高の友人+オールキャストで、結末的にはチーターに追われる夢だったのですが、遊具にまで上るなんてチーターどんだけIQ高いの。
そんなだから走馬灯かもしれないと思って朝車に気を付けていたのですが。
忘れた頃に災難はやってくる。
告白されたってそんなバナナ←
よってブルーな気分でした(今も)。だから、コミケカタログ見てセブンデイズ見ていたんですがそれって二次元に逃避しているだけだよ! と思って止めました。でもセブンデイズいいね。あそこの漫画は情緒あって好きです。G線上の猫とかG線上の猫とかっ!
それでは速効で書いた高杉ハピバネタ!
おめでとう!なんて言う気分じゃないけれど。
そんなだから走馬灯かもしれないと思って朝車に気を付けていたのですが。
忘れた頃に災難はやってくる。
告白されたってそんなバナナ←
よってブルーな気分でした(今も)。だから、コミケカタログ見てセブンデイズ見ていたんですがそれって二次元に逃避しているだけだよ! と思って止めました。でもセブンデイズいいね。あそこの漫画は情緒あって好きです。G線上の猫とかG線上の猫とかっ!
それでは速効で書いた高杉ハピバネタ!
おめでとう!なんて言う気分じゃないけれど。
強引なまでに全て
奪ってよ
万有引力に魅せられて
がらがらがら、古い所為か耳にくる音と重い手応えを感じながら鉄製のようなドアを開けた。電気はついているし窓も開いている。だけれど予想通り誰もいなかった。
ハァと息を吐きつつ、丸椅子に座る、と、斜め前のグレーの机の上に白い紙が置いてあるのが見えた。ぴらり、手に取って内容に目を通す。
「ハハッ」
あまりにも酷いそのメモに笑いつつ、携帯を取り出し電話をかけた。
相手はそう、この部屋の主。
ワンコールで出たのに地味な感動を抱きつつも、相手からの言葉を待つ。スパァ、と煙草の煙を吐くのが聞こえて、溜め息まで吐いてから漸く、声をかけられた。
『誰だ』
「俺」
『さっさと帰って、寝ろ』
「あんたに来てほしいからこうして電話してるのに」
『はぁぁ』
盛大な溜め息に次いでプツッと電話が切れて、此方も切る。そのままベッドにどーんとダイブして、握った携帯を熟視る。
どれくらいで来るか、時間を計ってやろうと思い至った頃がらりと、重いドアが開いた。艶やかに光る黒髪、何があったのか眼帯を外さない、個性的な保健の先生が無表情で無感情に立っていた。
「サボるから急用のやつは電話しろ、なんて職務怠慢もいいところでさ」
「おめーは授業サボって何してんだよ。どこも悪いところはなさそうだけどなァ?」
肘掛けつきの椅子にドカッと座り、高杉は煙草に火をつけた。高杉の居た屋上から一階の此処までこんなに早く着く筈がない。走らない限り。素直じゃないなァ。呟いてチラリと見てみるけれど相変わらずの無表情。
寝返りを打って天井を無為に見上げる。天井にはしみがいくつかあって、じっと見ていると顔に見えてくることもある。気のせいだけれど。
「心配したなら心配したって言いなせェよ、高杉先生」
「バカが。頭イカれた野郎と話す気はねぇよ。失せな」
「・・・あんた、今日なんの日か知ってる?」
問いかけると、煙草を灰皿に潰し高杉は椅子を軋ませ立ち上がった。足音が近づいてきて視界に男が写る。
必死に悩んでいるのだろう、ベッド脇の椅子に腰掛け沈黙した。
その様子をじっと熟視ていると、不意に視線がばっちり合った。
「給料日」
「あんたマジ天然過ぎ。・・・誕生日だろィ」
「あぁ、そういや」
大したことないというような顔をする男を見上げにっこりと、笑いかけた。
「折角身一つで来てやったのに・・・。病気なんでさ、しかもあんたしか治せないやつ。だから治しなせェ」
「・・・色々突っ込み所満載だな」
「突っ込むなら言葉じゃなくて、」
あんたが欲しい。
ありったけの想いを込めて囁いたら、フッと口角を上げ高杉は笑った。
ぞくり、背筋を這い上がった感覚に息が震える。
「俺が一生をかけて、治してやるよ、沖田・・・」
返事は合わさった唇に吸い込まれて、白衣の裾をきゅっと握りしめると強い力で抱擁された。
奪ってよ
万有引力に魅せられて
がらがらがら、古い所為か耳にくる音と重い手応えを感じながら鉄製のようなドアを開けた。電気はついているし窓も開いている。だけれど予想通り誰もいなかった。
ハァと息を吐きつつ、丸椅子に座る、と、斜め前のグレーの机の上に白い紙が置いてあるのが見えた。ぴらり、手に取って内容に目を通す。
「ハハッ」
あまりにも酷いそのメモに笑いつつ、携帯を取り出し電話をかけた。
相手はそう、この部屋の主。
ワンコールで出たのに地味な感動を抱きつつも、相手からの言葉を待つ。スパァ、と煙草の煙を吐くのが聞こえて、溜め息まで吐いてから漸く、声をかけられた。
『誰だ』
「俺」
『さっさと帰って、寝ろ』
「あんたに来てほしいからこうして電話してるのに」
『はぁぁ』
盛大な溜め息に次いでプツッと電話が切れて、此方も切る。そのままベッドにどーんとダイブして、握った携帯を熟視る。
どれくらいで来るか、時間を計ってやろうと思い至った頃がらりと、重いドアが開いた。艶やかに光る黒髪、何があったのか眼帯を外さない、個性的な保健の先生が無表情で無感情に立っていた。
「サボるから急用のやつは電話しろ、なんて職務怠慢もいいところでさ」
「おめーは授業サボって何してんだよ。どこも悪いところはなさそうだけどなァ?」
肘掛けつきの椅子にドカッと座り、高杉は煙草に火をつけた。高杉の居た屋上から一階の此処までこんなに早く着く筈がない。走らない限り。素直じゃないなァ。呟いてチラリと見てみるけれど相変わらずの無表情。
寝返りを打って天井を無為に見上げる。天井にはしみがいくつかあって、じっと見ていると顔に見えてくることもある。気のせいだけれど。
「心配したなら心配したって言いなせェよ、高杉先生」
「バカが。頭イカれた野郎と話す気はねぇよ。失せな」
「・・・あんた、今日なんの日か知ってる?」
問いかけると、煙草を灰皿に潰し高杉は椅子を軋ませ立ち上がった。足音が近づいてきて視界に男が写る。
必死に悩んでいるのだろう、ベッド脇の椅子に腰掛け沈黙した。
その様子をじっと熟視ていると、不意に視線がばっちり合った。
「給料日」
「あんたマジ天然過ぎ。・・・誕生日だろィ」
「あぁ、そういや」
大したことないというような顔をする男を見上げにっこりと、笑いかけた。
「折角身一つで来てやったのに・・・。病気なんでさ、しかもあんたしか治せないやつ。だから治しなせェ」
「・・・色々突っ込み所満載だな」
「突っ込むなら言葉じゃなくて、」
あんたが欲しい。
ありったけの想いを込めて囁いたら、フッと口角を上げ高杉は笑った。
ぞくり、背筋を這い上がった感覚に息が震える。
「俺が一生をかけて、治してやるよ、沖田・・・」
返事は合わさった唇に吸い込まれて、白衣の裾をきゅっと握りしめると強い力で抱擁された。
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