梅々
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今と昔
- 2014/10/20 (Mon) |
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拍手ありがとうございます。
今日は何故かウボシャル熱が。
シャルナークは公式で未亡人なのがいいですよね……と前にも言った気がする。ウボォーも筋肉馬鹿なところが好きです。体格さとか、正反対っぽくてふたりともちょっとおばかなことしてそうなところがかわいい。
書きたいけど書けない切なさ。
銀八沖。ほんの少し、土←沖要素あり。
沖田君、名残惜しげな声に振り返る。
自分からもう帰ろうかと言い出しておいてなんだと文句を言おうと思ったけれど、それより早く唇を塞がれてほださてしまう。
重ねるだけではなく口の中に舌が入って、べろ同士が擦れあうのが気持ち良い。
息が苦しくなるまで続いたそれも、離れ際に唇を噛んで離れていった。
名残惜しいのが移ってしまった。荒く息をしながらつい、言葉がこぼれる。
「好きでさ……せんせ」
俺はこんなキャラではないはずなのに。でも本当のことだから仕方がない。と開き直りながら、鼻と鼻を触れ合わせたまま先生を見つめる。
なんて返してくるだろう、待っていたら知ってるの一言だけ。そのままふいと背を向けて、先生は鞄を手に取った。
先生と俺はこんなことしてるけど、この関係が恋人に当たるのかは非常に怪しい。女々しくも一度訊いたら、「沖田君のすきなのでいいよ」と返された。
なので俺は、セフレだと思っている。先生に好きだの愛してるだの言われたことは一度もない。でも、とても優しい眼差しで見つめられることが多々ある。だから、それだけでいいかな、なんて思ってしまって。
「おまえ、宿題ちゃんとやってこいよ」
ホテルから出たら、俺たちはただの教師と生徒のふりをする。実際は学校で際どいことをしたこともあるけれど、先生は基本的に冷たいので、いちゃいちゃべたべたはしない。
「手伝ってくだせェよ」
「莫迦」
宿題は手伝ってくれないけど、なんだかんだ家の傍へ送ってくれて、俺が家へ入るまで見届けてくれるのだ。優しい。
「ただいまー」
「おかえりなさい、そうちゃん」
夕飯の支度をしていたのか、姉上がエプロン姿で出迎えてくれる。
靴を脱ごうと足元を見て、あれ、と気づいた。俺のじゃない、男物の靴がある。
はっと顔を上げれば、姉上がにっこりと笑った。いつも通り綺麗だけど、少し、嫌な予感。
「十四郎さんがいらしてるの」
げっ。
と思うけどこらえて姉上に続いてリビングへ入る。他人のくせに妙になじんでいる男は、ソファで新聞を読んでいた。
「久しぶりだな、総悟」
「……どーも」
姉上の幼なじみの土方さんだ。俺の大嫌いな男。
確か、海外出張に行っていたので、数年顔を見なくて済んでいたのに。
挨拶だけして着替えに部屋へ戻る。そのまま夕飯まで部屋を出る気はないけれど、姉上が夕飯の準備をしているのにあの人がいるということは夕飯を食べて帰るのだろう。仮病使おうか。
土方さんは、俺はそう思わないけれど、味覚以外非の打ち所がないと言われる人で、姉上とずっと両思いのくせになかなかくっつかない優柔不断な人で、……俺の初恋の人でも、ある。しかもそれは土方さんにばれていたので死にたい、会いたくない。
でもいまはその気まずさがあるだけだ。
今は先生のことが、好き。先生はどう思ってるか分からないけれど、それでも特別扱いして、家に泊めてくれることもあるし、ご飯を食べに行くこともある。そして、いかがわしいこともたくさんしている。
もし土方さんがそれを知ったら気持ち悪いと思うのだろうか。なんて。
部屋着に着替えてベッドに横になる。今日は先生の家に泊まればよかった、と後悔していれば、先ほどの性行為の疲れか瞼が落ちた。
今日は何故かウボシャル熱が。
シャルナークは公式で未亡人なのがいいですよね……と前にも言った気がする。ウボォーも筋肉馬鹿なところが好きです。体格さとか、正反対っぽくてふたりともちょっとおばかなことしてそうなところがかわいい。
書きたいけど書けない切なさ。
銀八沖。ほんの少し、土←沖要素あり。
沖田君、名残惜しげな声に振り返る。
自分からもう帰ろうかと言い出しておいてなんだと文句を言おうと思ったけれど、それより早く唇を塞がれてほださてしまう。
重ねるだけではなく口の中に舌が入って、べろ同士が擦れあうのが気持ち良い。
息が苦しくなるまで続いたそれも、離れ際に唇を噛んで離れていった。
名残惜しいのが移ってしまった。荒く息をしながらつい、言葉がこぼれる。
「好きでさ……せんせ」
俺はこんなキャラではないはずなのに。でも本当のことだから仕方がない。と開き直りながら、鼻と鼻を触れ合わせたまま先生を見つめる。
なんて返してくるだろう、待っていたら知ってるの一言だけ。そのままふいと背を向けて、先生は鞄を手に取った。
先生と俺はこんなことしてるけど、この関係が恋人に当たるのかは非常に怪しい。女々しくも一度訊いたら、「沖田君のすきなのでいいよ」と返された。
なので俺は、セフレだと思っている。先生に好きだの愛してるだの言われたことは一度もない。でも、とても優しい眼差しで見つめられることが多々ある。だから、それだけでいいかな、なんて思ってしまって。
「おまえ、宿題ちゃんとやってこいよ」
ホテルから出たら、俺たちはただの教師と生徒のふりをする。実際は学校で際どいことをしたこともあるけれど、先生は基本的に冷たいので、いちゃいちゃべたべたはしない。
「手伝ってくだせェよ」
「莫迦」
宿題は手伝ってくれないけど、なんだかんだ家の傍へ送ってくれて、俺が家へ入るまで見届けてくれるのだ。優しい。
「ただいまー」
「おかえりなさい、そうちゃん」
夕飯の支度をしていたのか、姉上がエプロン姿で出迎えてくれる。
靴を脱ごうと足元を見て、あれ、と気づいた。俺のじゃない、男物の靴がある。
はっと顔を上げれば、姉上がにっこりと笑った。いつも通り綺麗だけど、少し、嫌な予感。
「十四郎さんがいらしてるの」
げっ。
と思うけどこらえて姉上に続いてリビングへ入る。他人のくせに妙になじんでいる男は、ソファで新聞を読んでいた。
「久しぶりだな、総悟」
「……どーも」
姉上の幼なじみの土方さんだ。俺の大嫌いな男。
確か、海外出張に行っていたので、数年顔を見なくて済んでいたのに。
挨拶だけして着替えに部屋へ戻る。そのまま夕飯まで部屋を出る気はないけれど、姉上が夕飯の準備をしているのにあの人がいるということは夕飯を食べて帰るのだろう。仮病使おうか。
土方さんは、俺はそう思わないけれど、味覚以外非の打ち所がないと言われる人で、姉上とずっと両思いのくせになかなかくっつかない優柔不断な人で、……俺の初恋の人でも、ある。しかもそれは土方さんにばれていたので死にたい、会いたくない。
でもいまはその気まずさがあるだけだ。
今は先生のことが、好き。先生はどう思ってるか分からないけれど、それでも特別扱いして、家に泊めてくれることもあるし、ご飯を食べに行くこともある。そして、いかがわしいこともたくさんしている。
もし土方さんがそれを知ったら気持ち悪いと思うのだろうか。なんて。
部屋着に着替えてベッドに横になる。今日は先生の家に泊まればよかった、と後悔していれば、先ほどの性行為の疲れか瞼が落ちた。
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