梅々
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さいごのよる
- 2014/10/19 (Sun) |
- 土沖 小ネタ |
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拍手ありがとうございます。
今日の世にもはおもしろかったです!
ファナモが本当半端じゃなかった。
いま親が見てるのを一緒に見てて二周目です。原作読んでみたい。
次世代排泄物ファナモ……。どうやって出すのか、手術はなぜ数分で終わるのかな。
腹這いになって雑誌を眺め、総悟はふああと欠伸をした。仕事中の俺の傍で、よくもそんなにリラックスできるなと、いつものことだから憤りはしないけれど思う。
「おまえ寝なくていいの」
適当に文面に目を通し、判子を押しながら問う。
明日はかなり早いはずだ。こんな所で暇そうにしてるのならばさっさと寝るべきだ。
なんせ、明日は。
「独身最後の夜なんですから、夜更かしぐらいいいじゃねぇですか」
ぱらり。雑誌をめくりながら言う。
そうなのだ。
明日総悟は結婚する。
政略結婚だ。見合いをして、断るのかと思えばそのまま結納まで済ましやがった。相手は徳川御三家の娘で、しとやかで武家の娘らしく毅然としていた。その娘は俺と同い年ぐらいらしいが総悟に一目惚れしたらしく逆玉の輿だと騒ぎ立てられながらも総悟は浮かれた様子一つ見せない。
愛しているのかと、問いたくなった。詮無いことだ、無論そんな問いかけはしない。
しないけれど、総悟が結婚だなんて、青天の霹靂にも程がある。
「結婚したら近くに家借りるんだよな」
「へぇ。新居でさ。あんま広くねぇとこですけど、まぁ気が向いたら遊びにきてくだせぇよ。あ、嫁さん寝取るのはなしですぜ。対面が悪い」
四六時中傍にいたのに、それがなくなり、また、総悟が他人のものになるという。
未だに信じられないままで、現実逃避に未練がましく続けていた仕事の手を止める。俺だって明日は早い。
敷いてあった布団に身を滑らせると、電気を消して総悟も当然のように入ってた。
「おい」
「こんなことできるのも、最後なんですぜ。火遊びはしねぇから、せめてこんぐらい」
言って、背にすがりついてくるのを無碍にできない。
こうして抱きしめられるのは最後なのだと思うと、寝返りを打ち甘い匂いのする体を抱きしめたいという衝動には勝てず。
丸い頭に鼻を埋めて、肺一杯に息を吸い込む。
できることならおまえを寝取ってやりたい、なんて不埒な思いは伝わってしまっているのだろうか。
今日の世にもはおもしろかったです!
ファナモが本当半端じゃなかった。
いま親が見てるのを一緒に見てて二周目です。原作読んでみたい。
次世代排泄物ファナモ……。どうやって出すのか、手術はなぜ数分で終わるのかな。
腹這いになって雑誌を眺め、総悟はふああと欠伸をした。仕事中の俺の傍で、よくもそんなにリラックスできるなと、いつものことだから憤りはしないけれど思う。
「おまえ寝なくていいの」
適当に文面に目を通し、判子を押しながら問う。
明日はかなり早いはずだ。こんな所で暇そうにしてるのならばさっさと寝るべきだ。
なんせ、明日は。
「独身最後の夜なんですから、夜更かしぐらいいいじゃねぇですか」
ぱらり。雑誌をめくりながら言う。
そうなのだ。
明日総悟は結婚する。
政略結婚だ。見合いをして、断るのかと思えばそのまま結納まで済ましやがった。相手は徳川御三家の娘で、しとやかで武家の娘らしく毅然としていた。その娘は俺と同い年ぐらいらしいが総悟に一目惚れしたらしく逆玉の輿だと騒ぎ立てられながらも総悟は浮かれた様子一つ見せない。
愛しているのかと、問いたくなった。詮無いことだ、無論そんな問いかけはしない。
しないけれど、総悟が結婚だなんて、青天の霹靂にも程がある。
「結婚したら近くに家借りるんだよな」
「へぇ。新居でさ。あんま広くねぇとこですけど、まぁ気が向いたら遊びにきてくだせぇよ。あ、嫁さん寝取るのはなしですぜ。対面が悪い」
四六時中傍にいたのに、それがなくなり、また、総悟が他人のものになるという。
未だに信じられないままで、現実逃避に未練がましく続けていた仕事の手を止める。俺だって明日は早い。
敷いてあった布団に身を滑らせると、電気を消して総悟も当然のように入ってた。
「おい」
「こんなことできるのも、最後なんですぜ。火遊びはしねぇから、せめてこんぐらい」
言って、背にすがりついてくるのを無碍にできない。
こうして抱きしめられるのは最後なのだと思うと、寝返りを打ち甘い匂いのする体を抱きしめたいという衝動には勝てず。
丸い頭に鼻を埋めて、肺一杯に息を吸い込む。
できることならおまえを寝取ってやりたい、なんて不埒な思いは伝わってしまっているのだろうか。
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