梅々
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片恋神話
- 2014/10/18 (Sat) |
- 土沖 小ネタ |
- CM(0) |
- Edit |
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拍手ありがとうございます!
昨日の片思いネタが好評でびっくりしています。
ゼミで発表するレジュメを先生に見てもらったら、薄々感づいていましたが「この内容なら誰にでも書けるから面白くない」と言われました。そこなんだよ悩んでたの!と思いましたのでオリジナリティを模索してきます。
土→→沖
部屋へ向かったら、部屋の灯りがついていなかった。まだ九時だ、寝てるはずはないので不在だと知れたが、一応部屋を覗いてみる。やはりいない。
風呂は既に入っていたので心当たりは二つだ。
しかし近藤さんの部屋もまた暗かったので心当たりは残り一つ。
山崎の部屋は障子越しに明かりが漏れ、ついでに音や声も漏れていた。
「入るぞ」
声かけながら障子を開ける。部屋の主と探し人が仲良くテレビゲームをしていた。部屋の主のみが振り返る。
「あっ副長。どうかしましたか」
用件が何か思慮する山崎を横目に、頑なにテレビから視線を剥がさずゲームをやり続ける丸い後ろ頭を見る。
「総悟」
声をかければようやく振り返る。ちゃんとゲームを止めてから。
「なんでさ。あ、また花街ですかィ。いってらっしゃい」
羽織姿の俺を見てそう勘違いしたのだろう。残念、煙草を買いに行った帰りなだけだ。
「今日は行かねぇ。用がある、部屋へ来い」
言うだけいって再びゲームへ戻った後ろ姿に声を投げる。山崎が反応して、俺と総悟を交互に見る。
返事はこず、軽薄なゲーム音が耳障りになり、無償に煙草に火をつけたくなってきた頃、振り返りもせず総悟はため息をついた。
「見て分かるでしょうけど、今日は山崎とゲームするんで無理」
「仕事の話だ」
なんて嘘はばれているのだろう。
「勤務時間外でさァ」
にべもなく返されて此方もため息を返す。
「じゃあいい。邪魔したな」
あのときは、俺の腕の中であんなにも幸せそうに笑っていたのに。
本当に花街に行ってやろうか。魔が差し掛けたが大人しく、暗く冷えた部屋へ戻った。
昨日の片思いネタが好評でびっくりしています。
ゼミで発表するレジュメを先生に見てもらったら、薄々感づいていましたが「この内容なら誰にでも書けるから面白くない」と言われました。そこなんだよ悩んでたの!と思いましたのでオリジナリティを模索してきます。
土→→沖
部屋へ向かったら、部屋の灯りがついていなかった。まだ九時だ、寝てるはずはないので不在だと知れたが、一応部屋を覗いてみる。やはりいない。
風呂は既に入っていたので心当たりは二つだ。
しかし近藤さんの部屋もまた暗かったので心当たりは残り一つ。
山崎の部屋は障子越しに明かりが漏れ、ついでに音や声も漏れていた。
「入るぞ」
声かけながら障子を開ける。部屋の主と探し人が仲良くテレビゲームをしていた。部屋の主のみが振り返る。
「あっ副長。どうかしましたか」
用件が何か思慮する山崎を横目に、頑なにテレビから視線を剥がさずゲームをやり続ける丸い後ろ頭を見る。
「総悟」
声をかければようやく振り返る。ちゃんとゲームを止めてから。
「なんでさ。あ、また花街ですかィ。いってらっしゃい」
羽織姿の俺を見てそう勘違いしたのだろう。残念、煙草を買いに行った帰りなだけだ。
「今日は行かねぇ。用がある、部屋へ来い」
言うだけいって再びゲームへ戻った後ろ姿に声を投げる。山崎が反応して、俺と総悟を交互に見る。
返事はこず、軽薄なゲーム音が耳障りになり、無償に煙草に火をつけたくなってきた頃、振り返りもせず総悟はため息をついた。
「見て分かるでしょうけど、今日は山崎とゲームするんで無理」
「仕事の話だ」
なんて嘘はばれているのだろう。
「勤務時間外でさァ」
にべもなく返されて此方もため息を返す。
「じゃあいい。邪魔したな」
あのときは、俺の腕の中であんなにも幸せそうに笑っていたのに。
本当に花街に行ってやろうか。魔が差し掛けたが大人しく、暗く冷えた部屋へ戻った。
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