梅々
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めんこいな。
trick or treat!
というわけでハロウィン。
本場はカブなんだぞ!
っていうか本家のイギリスめんこすぎるんだぞ!
いま若土沖きてます。ウサ耳好きだけどやっぱ総悟には猫耳・・・。
「おかしくれなきゃ悪戯するにゃぁ」
とか言ったら余裕で土方出血死すると信じてます。にゃんにゃんして欲しいなあ・・・。
それでは久々かな。
沖土でハロウィン。そして百人一首
チュー止まりですよどーせ!
というわけでハロウィン。
本場はカブなんだぞ!
っていうか本家のイギリスめんこすぎるんだぞ!
いま若土沖きてます。ウサ耳好きだけどやっぱ総悟には猫耳・・・。
「おかしくれなきゃ悪戯するにゃぁ」
とか言ったら余裕で土方出血死すると信じてます。にゃんにゃんして欲しいなあ・・・。
それでは久々かな。
沖土でハロウィン。そして百人一首
チュー止まりですよどーせ!
だから好きなんだってば。
南瓜と馬車
「副長の座くれなきゃ命もらいやすぜ」
「待て待て待て。それ絶対おかしい」
そうだ今日はハロウィンだ。
スパァン、と小気味良い音と同時に、背後から冷たい夜の風が吹き込んできて思い出した。
どっかの天人だか外人だかが持ち込んだ文化らしく、子どもが空想の怪物に化装し、「お菓子くれなきゃ悪戯するぞ!」という文化らしい。
主旨が分からない。
わからないが巻き込まれているのは確かだ。
此方へ出てきてからまず近藤さんがそのイベントを知った。それを、総悟に教えて・・・こうなった。
毎年俺はこの日、無条件で奉仕をしなければならない。
それが子どもの戯れ言ならいいのだけれど、そのレベルを遥かに超越しているのだ。
今の言葉から分かるように。
「両方無理だからな」
「え~」
え~じゃねぇよ、怒鳴りながら書類をまとめ、はぁ、と一息つく。
始末書に印をくださいと山崎が持ってきたソレを片しながら話を聞いていたら背をどつかれたのは昨日の話だ。お陰で印がずれて、山崎に再提出させる羽目になった。
昨日のソレより重要な書類だ、何かあっては困る。
振り返ると膝がくっつくぐらい背後に座っていてびっくりした俺を、総悟は笑う。
その格好が珍妙だった。黒いマントを隊服の上から羽織っていたのだ。吸血鬼、はたまた魔法使い気取りか。隊服に妙にあってはいるけれど。
入手元は何処だ?
「・・・」
「じゃあ・・・何にしやしょうかねィ。最新式バズーカか、脇差しでいいかなぁ」
「違うだろ、菓子をねだるのがハロウィンだっての!」
「あぁ」
理解したのかしてないのか分からない声色で総悟は相槌を打つ。
まぁ、菓子をねだられたところで用意などしてないのだから、状況は一向に改善されてはないのだが。
副長の座よりかはマシだ。
「・・・じゃあ、アンタが欲しいな。チョコレート・・・生クリームでもいいや。とにかく甘いの塗りたくったアンタが食べてぇ」
「ふざけんな!」
唐突に何故そんな話になったのか。脈絡、というものを総悟との会話に求めても無意味だが。
毎年こういうやりとりになって、しまいはうまく言いくるめられて(実際はうまく言いくるめられてないけれど)筋書きは若干変化するけども結末的には変わらない、毎年十一月一日は腰痛にうなされてきたというのに。
それでも用意しようとしないのは深層心理ではそれを望んでいるからか。絶対にそれだけは有り得ないのだが。
「来年は、毒仕込んだ飴やるわ」
悔し紛れにそう呟くと、俺を押し倒しながら総悟は、真剣な表情で声色で、言った。
上から真っ直ぐ、見つめられる。
「―――――アンタが食わせてくれるなら、喜んで俺は、食べやすよ」
戯れ言だ。わかってはいるのだけれど。
降ってくるキスをより深いものにして、布団敷かなきゃ背中にクるだとかどうでもいいことを考えて、結局はまた言いくるめられた事実に少しの安堵を。
#06
かささぎの 渡せる橋に 置く霜の
白きを見れば 夜ぞふけにける
南瓜と馬車
「副長の座くれなきゃ命もらいやすぜ」
「待て待て待て。それ絶対おかしい」
そうだ今日はハロウィンだ。
スパァン、と小気味良い音と同時に、背後から冷たい夜の風が吹き込んできて思い出した。
どっかの天人だか外人だかが持ち込んだ文化らしく、子どもが空想の怪物に化装し、「お菓子くれなきゃ悪戯するぞ!」という文化らしい。
主旨が分からない。
わからないが巻き込まれているのは確かだ。
此方へ出てきてからまず近藤さんがそのイベントを知った。それを、総悟に教えて・・・こうなった。
毎年俺はこの日、無条件で奉仕をしなければならない。
それが子どもの戯れ言ならいいのだけれど、そのレベルを遥かに超越しているのだ。
今の言葉から分かるように。
「両方無理だからな」
「え~」
え~じゃねぇよ、怒鳴りながら書類をまとめ、はぁ、と一息つく。
始末書に印をくださいと山崎が持ってきたソレを片しながら話を聞いていたら背をどつかれたのは昨日の話だ。お陰で印がずれて、山崎に再提出させる羽目になった。
昨日のソレより重要な書類だ、何かあっては困る。
振り返ると膝がくっつくぐらい背後に座っていてびっくりした俺を、総悟は笑う。
その格好が珍妙だった。黒いマントを隊服の上から羽織っていたのだ。吸血鬼、はたまた魔法使い気取りか。隊服に妙にあってはいるけれど。
入手元は何処だ?
「・・・」
「じゃあ・・・何にしやしょうかねィ。最新式バズーカか、脇差しでいいかなぁ」
「違うだろ、菓子をねだるのがハロウィンだっての!」
「あぁ」
理解したのかしてないのか分からない声色で総悟は相槌を打つ。
まぁ、菓子をねだられたところで用意などしてないのだから、状況は一向に改善されてはないのだが。
副長の座よりかはマシだ。
「・・・じゃあ、アンタが欲しいな。チョコレート・・・生クリームでもいいや。とにかく甘いの塗りたくったアンタが食べてぇ」
「ふざけんな!」
唐突に何故そんな話になったのか。脈絡、というものを総悟との会話に求めても無意味だが。
毎年こういうやりとりになって、しまいはうまく言いくるめられて(実際はうまく言いくるめられてないけれど)筋書きは若干変化するけども結末的には変わらない、毎年十一月一日は腰痛にうなされてきたというのに。
それでも用意しようとしないのは深層心理ではそれを望んでいるからか。絶対にそれだけは有り得ないのだが。
「来年は、毒仕込んだ飴やるわ」
悔し紛れにそう呟くと、俺を押し倒しながら総悟は、真剣な表情で声色で、言った。
上から真っ直ぐ、見つめられる。
「―――――アンタが食わせてくれるなら、喜んで俺は、食べやすよ」
戯れ言だ。わかってはいるのだけれど。
降ってくるキスをより深いものにして、布団敷かなきゃ背中にクるだとかどうでもいいことを考えて、結局はまた言いくるめられた事実に少しの安堵を。
#06
かささぎの 渡せる橋に 置く霜の
白きを見れば 夜ぞふけにける
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