梅々
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カテゴリー「未選択」の記事一覧
当て馬にはなりたくない。
- 2014/09/21 (Sun) |
- 未選択 |
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今日は雨なのに洗濯しました。明日はポルノのライブ!
そして今日は山沖ネタと人魚ネタと双子ネタで盛り上がりました。
という山沖。
「なぁ、山崎。しねぇ?」
人の家へ押し掛けてきたと思えばそれかと、ため息を吐きたくなった。
俺の家の玄関を背に、大きめなパーカーを羽織った契約社員は、ことんと首を傾げた。
「……帰ってください。寝たいんです」
「なら一緒に寝やしょうよ」
なんでこんなの家に上げたんだろう。馬鹿だ。眠たさのあまり判断力が欠落しているんだ。
金曜の午後十一時。プチ残業してそそくさと家へ帰って飯食って風呂はいって。
さぁねるぞ! というタイミングでこれはやってきたのだった。
一回寝たぐらいで恋人気取りか。
つい口からでかかったけれど大いに語弊のある言葉をごくりと飲み込んで、代わりに大きな溜息をこぼす。
この契約社員は、俺の上司とつき合っていたはずなんだけど。知らない間に別れて、気づけばまとわりつかれていた。かなり迷惑だ。
でも寂しいのだろうとか、少し同情してしまったので、あまり邪険にできずにいたらこの間、そうだ先週の今日、酔った勢いで朝起きたら全裸で抱き合っていた。けれどそれきり、つきまとわれてるのは変わりないけど何もないから安心していたのに。
「ね、山崎」
年下のくせに呼び捨てにする。確かに専門的な仕事はこの契約社員のほうが遥かにできる。勤務態度などは最悪だけれど。
「帰ってください」
「やだ」
尻軽なんですね。
誰でもいいんでしょう。
追い返せる言葉はどれなのだろうか。
悩んでるうちにするすると腕が絡まって唇を奪われていた。
この辺の情事に持ち込む手際の良さは上司に教わったのだろうか。
『っは、もっと……ぉねが、っやまざき……』
くちゅ、と舌が絡まって、ぶわっと記憶が蘇る。
これはよくない、よくないぞ。
「俺、よくなかった?」
背伸びをして額と額、鼻と鼻をくっつけて、切なそうな顔をする。そのくせ指先は俺の耳裏をひっかいて、あちこちから罠にはめようとあざとさを隠しもしない。
この人は、きっとまだ上司が好きで。上司を忘れられなくて。たまたま関係に気づいてしまった俺を、寂しさを紛らわせる道具にしているだけで。
ぐらぐらする。
「どうしたら山崎が気持ちよくなるのか、教えてくだせぇ」
唇同士をくっつけて囁く。
よく躾られているなと感心すると同時に、人のことをいえない不埒な指が、契約社員のパーカーの下に潜り込んでいた。
土方とは別れてます。
そして今日は山沖ネタと人魚ネタと双子ネタで盛り上がりました。
という山沖。
「なぁ、山崎。しねぇ?」
人の家へ押し掛けてきたと思えばそれかと、ため息を吐きたくなった。
俺の家の玄関を背に、大きめなパーカーを羽織った契約社員は、ことんと首を傾げた。
「……帰ってください。寝たいんです」
「なら一緒に寝やしょうよ」
なんでこんなの家に上げたんだろう。馬鹿だ。眠たさのあまり判断力が欠落しているんだ。
金曜の午後十一時。プチ残業してそそくさと家へ帰って飯食って風呂はいって。
さぁねるぞ! というタイミングでこれはやってきたのだった。
一回寝たぐらいで恋人気取りか。
つい口からでかかったけれど大いに語弊のある言葉をごくりと飲み込んで、代わりに大きな溜息をこぼす。
この契約社員は、俺の上司とつき合っていたはずなんだけど。知らない間に別れて、気づけばまとわりつかれていた。かなり迷惑だ。
でも寂しいのだろうとか、少し同情してしまったので、あまり邪険にできずにいたらこの間、そうだ先週の今日、酔った勢いで朝起きたら全裸で抱き合っていた。けれどそれきり、つきまとわれてるのは変わりないけど何もないから安心していたのに。
「ね、山崎」
年下のくせに呼び捨てにする。確かに専門的な仕事はこの契約社員のほうが遥かにできる。勤務態度などは最悪だけれど。
「帰ってください」
「やだ」
尻軽なんですね。
誰でもいいんでしょう。
追い返せる言葉はどれなのだろうか。
悩んでるうちにするすると腕が絡まって唇を奪われていた。
この辺の情事に持ち込む手際の良さは上司に教わったのだろうか。
『っは、もっと……ぉねが、っやまざき……』
くちゅ、と舌が絡まって、ぶわっと記憶が蘇る。
これはよくない、よくないぞ。
「俺、よくなかった?」
背伸びをして額と額、鼻と鼻をくっつけて、切なそうな顔をする。そのくせ指先は俺の耳裏をひっかいて、あちこちから罠にはめようとあざとさを隠しもしない。
この人は、きっとまだ上司が好きで。上司を忘れられなくて。たまたま関係に気づいてしまった俺を、寂しさを紛らわせる道具にしているだけで。
ぐらぐらする。
「どうしたら山崎が気持ちよくなるのか、教えてくだせぇ」
唇同士をくっつけて囁く。
よく躾られているなと感心すると同時に、人のことをいえない不埒な指が、契約社員のパーカーの下に潜り込んでいた。
土方とは別れてます。
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田舎。
- 2014/09/16 (Tue) |
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拍手ありがとうございます。
昨日から祖母の家へ帰省しております。電波が悪いです。
そんな中、軽率にラヴヘブン始めました。沖田さんと土方さんを無課金で手に入れたい。無理げーかしら。
スーファミのスーパーマリオワールドをぼちぼち攻略しました。従妹の「おねえちゃんすごい!」という声に胸を張りたくなります。下手だから時間かかるんですが(・・;)
そして彼岸花をみました!綺麗だなぁ。群生しているのを見に行きたいです。
現行が全く進んでない……。
コメントお礼。
小湊様。
拍手とコメントありがとうございますー!
とても嬉しいです。
まだまだ至らない点も多くありますが、精進して楽しんでいただけるお話を書いていきたいと思います。
改めて、ありがとうございます(*^^*)
昨日から祖母の家へ帰省しております。電波が悪いです。
そんな中、軽率にラヴヘブン始めました。沖田さんと土方さんを無課金で手に入れたい。無理げーかしら。
スーファミのスーパーマリオワールドをぼちぼち攻略しました。従妹の「おねえちゃんすごい!」という声に胸を張りたくなります。下手だから時間かかるんですが(・・;)
そして彼岸花をみました!綺麗だなぁ。群生しているのを見に行きたいです。
現行が全く進んでない……。
コメントお礼。
小湊様。
拍手とコメントありがとうございますー!
とても嬉しいです。
まだまだ至らない点も多くありますが、精進して楽しんでいただけるお話を書いていきたいと思います。
改めて、ありがとうございます(*^^*)
喪失の予感
- 2014/09/13 (Sat) |
- 未選択 |
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拍手ありがとうございます(`・ω・´)
今日はお昼まで布団で土沖読んでました。あーあ。
明日もバイトが入ったので明日は早起きして砲雷撃戦の準備をしたいです。
そしてクローン土方と沖田と土方の三つ巴萌えしました。いつか書きたい!そして最近ゲームやってないことに気づきました。やりたい。
それではこの間書いた空気嫁土方ネタの続きの小ネタ。
「総悟」
呼びかける声に眠りから覚める。
意識ははっきりしたけれど体はまだぐずっていて、口を開けぬまま返事をすればくすりと笑われた。
「総悟、朝会間に合わなくなっちまうぞ」
甘い声、体をとんとん叩く手の優しさ。
いつもと違う。
そういえば、煙草のにおいが強くするし、何かに包まれてるような温もりが……。
瞼を開ける。
目の前に土方さんの顔があって、驚いた拍子にやっと全部思い出した。
無機物であるこの土方さんの偽物と、昨日俺は。
「おはよう、総悟」
「……おはよう、ございやす」
気恥ずかしさに顔を直視できない。
一回では終わらず何度も何度も求められて応えて、縋って、最後の方は苦しいほどになってもまだ求められ続けてその幸福に酔いしれた。これは偽物であると、分かっているのに。
「体は大丈夫か」
気遣わしげに腰をなでられて大袈裟なまでに体が跳ねた。
たったそれだけなのに、腰が甘く痺れてしまい顔が熱くなる。
「だ、いじょうぶですけど、恥ずかしくてムリ」
さわらねぇで、と言った声があまりにも弱々しくて嫌になる。
この人が偽物だと分かっているのにこんなになっちまって。もしも本物にされたらどんなになっちまうんだろうと夢想する。万に一つの可能性もないのだけれど。
この高性能なダッチワイフは本人の仕草や行動を完璧にコピーしているらしいけれど、本物の土方さんもあんなに、すごいんだろうか。
それを問えば。
「どうだろうな。俺は、お前をたんと可愛がってやりてぇって思ったらああなったから。本物もそう思ったなら同じようになるんじゃねぇの」
偽物であるという認識があるのかとそんなことを考えたのは一瞬で。
可愛がってやりたいだなんて言われて、昨日の行為をまた思い出したりして。顔が火照って俺じゃないようなぐらい、澄まし顔ができない。
あんな生々しいものだとは思わなかった。あんなに気持ちいいとは思わなかった。そういう本やDVDを何度か見たことがあるけれど、見てるのとするのは全然違う。
「ほら、ぼけっとしてねえで起きろ」
なんていうくせに、手が俺の耳をさわさわなでて、そのついでに顔を上げさせたかと思ったら唇を食まれた。
「……んっ、はぅ」
啄むように触れては離れ、心地よさに甘えれば唇に歯を立てられて尖った刺激に視界が潤んだ。
昨日の俺は、キスだとか、体に触れられることや繋げることだとかが、こんなにも気持ちいいとは知らなかった。
それを知って、あと一緒にいられるのは六日間。
離れた唇を追って一度重ねてから、思ったままに告げる。
「……アンタがいなくなったら、どうしよう」
俺は、あんなにも気持ちいいことを知ってしまって。本物ではなくても土方さんに抱かれるよさを知ってしまって。
偽物の土方さんがいなくなったら、本物の土方さんを見る度にそれを思い出しそうだ。
「そんな先のことは考えるなよ」
俺の頭を撫でながら言った偽物の顔が寂しげで、俺はなんて馬鹿なことをしたのだろうと少し、後悔した。
今日はお昼まで布団で土沖読んでました。あーあ。
明日もバイトが入ったので明日は早起きして砲雷撃戦の準備をしたいです。
そしてクローン土方と沖田と土方の三つ巴萌えしました。いつか書きたい!そして最近ゲームやってないことに気づきました。やりたい。
それではこの間書いた空気嫁土方ネタの続きの小ネタ。
「総悟」
呼びかける声に眠りから覚める。
意識ははっきりしたけれど体はまだぐずっていて、口を開けぬまま返事をすればくすりと笑われた。
「総悟、朝会間に合わなくなっちまうぞ」
甘い声、体をとんとん叩く手の優しさ。
いつもと違う。
そういえば、煙草のにおいが強くするし、何かに包まれてるような温もりが……。
瞼を開ける。
目の前に土方さんの顔があって、驚いた拍子にやっと全部思い出した。
無機物であるこの土方さんの偽物と、昨日俺は。
「おはよう、総悟」
「……おはよう、ございやす」
気恥ずかしさに顔を直視できない。
一回では終わらず何度も何度も求められて応えて、縋って、最後の方は苦しいほどになってもまだ求められ続けてその幸福に酔いしれた。これは偽物であると、分かっているのに。
「体は大丈夫か」
気遣わしげに腰をなでられて大袈裟なまでに体が跳ねた。
たったそれだけなのに、腰が甘く痺れてしまい顔が熱くなる。
「だ、いじょうぶですけど、恥ずかしくてムリ」
さわらねぇで、と言った声があまりにも弱々しくて嫌になる。
この人が偽物だと分かっているのにこんなになっちまって。もしも本物にされたらどんなになっちまうんだろうと夢想する。万に一つの可能性もないのだけれど。
この高性能なダッチワイフは本人の仕草や行動を完璧にコピーしているらしいけれど、本物の土方さんもあんなに、すごいんだろうか。
それを問えば。
「どうだろうな。俺は、お前をたんと可愛がってやりてぇって思ったらああなったから。本物もそう思ったなら同じようになるんじゃねぇの」
偽物であるという認識があるのかとそんなことを考えたのは一瞬で。
可愛がってやりたいだなんて言われて、昨日の行為をまた思い出したりして。顔が火照って俺じゃないようなぐらい、澄まし顔ができない。
あんな生々しいものだとは思わなかった。あんなに気持ちいいとは思わなかった。そういう本やDVDを何度か見たことがあるけれど、見てるのとするのは全然違う。
「ほら、ぼけっとしてねえで起きろ」
なんていうくせに、手が俺の耳をさわさわなでて、そのついでに顔を上げさせたかと思ったら唇を食まれた。
「……んっ、はぅ」
啄むように触れては離れ、心地よさに甘えれば唇に歯を立てられて尖った刺激に視界が潤んだ。
昨日の俺は、キスだとか、体に触れられることや繋げることだとかが、こんなにも気持ちいいとは知らなかった。
それを知って、あと一緒にいられるのは六日間。
離れた唇を追って一度重ねてから、思ったままに告げる。
「……アンタがいなくなったら、どうしよう」
俺は、あんなにも気持ちいいことを知ってしまって。本物ではなくても土方さんに抱かれるよさを知ってしまって。
偽物の土方さんがいなくなったら、本物の土方さんを見る度にそれを思い出しそうだ。
「そんな先のことは考えるなよ」
俺の頭を撫でながら言った偽物の顔が寂しげで、俺はなんて馬鹿なことをしたのだろうと少し、後悔した。