梅々
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将軍かっこいい
最近2時に寝て13時に起きるような生活をしているので昼夜逆転の危機。
昨日の銀魂見ました。
将軍かっこいい。
てんどうしゅうはぬるぬる歩く。あと声が聞き覚えがある、ような。
あと久々の高杉。活き活きとした変装した高杉。先生によろしくなの顔良かった。
万事屋さんにんもいい。
あと土方かわいい。フェアリー。
沖田も円らな瞳。そして女王様な座り方。銀沖。
なんだかんだちゃんと知ってるし銀さんに教えてあげる沖田。
EDもよかった。
それではツイッターのお題で小話。
昔と変わらず頭を撫でる手はひたすらに優しく、その手に触れられる度に沖田は自分の醜い感情を目の当たりにしてきた。土方の自分への気持ちは変わらないのに、自分の気持ちはとても邪なものになってしまったと。
幼い頃から頭に触られることが嫌いだった沖田は、姉のミツバと尊敬する近藤にしか触れることを許していない。だが、許可していないにも関わらず土方は昔から沖田に触れてくるのみでなく、子ども扱いも変わらない。
保護者面しやがってお前の弟になった覚えはねぇ。
いつだかそう噛みついたら土方が妙な反応をしたことを思い出した。何か言い返すかまたは鼻で笑って此方を馬鹿にしてくるか。そのどちらかが主な反応だったのだが、そのとき土方は呆気に取られた顔をしていたのだった。後になって知った、土方の身の上話。本人に聞いたわけではなくなんとなくしか知らないが、あれは図星だったのだろう。離れた兄のことを忘れられず、無意識の内に兄のようになろうとしていた。沖田を使って。
それが沖田は気に入らない。此方はあろうことか恋心なんぞを抱いているというのにあの男は、ただ年下であるというだけで沖田を自らのコンプレックスを解消する道具として使っていたのだ。それが無意識であろうと、今はもう違うのだろうと、許せない。
何故こんな男を好きになってしまったのだろうと首をかしげる。性別の観念には元より頓着しない。どうでもいいことだ。どちらにせよ叶う可能性は低い。
ただ、ずっと傍にいただけだ。辛いときも嬉しいときも、近藤に言えないようなことをしたときも。
情がわいたと思えばそれが恋情だったなんて笑える話ではないか。他人事ならば。
「どうした、総悟」
「どうもしてやせん」
頭を撫でたばかりの土方の長い指先が、自然な流れで沖田の頬を包んだ。そうっと壊れ物に触れるような触り方に、胸がざわめく。恋情と餓鬼扱いするなという怒りと、混ざりあってはね除けようと動かした手はピクリと動いただけで止まる。
「アンタなんか嫌いでさァ」
こう土方が傍にいると動悸さえしてくる。
どうせなら。
うだうだ考えなくていいように。
「ひどく、されたい」
昨日の銀魂見ました。
将軍かっこいい。
てんどうしゅうはぬるぬる歩く。あと声が聞き覚えがある、ような。
あと久々の高杉。活き活きとした変装した高杉。先生によろしくなの顔良かった。
万事屋さんにんもいい。
あと土方かわいい。フェアリー。
沖田も円らな瞳。そして女王様な座り方。銀沖。
なんだかんだちゃんと知ってるし銀さんに教えてあげる沖田。
EDもよかった。
それではツイッターのお題で小話。
昔と変わらず頭を撫でる手はひたすらに優しく、その手に触れられる度に沖田は自分の醜い感情を目の当たりにしてきた。土方の自分への気持ちは変わらないのに、自分の気持ちはとても邪なものになってしまったと。
幼い頃から頭に触られることが嫌いだった沖田は、姉のミツバと尊敬する近藤にしか触れることを許していない。だが、許可していないにも関わらず土方は昔から沖田に触れてくるのみでなく、子ども扱いも変わらない。
保護者面しやがってお前の弟になった覚えはねぇ。
いつだかそう噛みついたら土方が妙な反応をしたことを思い出した。何か言い返すかまたは鼻で笑って此方を馬鹿にしてくるか。そのどちらかが主な反応だったのだが、そのとき土方は呆気に取られた顔をしていたのだった。後になって知った、土方の身の上話。本人に聞いたわけではなくなんとなくしか知らないが、あれは図星だったのだろう。離れた兄のことを忘れられず、無意識の内に兄のようになろうとしていた。沖田を使って。
それが沖田は気に入らない。此方はあろうことか恋心なんぞを抱いているというのにあの男は、ただ年下であるというだけで沖田を自らのコンプレックスを解消する道具として使っていたのだ。それが無意識であろうと、今はもう違うのだろうと、許せない。
何故こんな男を好きになってしまったのだろうと首をかしげる。性別の観念には元より頓着しない。どうでもいいことだ。どちらにせよ叶う可能性は低い。
ただ、ずっと傍にいただけだ。辛いときも嬉しいときも、近藤に言えないようなことをしたときも。
情がわいたと思えばそれが恋情だったなんて笑える話ではないか。他人事ならば。
「どうした、総悟」
「どうもしてやせん」
頭を撫でたばかりの土方の長い指先が、自然な流れで沖田の頬を包んだ。そうっと壊れ物に触れるような触り方に、胸がざわめく。恋情と餓鬼扱いするなという怒りと、混ざりあってはね除けようと動かした手はピクリと動いただけで止まる。
「アンタなんか嫌いでさァ」
こう土方が傍にいると動悸さえしてくる。
どうせなら。
うだうだ考えなくていいように。
「ひどく、されたい」
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