梅々
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おーまいごっど
体育祭の練習、萌えてます。二人三脚なんて、キャーって感じ。腰を抱き寄せ堂々と校庭を歩いてる少年達・・・。それと、嫌々・・・っていうのもいいですよね。紐で結われた足以外は出来る限り体を離してたり。
綱引きもいいな。手が重なっちゃってドキッみたいな。でも戦に集中しなきゃ・・・という葛藤がね(笑)
・・・っていうので筋肉痛の中今日までもってマス。
綱引きもいいな。手が重なっちゃってドキッみたいな。でも戦に集中しなきゃ・・・という葛藤がね(笑)
・・・っていうので筋肉痛の中今日までもってマス。
「♪すきすきすきすきすきッすきッ愛してる~♪」
「お前どうした?」
部屋に入ってくると同時に歌い出した総悟に、いつもの事ながら意味不明だ。とか思いつつも一応律儀に突っ込む。煙草を一本啣えながら振り返ると、無造作にタオルを被り、水を滴らせ出入口に立ち尽くしていた。
「ふと頭に浮かんだんでさァ」
「あ、そ。とにかく来い。頭ずぶ濡れじゃねぇか。ちゃんと頭乾かせっつってんだろ?いつもよォ・・・」
「そうでしたかィ?」
素直に俺の前に座りながら、総悟は問い返す。頭が弱いのも、変なとこ素直で、自分で頭乾かさないのも餓鬼の頃からちっとも変わってない。天邪鬼なのも、殆ど全部。
「すきすきすきすきすきッすきッ愛してる~♪」
ごしごしと髪を拭く音の合間に聞こえる歌は、一応ラブソングの部類に入りそうだが俺には呪いの歌にしか聞こえない。
「・・・いつまで歌うんだよ」
「近藤さんに俺の気持ち伝わるまで」
「伝わってんだろ。有り余るぐらい・・・」
近藤さんには。
俺には小指の爪先分も、愛情は伝わらないが。 ま、もとからなさそうだしな。伝わる、伝わらないの前に。
「・・・アンタも一緒に歌いなせェ」
「・・・ハァ?」
「はい、せーの・・・」
「「♪すきすきすきすきすきッすきッ愛してる~♪」」
そこしか歌えないのか、さっきと同じところを歌い終えると同時に、総悟はいきなり上を向いた。ちょうど、顔が向き合うように。
石鹸の香りが、舞う。
「土方さん、俺のことすき?」
唐突な質問に考えるよりも先に口が動いていた。
「別に」
「ふーん。俺は意外と土方さんのことすきかもしれない」
「・・・・・・はい?」
これは、ある意味告白ではないか?ある意味。総悟に限って、ないと思っていたけれど。
「ま、アンタはすきじゃないらしいですけどねィ、俺のこと」
「いや、違・・・」
「どーだか。俺アンタに嫌われるようなことしかしてねーもん」
「でもな、嫌いじゃねぇぞ」
「すきでもないんだろィ?」
「そうじゃねぇよ」
「でも土方さんの言い方じゃそうだ!」
んなことねぇ。滅茶苦茶好きだ。と言おうとして口をつぐんだ。そんな恥ずかしいこと、ノリでも冗談でも、まして告白なんかじゃとても言えない。
「・・・変なこと聞いちまってすいやせんね、土方さん」
総悟の顔がふっと曇り、またうつ向いた。
言うなら、今しかない。
例えからかってただけだったとしても、いい。
今言わなくていつ言うんだ。
「好きだよ、糞餓鬼」
「嘘だろ、マヨラー」
「当たり前だろ」
「・・・本当かよ。ロリコン?」
「ロリコンじゃねえだろ」
多分。犯罪的な歳の差、じゃない筈だし。
再び石鹸の香りを舞わせ、総悟は顔を上げた。
「折角両思いになれたんだし、死になせェ土方さん」
「・・・ヤだね」
ニヤと笑い唇を合わせると、無表情のまま総悟は固まっていた。
「え」
「折角両思いになれたんだし、手始めにキスぐらいしないとな」
「セクハラ親父」
「どこがだよ」
「全体的に、ですねィ」
「真顔で言うな」
これからが、本番だ。
なれそめ好きだな、私。
小ネタのはずが・・・。
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