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梅々

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今上天皇誕生日!

昨日のは性別問わずで読めるほど沖田が乙女になったと思ったら今日のもなってしまいました。
読んだ感想欲しかったりします。今日のに限らず。

今日は誕生日ぶりに祖母とデートしてきました!
紅桜編買ったよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!まだ開けてない。
あとピスメ新巻に泣きました。平助・・・。あの三人が悲しくて。平助は幸せ者だと思う。あと、本当に心が強い。あの三人に限らず。
そして沖田さんの結核がついに露見するシーンに死ぬかと思いました。あれほどの絶望は、ない。想像を絶すると思う。沖田さんの見ないで下さい、っていう台詞が、健気すぎます。

美夕の新巻は売り切れでなかった。





それでは土沖自慰ネタ後編です!前編から一月裁ってます、すみません。
お詫びではないけど今回かなり激しい濡れ場です。
波に乗りました。
では、背後注意です!
















俺の所為じゃないんだから。

全部アンタの所為なんだから。

こんな俺でも嫌わないでほしい。





色情狂の夢を食らう





衝動で抜いた白刃はそのままに思考が停止して、穴が開くほどに野郎を熟視る。見られた、絶対に見やがったこの男。俺が、一人でしているのを。
その事実を噛み締めたら膝が笑って身体中の力が抜けた。手から愛刀が滑り落ちて俺自身も、重力に従ってへたりこむ、はずだった。
腰を抱かれて、視界が真っ黒に染まった。カランと清光が畳に転がった音を耳にする。

「大丈夫か」

大丈夫か、だと。確かにそう言って、土方さんは両手で俺を抱き締めた。上半身が密着して、変に意識する。
大丈夫か、と言える立場でないことをこの人は知らないのか、否知らないはずがない、だって何もかも悪いのはこいつだ。今度は衝動ではなく歴とした怒りが沸々、沸き上がる。
その間に布団の上に運ばれ、土方さんの向かいに座らせられる。感情を露に睨むけれど、穏やかな顔をして煙草を吸い始めやがった。臭いがつくから止めろと何度も言っているのに。手を伸ばせば灰皿に届くけど、わざわざ取ってやる気にはなれない。

「・・・なんでいるんですかィ」

「よくよく考えたら俺だろ。悪いの。ってか、悶々としてたら、勃った」

「は? どこにそんな要素があるんで」

「おまえの顔、すげぇヤバかった」

「・・・っ!」

灰皿を取ろうと身動ぎしたのにビクリ、体が反応した。白地に跳ねたのをみて、土方さんは笑う。怒りは既に鎮まっていて代わりに、どうしようもない性欲がぐるぐる渦巻く。匂いが悪いんだ、煙草の、この人の匂いが。こんな淫らな気分の時に嗅いだら、否応なしに求めてしまう。怒りさえも昇華して。
まだ吸い始めて間もないそれを灰皿で消して、そっ、と頬を撫でられた。それだけで、心臓を直に触られたように胸がざわめく。
よく躾られたもんだと自分でも思う。でも、もしかしたら躾られたのは土方さんも同じなのかもしれない。一人でしないで、態々俺のところに戻ってくるほどだから。

「・・・そんで戻ってくりゃ、お前は一人で可愛いことしてるし?」

「い、うな・・・っ変態!」

ゆっくりと押し倒される。上に見える土方さんは先程までの穏やかさはどこへやら、肌が粟立つ目付きで俺を舐めるように見て、思わず喉が鳴る。
嗚呼畜生。胸が愛しさで溢れだして羞恥が、熱を孕んだ。
腕で顔を隠して、強かに瞼を瞑る。なんでこんなときに限って戻ってきたんだ。本当にタイミングが悪い。
いっそ殺してくれればいいのに。

「・・・我慢できなかったんだろ?」

「それは、アンタでしょう」

言い返したら下腹部にぐっと、性器を押し付けられた。その硬さと熱に我慢がきかなくなりそうで、慌てて唇を噛んだ。失態の上塗りなんてしたくない。
これを欲しいと体が切望しているのは認める。こうして性交をするのが、実は好きだってことも、終わった後に抱き締められると気障だと思いながらも泣きたくなるぐらい胸が満たされることも、本当。だからって、はしたなく求めるほど女々しくなりたくない。
俺だからこそこの人は俺を抱く。だから、俺らしくありたいのに。

「俺のこと、呼んだだろ」

「っ気のせい、でさ・・・!」

押し当てられたそれが軽く上下に動いて、吐息が零れた。徐に袷を開かれて先程まで弄っていた乳首をきゅうと摘まれると、条件反射のように腰を揺らしてしまう。堪えなければ、と思うが我慢がきかなくて、本当に宜しくない。
拷問のようだ。白状させようと、愛撫は止まずに、寧ろより激しくなっていく。口で問わずに此方が言い出すのを待つなんて、本当に悪趣味だ。

「ふぁ、・・・っん!」

「お前、俺のこと考えながら抜いてたんだろ・・・?」

「ちがっ、はぁ、ぅあ・・・!」

耳元で囁かれてそのまま耳を舐められた。土方さんはまだ前戯なのに荒い息をしていて、いつの間にか脱がされて剥き出しの俺自身に、直に土方さんのものを擦り付けてきて、卑猥な水音をたてる。
真っ直ぐに、土方さんの顔を見てみる。すると、とんでもなく切羽詰まった表情を浮かべていたものだからどきりとした。
不意に視線が絡み、唇を奪われる。同時に、擦り合わせていた性器に手が添えられて余計揉みくちゃになって、酷く良い。
与えられる快感に溺れそうになって、強く土方さんの着流しを掴んだ。

「やァんっ!」

「もっかい呼べよ・・・土方さん、って」

体が痺れる。
また射精しそうになって思わず縋るような視線を向けてしまう。余裕のなさそうな顔。男らしいそれが、真摯に欲望を告げる。
俺がアンタのことを考えながら自慰していただけで、名前を呼んだだけで、アンタはこんなにも欲情している。弱味を握ったのは俺も同じ、だから相殺できるはずだ。

「んは、・・・あぁっ!」

「っ・・・!」

裏筋同士擦られて星が散った。二人分の精液を腹に受けて、体がびくびく反応する。
ああ、ヤバい。
一人でいったさっきよりも、気持ちが良いだけじゃなくて幸せで、無意識の内に視界が潤んだ。やっぱ、土方さんとじゃなきゃ良くない。

「総悟」

「ふぁ、」

名前を呼んで、頬を撫でられる。
どうしよう。急に土方さんが愛しくて堪らなくなった。さっきまではあんなに怒っていたのに。いや、愛しいから、怒っていたのかもしれない。途中で放り出されたから。
涙を指で拭われる。力が強くて痛い、でもそれだけじゃない。
女々しくなる。土方さん相手だと。すごく嫌なのに。甘やかされる分、気持ちが溢れ出て、俺が俺じゃなくなる。
だから。

「死ねば、いい」

「俺にとっては告白だ、それ」

「なんで」

「死んでほしいぐらい、好きなんだろ」

あまりにも自惚れるから絶句した。いかがしい行為の最中に相応しくないぐらい間抜けっ面をしている自覚がある、当たっているから罵れない。俺のことをよく知っています、と日頃から豪語するような態度なだけあって、本当によく分かっている。怖いぐらいに。
沈黙は肯定の意を表すとか言うけれど、土方さんは俺の沈黙をそのように受け止めたらしくて勝手に行為を進めた。いきなり中に指が入ってきて、ぐちゅん、とそこを掻き回す。

「んっ、ひゃあぁっ!」

「後ろは弄ってなかったよな、お前」

でもぐちゃぐちゃだ。
呟かれて羞恥でカッとなった。
さっきアンタが解したからだろ!
言い返したくても性急に慣らそうとする指が直接的な快感を与えるから、手の甲を口に押し当て嬌声が漏れないよう、必死になる。俺がやらしいみたいに詰られて否定したくてもその詰りに感じてしまって。今日は滑らかに言葉が出ていかない。
全ては土方さんの所為。
散々傍若無人に中を解した指は離れて、生理的な反応できゅうと閉まる。足を大きく開脚させられてしまっているから丸見えなそこに白地な視線を注がれて、新たな蜜が溢れて性器を伝う。
もし途中で見られてることに気付いていたら、きっと俺は、その視線を感じて射精していたと思う。それほどに土方さんの視線は俺の中で強くて、今もそう。中に入れてほしくて後孔が弛緩しては収縮する。

「み、ねぇで・・・っ、ゃだ、土方さんっ!」

「見られてるだけでも感じてんだろ? なら、いいじゃねぇか」

「・・・イヤ、でさァ、っひ、」

欲張りな孔の周りをくるりとなぞられる。先程までの性急さはどこへ行ったのか問いたくなるぐらいに焦らされる。でも、負けたくないから強請ったりなんか、しない。
欲しい。本当は欲しい。土方さんに、いつものように貫かれたい。もし明日の土方さんに今日の記憶がないのなら、自分から入れたっていい、どんな淫猥な言葉を言わされてもいい。だけどそうではないから。
早く、きて。

「入れてほしいんだよな、総悟。なら、答えろよ」

「なにを・・・ですかィ・・・?」

「お前は誰のこと考えながら抜いて、いったんだ?」

「・・・っ」

ぴと、と本来は出口である孔に当てられる。
我慢しているのは同じらしくて、土方さんの性器は猛り先走りにまみれている。
俺が言うのは土方さんのため、これ以上我慢させたら可哀想だと憐れんで、言ってやる。それならいいじゃないかとこじつけて、瞼を閉じた。

「・・・・・・アンタのこと、でさ」

「最初っからそう言やいんだよ・・・!」

「ひ、あああぁっ!」

勢いよく最奥を突かれ、その拍子にまた精液を放ってしまう。
待つことなくその間も容赦なく揺すられて、狂ったように強い快楽が襲う。
待ってこれじゃあ、理性なんてすぐどっかいっちまう、そんなの駄目だ。

「いあ、っあ、ぁん・・・あぁ、ひんっ!」

「おまえ・・・っ、イキっぱなしじゃねぇかっ」

「あぁん! やぁ、うそっ、なんでぇ・・・っぁう!」

大腿をぐっと押され腰が浮く。そのまま上からずんずん激しい律動を続けられて、シーツを強かに掴む。
だらしなく吐精し続ける性器も結合部もはっきりと見える。土方さんのものが根本まで挿入される都度、泡立った液体がぐぢゅ、と音を立てて逃げ出したくなるぐらいに淫らな刺激を味わう。
形振り構っていられなくなる。強がりなんてこんなに乱れた今、意味をなさない。
名前を呼びたい。何も考えずに、アンタを感じたい。

「ひじかっ、さ・・・っひ、じかたさんっ!」

「そうご、っやべえ、今日、いつもよかいい、」

「ひゃう、ぁ、あァんっ!」

「っ総悟!」

低い声で名前を呼ぶのはもう犯罪だ、耳から犯される。
覆い被さるようにして唇を合わせるとよりみっしりと中に入って、奥に擦れて。
こんなよがったら、嫌われてしまうかも分からない。でもそれすらもどうでもいい。

「あ、らめ、も・・・っくぁ、ひぃ、あっ! ぁう!」

「中に、出すぞ・・・っ!」

「やらぁっ、ひじ、あ、ひじかたさ・・・っんああぁぁぁ!!」

女なら絶対孕んでると思うぐらい奥に、しかも大量に注がれる。
今までの行為とは格段と違って、たった一回しかしてないのにもう四肢に力が入らなくて。
明日のことなんか考えられない。

「もっと、土方さん・・・」

「・・・ああ、」

首に腕を、腰に足を絡めて催促すると満足げに土方さんが笑った。

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