梅々
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ケイゾク
今日はあれ、昨日の続き~最終話+映画に特別編の途中まで見ました。
あの二人は相性抜群ですよ、絶対。
昨日メイトでアメリカのコースター欲しさに買ったフィギュア二つ、なんと米英でした!!!!きゃほーい。ヘタリアに関しては運がいいです、私。
沖楽+土沖同人誌買ったんですがまだ途中だぁ・・・。
では、ななこめ!
ほんのちょっぴり背後注意なさってください。
予定通りあとさんこ!
あの二人は相性抜群ですよ、絶対。
昨日メイトでアメリカのコースター欲しさに買ったフィギュア二つ、なんと米英でした!!!!きゃほーい。ヘタリアに関しては運がいいです、私。
沖楽+土沖同人誌買ったんですがまだ途中だぁ・・・。
では、ななこめ!
ほんのちょっぴり背後注意なさってください。
予定通りあとさんこ!
7.煙草が香る唇
バシッと開いた障子にビクンと肩が跳ねた。布団に頬杖ついたまま暗闇に目を向けるとそこに立つ礼儀知らずは俺が嫌いな方の上司。唇を撫でていた指をパタ、とシーツの上に下ろし、黒い着流しの男を半ば睨むように見上げる。
何で此処にいるのだろう。第二ラウンドとか、それ以上とかして朝帰りするものだとばかり思っていたのに。迷惑、というかなんというか。予想を裏切るのはやめてほしい、とりあえず。
乱暴に部屋を締め切り、男は俺の目前に胡座をかく。さわさわと頭を撫でられて子ども扱いされている不快感とむずむずと言い知れない感覚が胸の内で渦巻いた。
常識から逸脱した感情に気付いた後だから今日のような距離はとてもちょうどよかったのに。傍にいられると困るけれど女の所に行かれてもやきもちが酷くなる、複雑な心境だ。思春期ってこんな風なのか。
「・・・仕事の話?」
「私用だ」
「ですよねェ・・・」
何をするでもなくさわさわと頭を撫でられる。もしも堅苦しい話をしに来たのだったらこんなことせずさっさと本題に入る。さっさと帰ってくれればいいのに。風呂に入ったのは彼方でなのか、石鹸の匂いと白粉の匂いが混じり合っている。
当て付けなのか、なんてひがむ時点で終わりだ。俺らしくない。
うとうと落ちかけた瞼、とろんと微睡む意識。俺以外の人間が部屋にいることを良しとしない空気。つまり眠い。
「用ねぇんならさっさと帰ってくだせェよ・・・」
「用がなきゃ来ねぇよ、おまえなんかのとこに」
「酷い言い様じゃねぇですかィ」
「てめぇを振り返れ」
仕事以外でも、下手したら仕事でも信用されていないんじゃないだろうか。そんな俺に、こんな時間に何の用だろうか本当に。バタンと寝返りを打ち下から真っ直ぐ見上げる。ばっちりかち合った視線はさらりと交わされる。
そしてまじあったと思えば、距離が詰められた。
「ん・・・」
上から覆い被さるように塞がれる、石鹸と白粉の匂いだけじゃなくて、こうすると煙草の匂いが強くなる。
夕方から感じていた物足りなさはこれの所為だと閃いた自分が嫌だ。
チャイナとの接吻は、この人とのと同じじゃなくて、甘くて柔らかくてふわりとしていた。ざらついた舌も高圧的に体を抱き締める腕も、何より煙草の匂いもなかった。故に生じた違和感だったんだ。
女じゃなくて男がいいなんて変に決まってるしかも、誰よりも嫌いな筈の男がいいだなんて。
「んん、っふ・・・はん、ン」
「総悟・・・」
上下逆になってるせいか今まで舐められたことないとこまでぺろりと舐められて、知らず知らずのうちに声が漏れる。これぐらいならと甘受していると、長い指が首筋から下へ這った。
触れたところから溶けてしまいそうな何かを含んで、肌を這う。
キスはいい、だけど通ずるのは嫌。
両手で顔を引き剥がす、切れ長の目が熱を抱いてゆるぎなく俺を熟視る。
流されちゃいけない、勘違いは身を滅ぼすのだから。
「やめてくだせぇ」
「なんでだ? あんなに喜んでたじゃねぇかよ、昨日は」
「っぁ・・・!」
耳に息を吹き込まれると弱い、ゾクゾクと震えは昨日の行為を生々しく思い出させて、体を火照らす。明日は全日だ、こんなことしたら今朝の二の舞になる。それだけは勘弁。
―――――行為自体もだけれど、上辺だけの抵抗しかできないのだから俺に勝算はない。
キッと睨めつけると嘲笑を浮かべて土方さんは、俺の腹の上跨がりまた口付けを施した。
煙草の香りに頭が麻痺しそうだ、きもちよくって堪らない。
「んぁっ・・・」
「嫌だなんて言わせねぇよ、総悟」
獲物を捕らえたと笑う顔に見とれた俺の、袷が優しく開かれた。
バシッと開いた障子にビクンと肩が跳ねた。布団に頬杖ついたまま暗闇に目を向けるとそこに立つ礼儀知らずは俺が嫌いな方の上司。唇を撫でていた指をパタ、とシーツの上に下ろし、黒い着流しの男を半ば睨むように見上げる。
何で此処にいるのだろう。第二ラウンドとか、それ以上とかして朝帰りするものだとばかり思っていたのに。迷惑、というかなんというか。予想を裏切るのはやめてほしい、とりあえず。
乱暴に部屋を締め切り、男は俺の目前に胡座をかく。さわさわと頭を撫でられて子ども扱いされている不快感とむずむずと言い知れない感覚が胸の内で渦巻いた。
常識から逸脱した感情に気付いた後だから今日のような距離はとてもちょうどよかったのに。傍にいられると困るけれど女の所に行かれてもやきもちが酷くなる、複雑な心境だ。思春期ってこんな風なのか。
「・・・仕事の話?」
「私用だ」
「ですよねェ・・・」
何をするでもなくさわさわと頭を撫でられる。もしも堅苦しい話をしに来たのだったらこんなことせずさっさと本題に入る。さっさと帰ってくれればいいのに。風呂に入ったのは彼方でなのか、石鹸の匂いと白粉の匂いが混じり合っている。
当て付けなのか、なんてひがむ時点で終わりだ。俺らしくない。
うとうと落ちかけた瞼、とろんと微睡む意識。俺以外の人間が部屋にいることを良しとしない空気。つまり眠い。
「用ねぇんならさっさと帰ってくだせェよ・・・」
「用がなきゃ来ねぇよ、おまえなんかのとこに」
「酷い言い様じゃねぇですかィ」
「てめぇを振り返れ」
仕事以外でも、下手したら仕事でも信用されていないんじゃないだろうか。そんな俺に、こんな時間に何の用だろうか本当に。バタンと寝返りを打ち下から真っ直ぐ見上げる。ばっちりかち合った視線はさらりと交わされる。
そしてまじあったと思えば、距離が詰められた。
「ん・・・」
上から覆い被さるように塞がれる、石鹸と白粉の匂いだけじゃなくて、こうすると煙草の匂いが強くなる。
夕方から感じていた物足りなさはこれの所為だと閃いた自分が嫌だ。
チャイナとの接吻は、この人とのと同じじゃなくて、甘くて柔らかくてふわりとしていた。ざらついた舌も高圧的に体を抱き締める腕も、何より煙草の匂いもなかった。故に生じた違和感だったんだ。
女じゃなくて男がいいなんて変に決まってるしかも、誰よりも嫌いな筈の男がいいだなんて。
「んん、っふ・・・はん、ン」
「総悟・・・」
上下逆になってるせいか今まで舐められたことないとこまでぺろりと舐められて、知らず知らずのうちに声が漏れる。これぐらいならと甘受していると、長い指が首筋から下へ這った。
触れたところから溶けてしまいそうな何かを含んで、肌を這う。
キスはいい、だけど通ずるのは嫌。
両手で顔を引き剥がす、切れ長の目が熱を抱いてゆるぎなく俺を熟視る。
流されちゃいけない、勘違いは身を滅ぼすのだから。
「やめてくだせぇ」
「なんでだ? あんなに喜んでたじゃねぇかよ、昨日は」
「っぁ・・・!」
耳に息を吹き込まれると弱い、ゾクゾクと震えは昨日の行為を生々しく思い出させて、体を火照らす。明日は全日だ、こんなことしたら今朝の二の舞になる。それだけは勘弁。
―――――行為自体もだけれど、上辺だけの抵抗しかできないのだから俺に勝算はない。
キッと睨めつけると嘲笑を浮かべて土方さんは、俺の腹の上跨がりまた口付けを施した。
煙草の香りに頭が麻痺しそうだ、きもちよくって堪らない。
「んぁっ・・・」
「嫌だなんて言わせねぇよ、総悟」
獲物を捕らえたと笑う顔に見とれた俺の、袷が優しく開かれた。
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