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梅々

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時事ネタ

少し煙草を買いに部屋を出ていたら、恋人の総悟が来ていた。鍵は閉めていったから、合鍵で入ったのだろうと想像して、にやけかけた。恋人が合鍵で部屋に来るというのは、一種の男のロマンだ。
買ってきたばかりの煙草と、気紛れで買った団子の入った袋をテーブルに置く。
そうしたら総悟が、聞いてくだせぇよとズボンを引っ張った。

「教師が公園のトイレで16歳少女との行為を撮影で再逮捕されたらしいですぜ」

「・・・そいつ、前科あんのか」

「あと、僧侶が女子高生に猥褻な行為をしたとか」

「・・・ひどい世の中だな」

携帯のニュースを読み上げているらしかった。
だが、その内容全てが胸に突き刺さるのは何故だろうか。
あれか、俺も同罪だからか。

「・・・で、何が言いたいんだ?」

「アンタも、一歩間違えたら捕まるなと思いやして」

「・・・じゃあ俺と別れたい時は、俺を警察に突き出せよ」

撮影なんて、したくてもしたことないし、無理矢理したこともないけれど。それでも俺は教師で総悟は生徒で、合意の上でなら可也色々している。
言い返されるのを覚悟しながらも煙草に火をつけるが、予想に反して総悟は何も言わなかった。
だから顔を見たら眉が、弱々しく寄せられて瞳も戸惑いを写していた。

「総悟?」

「・・・アンタは別れたい?」

「は?」

「犯罪ですぜ、俺と付き合ってるの」

視線は泳いで、その末俯いてしまう。
可愛い、と思っただなんて言ったら、即通報されそうだからいわないけれど。

「俺とお前を妨げる、法律がおかしいんだよ。罪でも何でもいい。お前が手に入るなら」

しゃがんで、視線を合わすようにしたら徐々に顔が上がった。躊躇いを孕んだ上目遣いに悩殺されかけたが、なんとか堪える。
本心だった。
総悟が他の誰かのものになるなんて、想像するだけでも嫌で。手に入るなら俺の命を捧げてもいいなんて思えるほど、夢中になっている。
柔らかい肌も愛らしい仕草も全部。
俺だけのものであればいい。いつまでも。

「・・・なんかその台詞、気持ち悪い」

「うっせ」

言葉とは裏腹にしがみついて頬を胸に擦り寄せられて、よしよしと頭を撫でた。
ああもう我慢できない。





iモードのニュースで二つの事件を見つけて、「土方・・・」と思ってしまいできあがりました←
やおいに輪をかけてやおいなのは目を瞑ってください(-_-;)
漸くオンリーの戦利品の一冊目を読み終えてうはうはです。

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無題

初めまして!
そごなび!の方から来ました><
とても素敵な土沖小説がいっぱいあってついコメントしてしまいました^p^
これからも楽しみにしています^^
  • さあり さん |
  • 2010/04/19 (13:06) |
  • Edit |
  • 返信

ありがとうございます!

初めまして(*^^*)

素敵などと言われてしまい舞い上がっております!
ありがたすぎて勿体無いお言葉ですっ(O.O;)(oo;)

これからもニヤニヤして貰えるような、そんな小説を書いていきたいと思っております。
本当にありがとうございます!

土沖万歳\(^o^)/
  • from 苑咲 早良 |
  • 2010/04/19 (22:20)

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