梅々
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ゆきふるのかな
白いものが、掌に乗った。
ひらりひらり、空から舞い降りたのは小さな、結晶。
今夜は積もるでしょうと、天気予報士が言っていたのと違わずに、うっすらと白く染まりゆく景色を見ながら、土方は掌の上の結晶を見る。
小さなそれは、肉眼で美しい形を見ることができる。塩などと違い、器具を使わずとも見られるのが土方には好ましかった。わざわざ筒の中を覗いて結晶を見ることほど、無粋なものはない。
「あ、雪! 見せなせぇ!」
背後からぱたぱた、足音が近づきベランダに沖田が出てくる。だらしなく羽織ったシャツ一枚の格好ではどう考えても寒いだろうに。土方は己の掌を覗き込む沖田に、羽織っていた上着をかけてやる。
途端に沖田は顔を上げ、至近距離で見つめあうことになる。
「土方さん、寒くねぇの?」
「寒いわけねぇだろ」
沖田の胸元に滑り込んだ雪が、土方の散らした花弁の上で溶けていく。雪降る中抱くのもいいかもしれない、なんて思えども沖田の体を思えば実行には移せない。
土方に触れた雪は溶けることがない。時が止まった体は、意識しなければ雪のように冷たいからだ。
冷たい自分の体を、なんとも思ったことはなかったが、沖田が傍にいるようになってからは、疎ましく思うようになった。沖田は人間であるが、土方は違う。その事実をこうまざまざと見せる。
だからといって、沖田を仲間にするのはどうしても気が引ける。このまま成長する様を見たい、だが、このままずっと傍にいてほしい。
相反する思考を押し遣るように、沖田を抱き締め首筋に牙を立てた。
というわけで吸血鬼ネタでした。吸血鬼、輪廻、遊廓ネタは三大設定としてます。無条件降伏してしまう設定。薄桜鬼とか、新撰組絡んでるから悶えますよね。
三大設定だから自分ではそうそう書けないです。大事に大事に暖めたい。
今日はバイトでした。頑張らないとと思った。口下手だからとりあえず言葉を覚えていこう!
ひらりひらり、空から舞い降りたのは小さな、結晶。
今夜は積もるでしょうと、天気予報士が言っていたのと違わずに、うっすらと白く染まりゆく景色を見ながら、土方は掌の上の結晶を見る。
小さなそれは、肉眼で美しい形を見ることができる。塩などと違い、器具を使わずとも見られるのが土方には好ましかった。わざわざ筒の中を覗いて結晶を見ることほど、無粋なものはない。
「あ、雪! 見せなせぇ!」
背後からぱたぱた、足音が近づきベランダに沖田が出てくる。だらしなく羽織ったシャツ一枚の格好ではどう考えても寒いだろうに。土方は己の掌を覗き込む沖田に、羽織っていた上着をかけてやる。
途端に沖田は顔を上げ、至近距離で見つめあうことになる。
「土方さん、寒くねぇの?」
「寒いわけねぇだろ」
沖田の胸元に滑り込んだ雪が、土方の散らした花弁の上で溶けていく。雪降る中抱くのもいいかもしれない、なんて思えども沖田の体を思えば実行には移せない。
土方に触れた雪は溶けることがない。時が止まった体は、意識しなければ雪のように冷たいからだ。
冷たい自分の体を、なんとも思ったことはなかったが、沖田が傍にいるようになってからは、疎ましく思うようになった。沖田は人間であるが、土方は違う。その事実をこうまざまざと見せる。
だからといって、沖田を仲間にするのはどうしても気が引ける。このまま成長する様を見たい、だが、このままずっと傍にいてほしい。
相反する思考を押し遣るように、沖田を抱き締め首筋に牙を立てた。
というわけで吸血鬼ネタでした。吸血鬼、輪廻、遊廓ネタは三大設定としてます。無条件降伏してしまう設定。薄桜鬼とか、新撰組絡んでるから悶えますよね。
三大設定だから自分ではそうそう書けないです。大事に大事に暖めたい。
今日はバイトでした。頑張らないとと思った。口下手だからとりあえず言葉を覚えていこう!
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