梅々
苑咲早良が運営する銀魂BL小説サイトです。 心意気は18禁。 著作権的な何かは放棄していません。マナーは守ってください。 メールフォームやコメント欄は下にありますので、何かございましたらお気軽にご使用ください。感想とか頂ければ舞い上がります! 不定期更新な別館を作成しました。ミツバさん愛してる! 気が向いたらお越しください→http://tokosienoai.dou-jin.com/
みそかごと
- 2014/03/31 (Mon) |
- 銀魂 |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
「せんせ」
舌っ足らずな声が呼ぶ。
それを無視して読んでいるジャンプの頁をめくれば、どすんと腹の上に跨がられた。
ジャンプの向こうからひょこっと顔を覗かせるのが幼い。
「なに」
心中とは逆にわざと素っ気なく答える。
腹に当たる、彼の性器は僅かに興奮していて、何がきっかけでそうなったのだろうと詮無いことを考えるも、出てくる答えは春だからではという、ふざけたものだけ。
「先生が俺の先生でいるのは今日で最後でしょ?」
「そうだな。明日から沖田君は一応大学生になるね」
頭からだけど。
言わずにおいても伝わったのか今日買ったばかりのジャンプが放られた。
「俺が高校生でいられるのも今日が最後でさァ。だから、」
そこで言葉を止め、ちゅっと口づけられた。
俺の好きな顔をしている。
いたずらっ子の無邪気さに、少しの欲情を滲ませ、笑う。
「最後に食いおさめてくだせェ、せんせ」
じゃなきゃ賞味期限が切れちまう。
俺の腹に性器を擦り付けて、そう嘯く唇をおざなりに塞いで、これからいただく尻をそうっと撫でた。
拍手ありがとうございます。
年度末は高校生沖田の誘い受けネタで毎年盛り上がります。
明日から増税ですね。
舌っ足らずな声が呼ぶ。
それを無視して読んでいるジャンプの頁をめくれば、どすんと腹の上に跨がられた。
ジャンプの向こうからひょこっと顔を覗かせるのが幼い。
「なに」
心中とは逆にわざと素っ気なく答える。
腹に当たる、彼の性器は僅かに興奮していて、何がきっかけでそうなったのだろうと詮無いことを考えるも、出てくる答えは春だからではという、ふざけたものだけ。
「先生が俺の先生でいるのは今日で最後でしょ?」
「そうだな。明日から沖田君は一応大学生になるね」
頭からだけど。
言わずにおいても伝わったのか今日買ったばかりのジャンプが放られた。
「俺が高校生でいられるのも今日が最後でさァ。だから、」
そこで言葉を止め、ちゅっと口づけられた。
俺の好きな顔をしている。
いたずらっ子の無邪気さに、少しの欲情を滲ませ、笑う。
「最後に食いおさめてくだせェ、せんせ」
じゃなきゃ賞味期限が切れちまう。
俺の腹に性器を擦り付けて、そう嘯く唇をおざなりに塞いで、これからいただく尻をそうっと撫でた。
拍手ありがとうございます。
年度末は高校生沖田の誘い受けネタで毎年盛り上がります。
明日から増税ですね。
春の嵐
- 2014/03/31 (Mon) |
- 土沖 18禁 |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
拍手ありがとうございます!
遊郭ネタ好きなので参考に本買ったのに最近読めていない。勿体ない。
今日はすごい嵐でした。バイトはヘルプだし風で電車遅れてるし散々でした。
土沖小ネタ。軽く5年後。
桜の枝を弄る、総悟の長い髪に触れながらそれはどうしたのかと聞けば素っ気なく拾ったのだと返された。春の嵐の過ぎ去った、濡れたアスファルトの上に落ちていたのだと。
可憐に咲いた花もあれば、開きかけのものもこれから咲くはずだった芽もある。
もったいねぇな、と僅かに思うがそれも思考の俎上からは消えて、目の前の白い首筋に唇を寄せる。
は、と甘く息を吐きはしたが、まだその気ではないらしい総悟は枝をくるくると回している。
懐から手を入れ、纏う緋色を乱していく。現れた白い肌は匂い立つように艶やかだ。これは拾いものではなく俺が手折った花だ。
殊更ゆっくりと、愛撫を続ければじれたように名を呼ばれた。
「土方さん」
「なんだ?」
「わかってるでしょう」
枝を握ったままの腕が背に回される。そのまま意図的にか濡れた瞳が媚びて見せて、もったい付けるようにゆるりと、唇を寄せられた。
何も知らない子どもだったのに。俺が、男をその気にさせる術を教え込んだ。それを物の見事に吸収して育ったこいつには、元々才能があったのかもしれない。
「アンタが純真に咲くはずだった俺を手折ったんでさ。ちゃんと責任とってくだせぇよ」
「……本当、恐ろしい餓鬼だよ。おまえは」
「誉め言葉ですねィ」
**
「んん、っは、あ、ひじ、かたさ、」
「ん、」
太腿の裏側をぐいと押し、より深く番うと切なげに眉を寄せ、総悟は背に爪を立ててきた。序でにこんなになってまでも手放さなかった枝が背に軽く刺さる。
「いてぇよ」
「このまま、刺し殺してやりやしょうか」
欲に潤んだ目を向け、何も持っていない手で俺をかき抱きながら、笑みを浮かべる。
「そうしたいなら、してみろよ」
「っあぁ! ん、あ、っちょ、ひきょう、でさっ!」
律動にあわせて長い髪が揺れる。錦糸のようなそれの美しさもさるものながら、頬を上気させ喘ぐ表情も、相変わらず綺麗だ。いつものすました顔とは打って変わった、色欲にとろけた顔。別人のようだ。
「はぁ、っあ、あ、ん……!」
必死になって俺にしがみついて、腰を揺らし、漸く総悟は枝を手放した。
遊郭ネタ好きなので参考に本買ったのに最近読めていない。勿体ない。
今日はすごい嵐でした。バイトはヘルプだし風で電車遅れてるし散々でした。
土沖小ネタ。軽く5年後。
桜の枝を弄る、総悟の長い髪に触れながらそれはどうしたのかと聞けば素っ気なく拾ったのだと返された。春の嵐の過ぎ去った、濡れたアスファルトの上に落ちていたのだと。
可憐に咲いた花もあれば、開きかけのものもこれから咲くはずだった芽もある。
もったいねぇな、と僅かに思うがそれも思考の俎上からは消えて、目の前の白い首筋に唇を寄せる。
は、と甘く息を吐きはしたが、まだその気ではないらしい総悟は枝をくるくると回している。
懐から手を入れ、纏う緋色を乱していく。現れた白い肌は匂い立つように艶やかだ。これは拾いものではなく俺が手折った花だ。
殊更ゆっくりと、愛撫を続ければじれたように名を呼ばれた。
「土方さん」
「なんだ?」
「わかってるでしょう」
枝を握ったままの腕が背に回される。そのまま意図的にか濡れた瞳が媚びて見せて、もったい付けるようにゆるりと、唇を寄せられた。
何も知らない子どもだったのに。俺が、男をその気にさせる術を教え込んだ。それを物の見事に吸収して育ったこいつには、元々才能があったのかもしれない。
「アンタが純真に咲くはずだった俺を手折ったんでさ。ちゃんと責任とってくだせぇよ」
「……本当、恐ろしい餓鬼だよ。おまえは」
「誉め言葉ですねィ」
**
「んん、っは、あ、ひじ、かたさ、」
「ん、」
太腿の裏側をぐいと押し、より深く番うと切なげに眉を寄せ、総悟は背に爪を立ててきた。序でにこんなになってまでも手放さなかった枝が背に軽く刺さる。
「いてぇよ」
「このまま、刺し殺してやりやしょうか」
欲に潤んだ目を向け、何も持っていない手で俺をかき抱きながら、笑みを浮かべる。
「そうしたいなら、してみろよ」
「っあぁ! ん、あ、っちょ、ひきょう、でさっ!」
律動にあわせて長い髪が揺れる。錦糸のようなそれの美しさもさるものながら、頬を上気させ喘ぐ表情も、相変わらず綺麗だ。いつものすました顔とは打って変わった、色欲にとろけた顔。別人のようだ。
「はぁ、っあ、あ、ん……!」
必死になって俺にしがみついて、腰を揺らし、漸く総悟は枝を手放した。