梅々
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蘇れザキ。
いまちょいと山沖ブームきてます。だって本誌・・・山崎に捧げる鎮魂歌(笑)
山崎は絶対死なないんだ!不死鳥の如く蘇るんだ!ザキ!
・・・早くはや売りジャンプ感想読みにいかなきゃですよ。
山崎は絶対死なないんだ!不死鳥の如く蘇るんだ!ザキ!
・・・早くはや売りジャンプ感想読みにいかなきゃですよ。
ホストクラブ“真撰組”―――――歌舞伎町で一、二番目に名を馳せている大規模なホストクラブである。店長兼裏方総取締の近藤は人望が厚く、その人柄故に、人員も不足していないしこの店の雰囲気も明るいものになっていると言っても過言ではないだろう。
その店長を支えているのが、副店長であり、指名率ナンバーワンの土方十四郎だ。灰色掛った紺色の切長の瞳に黒髪の無造作ヘアー。声もよく通る低音でモテる要素を兼ね揃えている。それでいて経営の才能もあるのだから色々と恵まれた人間である。
とある日、土方がいつも通り経理の書類を片付けていると、ノックもなしに扉が開いた。
そんな無礼な事をするのもそれを許しているのも一人しかいない。
「トシ!コレ見ろ!」
いつにもなく興奮している近藤に、渋々書類から目を剥がした。近藤が持っていたのは一枚の紙切れだった。
「ホスト、募集・・・?」
ドン!と紙の上半分にそう書いてあり、その下には必要事項等が細々とした字で書いてある。そういえば、開店してから二、三年経つが人員の入れ替え等全くしていない。マンネリを防ぐ為にもいい策かもしれない。
「いいんじゃねぇ?」
「そうか!!でな、俺の知り合いがやりてぇっつっててな、コネで入れてやるっつったんだけどよォ・・・実力で雇われてぇって言われちまって困っちまったよ」
大口開けて豪快に笑う近藤にそりゃあそうだろうと口の中でつっこむ。俺だったら面接受けたけど駄目で。ってなったらその手を使う。
「・・・厳しく審査しなきゃなァ」
「だな」
その知り合いが受かる、という絶対の自信があるのか、近藤は余裕そうに頷いた。
星に願いを。
「ここのホストになりたいと思った理由?そりゃあ近藤さんがいるし、馬鹿な女手玉にとって楽しみたいからでさァ。・・・うちの姉上も散々貢がされて、ポックリ逝っちまいやした」
一次審査で志願者の七割が篩にかかった。内容はまあ至って簡単。普通の面接だ。だが、いくら体育会系の男が多いからと言って、むさいのは経営方針により却下。・・・で二次審査まで残ったのが三十人。
その中で、一番見込みがあり尚且近藤さんの知り合いである沖田総悟が二次審査でのトップバッターだった。二次審査は一次審査とは逆に、人間性とかそういったものや、此処にしようといった動機やその他諸々を訪ねる事になっていたのだ。
で、コイツのこの発言には俺も近藤さんも固まったが(近藤さんは顎を外しかけ、俺は煙草を机に落とした)まぁ意欲はあるんだと解釈することにした。
「・・・で、仕事に使えそうな特技は?」
「そうですねィ・・・。脱いだら凄いですぜ(笑)」
「総悟くぅぅぅん!?違うから!!此処そういうの関係ないからね!!」
わかってる、とふてくされたように返したが、本当にわかったかは理解し難い。
「ピアノ、一、二曲なら弾けやすぜ。酒も笊だし、一応作れやす」
「・・・作れんのか?」
改めて履歴書に目を通すと、今年高校を卒業したばかりだと記載されている。なのに上戸で酒が作れるとは如何なものだろうか。
というかその前になんで気付かなかったんだ・・・と今更ながら、自己嫌悪。
「・・・トシ、いいだろ?」
「若すぎんだろ」
「・・・ってじゃあなんで一次審査通ったんで?」
「気付かなかったんだよ」
「オイオイ・・・・・・。まぁいいじゃねぇか。早くしねぇと他のトコにとられちまうぞ?」
・・・それは嫌だ。嫌、というよりそうなるのは避けたい。この店の利益が減り、他の店に売り上げが追い抜かれるかもしれない。だから・・・雇っといたほうがいいのだが、流石に未成年だしなァ・・・。と考えたとこでやっと打開策が浮かんだ。
「・・・見習いでならいいぞ。二十歳まで裏方やってんなら」
「・・・俺を買う、っつうことで?」
「そうだ」
意味合いが微妙な気もするが一応はあっている。・・・こんなやつ懐柔する、なんて夢のような話に思えてきたが二十歳になったら寝返った、なんつうザマは嫌だしな。
「二十歳までねェ・・・。ま、我慢してやりやしょう」
妥協してやった、と意地悪く笑うその顔に、先が思いやられると思ったのは言うまでもない。
微妙に続くのかなァ・・・。
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