梅々
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今さらかもね
一昨日の金魂最終回でしたね、まさかの。
ごめんね私けつあご好きじゃないんだよね←
本編は笑いに笑って筋肉痛に響く。銀神かぁ、やっぱ一番スムーズにいきますよね、二人っきりだし。でもおきらくの方が好きというかおきらくだろう。おきらくは甘酸っぱいです。喧嘩するほどなかがよい!
昨日から今日にかけてまた映画見ました。今度は魍魎の匣。
京極堂と関口君、というか京極堂素晴らしくあってますね。へたれなイメージしかない堤さん。やまとなでしこだ、あのドラマ。
小説読んでなきゃわかりづらいかなと思うけど雰囲気最高です。
では、黒山崎の台頭です。年に数度山崎ブームがきます。
ごめんね私けつあご好きじゃないんだよね←
本編は笑いに笑って筋肉痛に響く。銀神かぁ、やっぱ一番スムーズにいきますよね、二人っきりだし。でもおきらくの方が好きというかおきらくだろう。おきらくは甘酸っぱいです。喧嘩するほどなかがよい!
昨日から今日にかけてまた映画見ました。今度は魍魎の匣。
京極堂と関口君、というか京極堂素晴らしくあってますね。へたれなイメージしかない堤さん。やまとなでしこだ、あのドラマ。
小説読んでなきゃわかりづらいかなと思うけど雰囲気最高です。
では、黒山崎の台頭です。年に数度山崎ブームがきます。
奪ってでも、幸せにしたい
俺が
曼陀羅華
俺は知っている、人は完全なんかじゃないと。
だからこその良さもあれば欠点以外の何にもならない場合もある。強さともろさ。その二つを兼ね揃えているのが人間だ。喩え完璧と称される人がいても、その完全無欠さが欠点になる人もいるのだ。
「奪っちゃいますよ」
「ああ?」
丁度縁側で擦れ違った副長に声をかける。風呂でも浴びたのか着流し姿で俺らの身分を象徴する服、その中でも上の格を現す隊服は今頃自室で休憩中か。これからこの男は夜の街へ繰り出すのだろう。いつものように。
数ヵ月前だろうか、偶然盗み見してしまったのは。薄く開いた副長室の障子、聞こえる啼き声、目が離せない光景―――――。次の日さりげなく沖田さんに尋ねると一応付き合っているから、と寄越されて。素っ気ない言葉とは裏腹に微笑が果てしなく柔らかくて、胸がきつくしめつけられた。
あんたは、知らないだろう?
何も。
「沖田さんのことですよ」
「総悟・・・? どういう意味だ」
訝しげに寄せられた眉。吐き気がする。あれは俺のものだとでかでかと顔に書いて、その実抱く選択肢に入れただけじゃないか。
所有者面して相手にしない、仕事の面じゃ尊敬するけど人間性だけは全否定するよ、俺は。
沖田さんが何も言わないのは意地っ張りだから。そして、こうなることを予期していたから。だからの妥協。一途で純情で、意地らしくって愛しい。
あんたの玩具にされていい人間じゃない、沖田さんは。
「副長がそんななら、俺が沖田さんを」
「はっ」
嘲笑と共にふーっと煙を吐き出す。
お前には無理だ。目で言う副長の纏う冷たさは、今まで感じたことのない殺気。
手放すことを許さない独占欲はどういった感情から生まれたものなのか。それがただ純粋なる悦楽の欲求からくるものならぶっ殺してやりたい。
もしも、副長が見ていて吐き気を催す程の愛情を真っ直ぐと沖田さんに向けていたなら、俺だってこうはならなかったはず。
弱味につけいるような、武士道に反する小汚ないことだって、しなかった。
「つまんねぇ冗談はやめとけ。命縮めんぞ」
「その言葉、そっくりそのままお返しします」
「・・・」
刹那の驚愕。どんな顔も様になると局長が酔う度言うけれど、それは強ち間違ってはいない。でも、世の中は見た目が全てではない。それが通用するのは浅い関係だけだ。
あの人は違う。見かけ倒しじゃない。才能もあるし、魅力もあるし本当はとても、心の優しいひと。
『・・・山崎?』
と、驚愕した風に呼んだ濡れた唇の感触を忘れない、これから先ずっと。堪らなくなってもう一度口付けた俺に何を言うでも無くただ一言ありがとうと言ったあの人を、どんな形でも幸せにしたいと願う。
この気持ちは浅ましかろうと純然な恋慕だ、誰にも邪魔させやしない。
「・・・総悟は、」
「なんですか」
「てめぇの部屋にいるな」
「ご自分で見られたらどうですか」
「―――」
俺をあまり侮らないでいただきたい。
こんな危険な話をしているのだから、鬼の副長の間合いにいるはずがないというのに。
空を切った白刃は何事もなかったかのように鞘に収まり、ギシッと足音が遠ざかる。屋敷の奥へと向けて。
万に一つもない可能性だけど、今からでも沖田さんを愛してくれたらと、そう今でも思っているんです。
本当に。
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