梅々
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ニート宛ら
風邪記念小ネタ壱。
↑記念ってなんかおかしい。
山沖。
「ザキィ、水」
「はい、どうぞ」
「ザキィ、林檎。ちゃんとウサミミな」
「はいはい」
苦笑混じりに返答すると、咳と共に笑うんじゃねぇと小さく呟かれた。きっとすねたような表情をしているんだろうな、とウサミミ林檎を作りつつ思う。
熱の所為でほんのり顔を上気させて、瞳をうるませている沖田さんを直視することが出来ない。“恋人”だからこそ。
邪な劣情に、今だけは蓋をして。
「出来ましたよ」
「ザキ、食わせて」
え? と皿を持ちながら振り返ると既に口を大きくアーンと開けてる沖田さん。
嗚呼もう本当、何てこの人は可愛いんだ。
口に出したら怒られる。だから心の中で何度も可愛いと繰り返す。
「はい、どうぞ」
真っ赤に熟れた唇の奥へ、俺が剥いたウサギは消えていく。今朝、八百屋が開くと同時に局長が買ってきた、高級なフルーツ詰め合わせとやらも既に半分が沖田さんの胃袋へ収まっている。
「ん。おいし」
「そりゃあ良かったですね」
味を褒められても、俺が苗から育てたわけじゃないし、少しすねてしまう。
「アレですねィ。山崎の愛が詰まってる」
「っ!!」
悪戯っぽく笑うその表情に、何度目か分からぬ恋にまた堕ちる。
------------------
グダグダでただ甘いだけ。オチなんて未塵も無い。
↑記念ってなんかおかしい。
山沖。
「ザキィ、水」
「はい、どうぞ」
「ザキィ、林檎。ちゃんとウサミミな」
「はいはい」
苦笑混じりに返答すると、咳と共に笑うんじゃねぇと小さく呟かれた。きっとすねたような表情をしているんだろうな、とウサミミ林檎を作りつつ思う。
熱の所為でほんのり顔を上気させて、瞳をうるませている沖田さんを直視することが出来ない。“恋人”だからこそ。
邪な劣情に、今だけは蓋をして。
「出来ましたよ」
「ザキ、食わせて」
え? と皿を持ちながら振り返ると既に口を大きくアーンと開けてる沖田さん。
嗚呼もう本当、何てこの人は可愛いんだ。
口に出したら怒られる。だから心の中で何度も可愛いと繰り返す。
「はい、どうぞ」
真っ赤に熟れた唇の奥へ、俺が剥いたウサギは消えていく。今朝、八百屋が開くと同時に局長が買ってきた、高級なフルーツ詰め合わせとやらも既に半分が沖田さんの胃袋へ収まっている。
「ん。おいし」
「そりゃあ良かったですね」
味を褒められても、俺が苗から育てたわけじゃないし、少しすねてしまう。
「アレですねィ。山崎の愛が詰まってる」
「っ!!」
悪戯っぽく笑うその表情に、何度目か分からぬ恋にまた堕ちる。
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グダグダでただ甘いだけ。オチなんて未塵も無い。
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