梅々
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やっぱり雨ですね
毎週水曜は基本的雨です。なので今日も雨。沖縄や北海道のほうは晴れていたりするのでしょうか?
七夕ですね。試験初日です。そしてお登勢さんの誕生日。おめでとう、彩乃さん!
そして明日は沖田の誕生日。小ネタを書ければいいです。
今更だけど今週の銀魂にたぎりました。
マヨネーズで愛を計るな、土方www
では、小ネタのはずが長くなった七夕。微妙に沖土な上に駄文なやおいです。
七夕ですね。試験初日です。そしてお登勢さんの誕生日。おめでとう、彩乃さん!
そして明日は沖田の誕生日。小ネタを書ければいいです。
今更だけど今週の銀魂にたぎりました。
マヨネーズで愛を計るな、土方www
では、小ネタのはずが長くなった七夕。微妙に沖土な上に駄文なやおいです。
ミルキーウェイ
毎日開かれる朝会が終わり、皆が肩の力を抜きつつ立ち上がろうとしたところ、近藤さんが待ったをかけた。その声色は明るく、笑顔を浮かべていたので皆頭の上に疑問符を浮かべながら近藤さんに意識を向けた。
土方さんも同じように、煙草のケースを握りながら近藤さんに向かい疑問符を浮かべている。かくいう俺も。
「今日七夕だろ? 天気予報じゃ雨だけど、短冊用意したからよ。暇なら皆書いてくんないか?」
「・・・近藤さん」
「トシも書いてくれんだろ?」
「俺はいいよ」
皆各々短冊を貰っていく中、土方さんは首を振り続ける。近藤さんがはいと渡してくれた裏面がキラキラした星模様の短冊を受け取りながら、同じように俺も書けよと言ってみる。
「・・・いいって」
「つまんねー男でさァね。こういう年中行事ぐれぇ楽しげにやってみたらどうですかィ」
「てめぇは少しは真面目になれ」
「耳にタコでさ」
口喧嘩するにはまだ目が覚めきっていないので聞き流して、広間を出る。
さて、何を書こうか。愛らしい短冊を眺めて悩んだ。
縁側を歩いていたら珍しく土方さんが座って、なんにもない庭を見ていた。その手元にあるのは紛れもなく、短冊。
「土方さん」
「っ!?」
びくりと此方を向いた土方さんが、短冊を何気無く向こう側へ隠す。意味深な行動を見逃さず、とりあえず隣にそろって腰かけた。俺の手元にも、白紙の短冊がある。
土方さんは煙草に火をつけながら、もう書いたのかと訊ねた。
他人の願い事が気になるなんて土方さんにも可愛いところがあるじゃないか。しかも、ちゃんと自分も書いているし。
「まだでさァ。悩んでて」
「どうせ土方抹殺とか副長の座とか書くんだろ」
「まさか。それくらい自力でできるんで」
「・・・そうかよ」
真面目な願いを書くのはつまらないからとりとめもないことを書こうと思っているのだけれど、色々浮かび過ぎて絞りきれなくて。どうすっかなぁと呟く。
「アンタは?」
「言うわけないだろ」
「じゃあ短冊見せなせェ」
「誰が見せるか」
ポン、と今浮かんだ。その願い事をさっさと書こうと土方さんにペンを強請ると、自分も此処で書いたのか胸ポケットから出して渡された。土方さんに背を向け書き上げて。ふぅと息をつくと同時に近藤さんに呼ばれた。見ると、手には紙袋。
「どうしたんですかィ?」
「二人とも書けたか? 一応回収してんだけどよ」
「書けやした」
「ほら」
「お、ありがとな。後で広間に飾っとくから、見に来いよ」
「分かりやした。手伝わねぇで平気ですかィ」
「大丈夫だ、趣味みてぇなもんだからな。じゃ、飾りつけやってくるわ」
道場にいたころから、近藤さんはこういうの好きだったなと思っていたら、自然と口角が上がっていた。懐かしい。
ふと視線を感じて横を見ると土方さんがじいっと俺をみつめていて。可愛い顔してんなぁ、とキスしたくなる。
「なんて書いたよ」
「素直で可愛くいられやすように」
「元から違うのに、日本語おかしくねぇかソレ」
「土方さんがですぜ」
「ハァ!?」
言ったら真っ赤な顔をするものだからまたまた笑ってしまう。そういうところが可愛いのだ。
で? と返すと案外素直に、土方さんは口を開いた。ボソボソと小さな声で。
「ずっと今のままでいられますように、って」
「・・・俺とも?」
「当たり前だろ」
羞恥故か吐き捨てるようにして背を向けた土方さんを後ろから抱き締めた。
胸一杯に息を吸えば煙草の匂い。臭いけど、もう病み付きだ。
本当可愛いと囁くと、五月蝿いと言いながらも土方さんは微笑を浮かべた。
毎日開かれる朝会が終わり、皆が肩の力を抜きつつ立ち上がろうとしたところ、近藤さんが待ったをかけた。その声色は明るく、笑顔を浮かべていたので皆頭の上に疑問符を浮かべながら近藤さんに意識を向けた。
土方さんも同じように、煙草のケースを握りながら近藤さんに向かい疑問符を浮かべている。かくいう俺も。
「今日七夕だろ? 天気予報じゃ雨だけど、短冊用意したからよ。暇なら皆書いてくんないか?」
「・・・近藤さん」
「トシも書いてくれんだろ?」
「俺はいいよ」
皆各々短冊を貰っていく中、土方さんは首を振り続ける。近藤さんがはいと渡してくれた裏面がキラキラした星模様の短冊を受け取りながら、同じように俺も書けよと言ってみる。
「・・・いいって」
「つまんねー男でさァね。こういう年中行事ぐれぇ楽しげにやってみたらどうですかィ」
「てめぇは少しは真面目になれ」
「耳にタコでさ」
口喧嘩するにはまだ目が覚めきっていないので聞き流して、広間を出る。
さて、何を書こうか。愛らしい短冊を眺めて悩んだ。
縁側を歩いていたら珍しく土方さんが座って、なんにもない庭を見ていた。その手元にあるのは紛れもなく、短冊。
「土方さん」
「っ!?」
びくりと此方を向いた土方さんが、短冊を何気無く向こう側へ隠す。意味深な行動を見逃さず、とりあえず隣にそろって腰かけた。俺の手元にも、白紙の短冊がある。
土方さんは煙草に火をつけながら、もう書いたのかと訊ねた。
他人の願い事が気になるなんて土方さんにも可愛いところがあるじゃないか。しかも、ちゃんと自分も書いているし。
「まだでさァ。悩んでて」
「どうせ土方抹殺とか副長の座とか書くんだろ」
「まさか。それくらい自力でできるんで」
「・・・そうかよ」
真面目な願いを書くのはつまらないからとりとめもないことを書こうと思っているのだけれど、色々浮かび過ぎて絞りきれなくて。どうすっかなぁと呟く。
「アンタは?」
「言うわけないだろ」
「じゃあ短冊見せなせェ」
「誰が見せるか」
ポン、と今浮かんだ。その願い事をさっさと書こうと土方さんにペンを強請ると、自分も此処で書いたのか胸ポケットから出して渡された。土方さんに背を向け書き上げて。ふぅと息をつくと同時に近藤さんに呼ばれた。見ると、手には紙袋。
「どうしたんですかィ?」
「二人とも書けたか? 一応回収してんだけどよ」
「書けやした」
「ほら」
「お、ありがとな。後で広間に飾っとくから、見に来いよ」
「分かりやした。手伝わねぇで平気ですかィ」
「大丈夫だ、趣味みてぇなもんだからな。じゃ、飾りつけやってくるわ」
道場にいたころから、近藤さんはこういうの好きだったなと思っていたら、自然と口角が上がっていた。懐かしい。
ふと視線を感じて横を見ると土方さんがじいっと俺をみつめていて。可愛い顔してんなぁ、とキスしたくなる。
「なんて書いたよ」
「素直で可愛くいられやすように」
「元から違うのに、日本語おかしくねぇかソレ」
「土方さんがですぜ」
「ハァ!?」
言ったら真っ赤な顔をするものだからまたまた笑ってしまう。そういうところが可愛いのだ。
で? と返すと案外素直に、土方さんは口を開いた。ボソボソと小さな声で。
「ずっと今のままでいられますように、って」
「・・・俺とも?」
「当たり前だろ」
羞恥故か吐き捨てるようにして背を向けた土方さんを後ろから抱き締めた。
胸一杯に息を吸えば煙草の匂い。臭いけど、もう病み付きだ。
本当可愛いと囁くと、五月蝿いと言いながらも土方さんは微笑を浮かべた。
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