梅々
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あ、お茶飲み忘れてた。
一昨日あたりから書いてたの放置して、お昼ごろからうってたんだよね。
だから、多分次も沖土。これも沖土。
アンタの殻を溶かしてあげよう。
甘い、蠱惑の滴で
secular love
「土方さん、此方向きなせェ」
先程から、頭まですっぽり布団を被り彼方を向いてる土方に優しく話かけた。
・・・可愛いなァ。ホント、もう。
毎回毎回、寝る度土方はこうする。処女でもあるまいし、と呆れるのだがそれでも毎回毎回相手する自分も自分だと思う。
「土方さん」
「・・んだよ」
少し擦れた声で漸く返事した土方に苦笑した。
やり過ぎたか、と。
昨日はいつもよりいじらしかったから、ついつい苛め過ぎてしまったのだ。
「どうしたんですかィ」
「どうした、じゃあねぇよ!畜生・・・!」
「・・・言わなきゃわかりやせん、て」
「・・・なんであんな事したんだろ・・」
本気で自己嫌悪している土方に、首を傾げた。
あんな、事?
昨日の事だろうか?
あんなやっちゃった事?
でも土方さんがやった事、だから・・・。
ノリノリだったのはいつも通り、いやいつも以上だったし。なんだ?
「土方さーん?」
近付き、枕元に腰を下ろした。
「・・・声・・」
その一言で、ピンときた・・・きがする。
土方さんは、理性がきいてる最初のうちは、心の底から抵抗する。キス以外は。だから声も我慢してる。
それで段々理性の欠片もなくなって・・・甘い声を出す。俺が好きな、甘い喘ぎ声を。
で、昨日はいつもよりノリノリだったから、必然的に声も出てた。・・・かなり最初のほうから。
土方さんは変なトコ気にするから―――――多分、その事だろう。
「土方さーん・・・」
ありえない・・・。
なんであんな事したんだろう・・・。
これだけは言える。
昨日の俺はおかしかったんだ。触られるだけで頭がフワフワしたし、いつもより意識がトブのが物凄く遅かった。
・・・最後の最後に総悟が愛してる、と息を乱し言ったのも覚えている。それに、ゾクッときたのも。
女でもあるまいし、あんなにはしたなく嬌声あげて腰ふって。たくさんキスも求めて。
信じたくない。思い出しただけで、羞恥心で頬が染まる。
「ハァ・・・」
「・・・安心しなせぇよ。声、って人が聞いてんのと自分に聞こえてんじゃ違うもんですぜ?」
「・・・本当かっ!?」
ガバッ、と赤い顔をして此方を向いた土方に思わず唇を寄せた。
「ホント」
魅惑的な感じに布団から覗く裸体に、熱をぶり返しつつ耳元で囁いた。
そこでやっと、土方は自分が裸だという事を思い出したのか、バッと布団を上に上げた。
「・・・土方さん、アンタ女じゃねぇんだからそこまで隠さなくとも」
鎖骨辺りまで布団を引き上げなくとも、いいと思う。どうせなら顔だけだす、とかのほうがいい。
――――だって、首筋にも、鎖骨の窪みにも、赤々と行為の痕跡があるのだから。
花に誘われる蝶のように、沖田はその朱の上からまた花を散らした。
「・・・!オイちょっ・・」
「大丈夫。まだ朝まで時間がありやす」
とは言ったが悠々とやる時間はない。・・まぁ散々やったし、馴らさなくていいか。
爛々と瞳を輝かす沖田に逆らえるはずもなく、土方はまた昂ぶってきた熱を感じながら沖田の背に腕を回した。
あと少しでかけるかな。本番。
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