梅々
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考えたら負け。
今日はめっちゃ癒されました(*^^*)
やっぱええなぁ、うまい人の絵を見るのは。それとまるかいてちきゅうのメドレーを聞かせていただきましたし。伊独日英仏米西の順に入ってたけど皆素晴らしいし西の歌ってみたは半端なかった。
頼むから銀魂はキャラソン出さないでくれ。私の財布に優しくあってくれ。だから映画化して?
九月発売のDVDは予約するから!笑顔動画にある予告に続くようなの作って!よみがえりパロでっ!(;o;)
あ、今週の銀魂飴と鞭ですねvv
では夏の中編。
次で終わってくれないかな。
お分かりでしょうけど、オリキャラの口調が定まっていませんww
やっぱええなぁ、うまい人の絵を見るのは。それとまるかいてちきゅうのメドレーを聞かせていただきましたし。伊独日英仏米西の順に入ってたけど皆素晴らしいし西の歌ってみたは半端なかった。
頼むから銀魂はキャラソン出さないでくれ。私の財布に優しくあってくれ。だから映画化して?
九月発売のDVDは予約するから!笑顔動画にある予告に続くようなの作って!よみがえりパロでっ!(;o;)
あ、今週の銀魂飴と鞭ですねvv
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次で終わってくれないかな。
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“雄弁・敬愛”をうたう紅い花。
かげろうゆらゆら夏のざわめき
町中から彼女の家まで行こうとすると、どういうことか坂を登らざるを得ない。川岸から行ったら平坦な道を通るだけなのに。
このあたりの地形の起伏なぞ興味の欠片もないので、そこまで頓着はしないけれど。
景色が揺れる。蜃気楼がゆらりゆらりと、忙しなく視界を揺らす。
二人きりにはなりたくなかった。だからといって、誰かを連れてくるわけにはいかなかった、特に、茶髪の誰かは。
門の脇に百日紅が植えてある。紅い、血を吸ったような花。その下、藤色の着物を着た女が立っている。
「こんにちは」
「・・・どうも」
「どうぞ、お上がりになって」
いけすかなかった、最初から。それは先入観故のことだろうと分かっているけれど、どうする気もない。
でも、それ抜きでも確かに、違和感と呼べばいいのか、妙な感じがする。
ここへ来たのは三度目だ。玄関から過去二回招かれた奥の部屋までの距離もこの館のおおよその間取りも分かっている。職業病だ、なんの意味もない。
「今日は、どういったご用で?」
「お分かりでしょう、貴方様程の人ならば」
女は軽薄な笑みを浮かべた。沖田と一緒のときには見ることのないだろう、笑みを。
年頃の癖に色に疎い。だから、いいことなのかもしれないと思った。自分の色恋は抜きにして、保護者の立場からいって。
だが、この女はどうだろう。遊び慣れているようではなく確かに、淑やかで品のある、格式のある家のものなのだろうが。何か―――――言葉で形容できない何かがある気がする、と勘がいう。
「総悟か」
「ええ」
満足そうに笑った顔に背筋を悪寒が走った。鳥肌が止まない。
この女は、自分にとっては邪魔なものでしかない。祭りの夜、沖田と二人っきりになれたのはこの女のお陰だが、沖田は普通の少年がするように、大事に、この女のことを考えている。そんなありふれた思いを他者に抱けるのかと感心しはしたが、恋愛感情にそれが変わる前に、切り離したかった。
普通の町の娘相手なら諦めた。それが、遊女だったとしても。
「妾の為に身を引いてはくださらないの」
「身を引くって、なにが?」
「愚鈍を装っても、無駄なのに」
「・・・」
「午前中、彼が来ていたの」
あと少しだから邪魔はしないで。
女は歌うように言葉を紡ぐ。それを聞きながら彼女のいれた緑茶で喉を潤す。毒を入れたりはしないと把握しているので、沖田の出すものよりも気軽に飲める。
無機物を掴んだ右手に昨日掴んだ細い腕の感触が甦った。抱き締めたいと思ったのはあまりにもその腕がか弱かったからだとかではなくて、感じた温もりが愛しかったからであって、性別なんかもうどうでも良い。
沖田総悟であれば、否無くてはならない。他の誰でもない、彼で無くては。
大切な者を抱き止めることを放棄し、手に入れられなかったことがあるからこそ、今度は。
「後から来たのはそっちだ。・・・精々好きにすればいい」
「では、そうさせていただくとしましょう。・・・みたらし団子は如何? 彼が買ってきてくれたものですけど」
「いや結構。もう帰る」
「お呼び立てして申し訳ありませんでしたね。ご足労していただいたのに、無駄足になってしまったわ」
困ったように眉を寄せる様は、似ていると思った。
だからってこの女に彼女の面影を重ねることは、無駄なことでしかないんだ、総悟。
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